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きょうは主張したいことがあります。

「コンプライアンス」という言葉を仕事場で聞くようになったのは、もう何年前のことでしょうか。

最近ではリモート会議ならではのパワハラがあるそうで。

上司がカメラオフになっている部下に対して「いる?」「聞いてる?」と確認しただけでも、アウトの可能性があるんですって。こわーい。

僕は仕事中に熱くなることがあるので、パワハラには要注意。そして密かに心配しているのが「ジェネレーションギャップ・ハラスメント」(ジェネハラ)です。

僕の場合、年下ばかりの仕事場で、古い漫画ネタを引用する。

以前、こんなことがありました。

『スラムダンク』に出てくる「左手はそえるだけ」が通じない……。

さらに先日も、あるディレクターとの打ち合わせで同じような事件が起きました。

内村航平選手が「理想は、見ている人の時が何秒か止まるような着地」とインタビューに答えていたというので、こう相槌を打ったんです。

僕「Dio様だね」

すると、向こうは苦笑い。

彼「わかんないっす」

な、なんということでしょう。30代半ばだから大丈夫と思っていたのに、ジョジョネタが通じなかったのです。

僕は動揺を抑えつつ、説明をしました。

Dio様とは作中で最も有名なキャラクターのひとり。「世界 ザ・ワールド」という能力を持っていて、数秒間だけ時を止めることができる。

そしたら……。

彼「ジョジョなんて読んでないですよー」

ジョジョ〝なんて〟……?

僕「てめーはおれを怒らせた」

あァ、このセリフも通じないのか。僕の憤り、わかってくれます?

こんな会話をしたあとは、大体「せきさんはまたマニアックな……」みたいな空気が漂うんですよね。

でも、僕は声を大にして言いたい。

ここら辺の漫画ネタはジェネハラではない。

〝一般教養〟であると!

週刊少年ジャンプ黄金期に連載されていた作品は『枕草子』とか『源氏物語』とかと一緒だと思っています。

「春は」とはじまったら「あけぼの」と答えるように「左手は」とはじまったら「そえるだけ」なんです。

素晴らしい文学は後世に伝えていきたい。それと同じで、素晴らしい漫画も後世に伝えていくべきではありませんか?

これこそ、僕の主張。

もちろん暴論だということは自覚しているので、僕をジェネハラで訴えるのはやめてね😏

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