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息子が緊急入院しました。僕が判断を誤らなかったら……。

親として、とても不甲斐ない気持ちになりました。

火曜日のあさ。

息子が、嘔吐したんです。それも、何度か。

頭痛を訴えることはあっても、胃腸の異変というのは珍しく、あまりに辛そうだったので、近くの小児科・内科に連れていきました。

レントゲンと血液検査をした結果、診断は「便秘」とのこと。

ウイルスの心配をしていたので、ひと安心。りんごを食べさせ、もらった5種類の薬を飲ませて、様子を見ることにしました。

しかし、また嘔吐。

水分を摂らせたら、またまた嘔吐。

30分経っても、1時間経っても、あまり症状がよくならない……。

その後、何も口にしないことで嘔吐感は薄れていったのですが、夜になると今度は腹痛が出てきました。

最初は軽い痛みだったのが、どんどん悪化。遂には我慢できないほど酷くなってしまいました。お腹を抱え「痛い痛い痛い痛い」と喘ぐ息子。

その姿を見て、僕は思い出さずにはいられませんでした。

クローン病という消化器系の難病を持っていた、妻のことを。症状が似ている……。まさか、遺伝? それとも、ほかの原因が?

深夜で、かつ動けなさそうだったので、コールドクターに来てもらうことにしました。電話で状況を伝え、到着を待つこと30分。

問診と触診の結果は、僕にとって想定外のものでした。

「良くて重い便秘、悪くて虫垂炎。今すぐ精密検査を」

……ちゅ、虫垂炎?

根拠は3つ。①最初はお腹の左側にあった痛みが、右下へと移動してきている。②発熱してきた。③触ると、お腹が硬くなっている。

急遽、受け入れてくれる救急病院を探すことになりました。

3カ所目でやっとOKが出て、すぐさま移動。

CTスキャンをして、虫垂炎であることが確定したのです。

検査をして、結果を待って、翌日に行なわれることになった手術の説明を受けて、入院の手続きをして、僕が家に帰ったときには夜が明けていました。

実に長い1日でした。

息子がこんなに苦しんだのは、僕が判断を誤ったからです。

最初から大きな病院に行くべきだったし、コールドクターを挟まないで救急外来に電話するべきだった。

そもそも、薬の効果が薄いことに疑問を持たなかったのがよくない。

医師の診断を絶対だと思って、考えることをやめていたんですね。

この点が、最大の反省点です。仕事をしているときは、細かいところまで気にするのに。判断を誤ったことで、時間も、お金もロスしました。

今回の教訓――。

健康に関しては、おかしいと思ったら様子を見るのではなく、すぐさま行動すること。そして、勝手に納得しないこと。

虫垂炎が判明したとき、息子はこう言ったんです。

「ありがとね」

お礼なんて。むしろ、謝りたいよ。ごめんな。

そして、そんな言葉をかけてくれて「ありがとね」

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息子はきのう退院できました。しばらくは「胃腸にやさしい料理」とのこと。こういうときは、どうしても「妻がいてくれたらなあ」と思ってしまいますね。

野菜があまり得意ではないので、考えるのが大変。よかったら、アイデアをくださいませんか😅

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