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自分の良さって、なかなか気付けないものですよね?

前回、アスリートの言葉は時に人生のヒントになるという話を書きました。

アイデアに詰まったり、筆が止まったりしたとき、どのように気分転換(現実逃避)するかで閃きに違いが出るかも、っていう。

今回は〝自分の良さに気付く方法〟について書こうと思います。

皆さんは「ブレイキン」をご存知でしょうか?

2024年のパリ五輪で新しく採用される競技で、いわゆるブレイクダンスのことです。

DJがかける音楽に合わせて即興で踊るのですが、フィギュアスケートのような明確な採点基準はなく、重視されるのは「唯一無二のオリジナリティ」だといいます。

実はこの競技、日本人のメダル候補がいます。

〝Shigekix(シゲキックス)〟こと、半井なからい重幸選手。

その競技人生は、驚きの一言です。

9歳のとき、すでに1年の半分は海外遠征!
18歳のとき、世界最高峰の大会で史上最年少優勝!
20歳になった現在、国際大会で46回も優勝!

これだけの実績を挙げられる理由は「唯一無二のオリジナリティ」にあります。

『報道ステーション』でのインタビューで彼はこう語っていました。あ、ちなみに未放送の部分です。

「どんな技を覚えるとかよりも、最初に自分自身の全てを受け入れるっていうのが僕はファーストステップだと思うんですよ」

海外を見渡せば、自分より身長も高くて手足も長い選手ばかり。ダイナミックさでは勝てない。

だったら、どこでオリジナリティを出していくかって話になりますよね。

「文化とか育ちとかもそうですけど、違いって実際あるんですね」

「自分が経験してきたこと、考え方全てを個性にしていく」

経験と考え方全てを個性にしていくとは、どういうことなのか。

シゲキックス選手は、人との違い、様々な価値観に触れることで自分がなにを持っているか見えてくるといいます。

だから、昔から極端に反対の考え方をしている人に興味があったのだとか。

「いろんな国に行っていろんなご飯を食べたら、どれだけ日本食が美味しいかってことに気付くわけじゃないですか。味噌汁おいしいみたいな」

「自分がいる当たり前の環境が、どれだけほかの人たちにとって特別かとか、どれだけほかの人から見て新鮮な文化なのかっていうところに気付ける」

結局、自分の良さって〝気付く〟ものではなく〝気付かされる〟ものなのかもしれませんね。


今回の話を書いていて、ある名言を思い出しました。

「優れるな、異なれ」

誰かを追い越したい。でも、そう考えている時点で同じレールを走ってしまっている。だったら、そこから降りて異なるレールを走ってみよう。先頭で走っているのは、あなただ。

これを言ったのは、オリエンタルラジオの中田敦彦さんです。

シゲキックス選手の言葉と併せて覚えておきたいと思いました。

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