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絶対に納得いかない名前が、そこにはある。

近ごろ、僕はあるジレンマを感じています。

オリックスの快進撃によって記事の扱いは大きくなる一方、ある単語をよく見かけるようになったからです。

〝猛牛打線〟

放送作家の視点から見ると、どうしても納得がいかないんですよねー😅

一番の理由は「本質をとらえていない」ということ。仕事でタイトルとかキーワードとかキャッチコピーを考えるとき、本質とは違う言葉を選びますか?という。

オリックス「バファローズ」なのだから〝猛牛〟でいいじゃないか。そんな意見もあるでしょう。しかし、それでは名が体を表していないんです。

その証拠に「猛牛」から言葉を連想してみてください。

「激しい」「荒々しい」「重厚」「暴れる」

こんな感じではありませんか?

確かに、オリックスと合併する前の近鉄バファローズは〝猛牛〟のような打線を誇っていました。ぶんぶんバットを振り回して、どかんどかん長打を放つ。〝いてまえ打線〟なんて呼ばれた時期もありましたっけ。

一方、現在のオリックス打線はというと、

「粘り強い」「しぶとい」「勝負強い」「あきらめない」

ってイメージ。追い込まれたらコンパクトに振って、投手に球数を投げさせて、簡単に打ち取られない。

〝猛牛〟にも〝いてまえ〟にも当てはまらないんです。

しかも、バファローズだから猛牛だなんて安直だという思いもあります。

ベイスターズなんて〝マシンガン打線〟でしたし、
ファイターズだって〝ビッグバン打線〟でした。
ライオンズにいたっては〝山賊打線〟笑

つまり、チームの愛称と打線の名前に相関性はいらないのです。

そもそもブレーブス(勇者)、ブルーウェーブ(青波)と名乗ってきたチームが猛牛と呼ばれることに違和感を覚えますし、現在の首脳陣にオリックス出身はいても、近鉄出身はいません。

そこで、オリックスさんに申し上げたい。

打線に今こそ本質をとらえた命名をしませんか?

本質をとらえた名前を付けると、こんな効果も期待できます。

①自分たちが「その気」になる。
②相手が「重圧」を感じる。

オリックスも〝ブルーサンダー打線〟時代はそうだったと思うんです。

逆に〝ミックスモダン打線〟時代は損をしていたのではないでしょうか。……実際にあまり得点できなかったし。

では、どんな名前にしましょうか。

粘り強くて、しぶとくて、勝負強くて、あきらめない。さらに万年最下位だったこれまでを踏まえると、

〝下剋上打線〟とか?

〝ジャイアントキリング打線〟とか?

う~む、もう一声かな。あなたなら、どんな名前を付けてくれますか?

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21世紀のオリックスが、如何に暗黒だったかがわかります笑


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