【農】梅雨の自然農畑
こんにちは。Hierroのyuiです。
5月末から6月はじめまで22日間かけて、西日本ロードトリップをしていました。日本という大地の美しさと力強さを改めて感じさせられる良い旅となりました!
日本は田舎が熱いです🔥
旅から帰ったあたりから梅雨が始まり、雨の恵みを受けて、畑の野菜たちもすくすく育っています。
今日は、自然農畑の"いま"を少しご紹介しようと思います。
多品種少量の自給農への挑戦
私の【農】テーマは、ゆるっと自然農です。
頑張りすぎない、気合いを入れすぎない。
なぜなら、食は毎日のことだからこそ、持続可能であることが重要です。どんな状況でも続けていけるように、時間と費用を可能な限りかけないことが大切だと思います。
自然農なので、しっかり耕したり、肥料を入れて土を作ったり、追肥をしたり、ネットで害虫対策をしたり、毎日水をあげたり、そういうことはしていない野菜たちです。
3年目の自然農畑
この5~6月に毎日の癒しを与えてくれたのは、いちごちゃん。
2〜3日に1度、1〜2粒取れたかな。朝起きて摘んで食べるのが楽しみでした!冬に霜で枯れてしまって、ダメなのかな〜・・・と思っていましたが、春になると、どんどん葉をつけ、実をつけてくれました。本当に逞しい。
例えば、20日で育つと言われている二十日大根も、うちの畑だと2~3ヶ月かかったりします。でも、2~3ヶ月後にはちゃんと収穫でき、味もしっかり美味しいです。
その野菜のペースに合わせて、ゆっくり待ってあげればいいだけ。この大根も4月2週目に播種。もう少し様子を見てみたいと思います。
菊芋のエネルギーには感服です。いっぱいできたものをいっぱい食べればいいやって思考回路の変換です。
今年は陸稲にも挑戦です。今は芽出し。そろそろ植え替えなければ!
菌ちゃん農法を試してみます
今年は別の敷地で菌ちゃん農法を試してみることに。2月に一生懸命、土づくりを行いました。
使った栄養の元は、木の枝や竹、落ち葉や枯れ草、生ごみなど。しっかり発酵させるため、3~4ヶ月待って、定植を始めました。
さすが菌ちゃん農法。
かぼちゃ、きゅうり、トマトがすくすく育っています!
ナスと唐辛子は少し時間がかかっています。
さつまいもは先日苗をいただいて定植。これからの成長が楽しみです。
芋や根菜類はとくに、根が成長することが大切で、葉がいくらもりもり育っても、根っこは小さいなんてことがあるので、掘るまでのお楽しみ。
菌ちゃん畑、3畝残っています。目下、発酵中です。
枯れ草を漉き込んだ自然畑
去年収穫したさつまいもは30センチほど穴を掘って、枯れ草・米糠・土をミルフィーユ状に重ねて温床を作りましたが、上手くいかず、、、10個ほどの種芋のうち、一本しか芽が出ていません。
でも野菜って突然ひょっこり芽を出したりするので、わからないですね😆
ネットをしていない畑は、いろは🐕が守ってくれています。
いろはは、ガイドリールを辿りながら、縦横無尽に動き回るので、一番手前の畝は、その被害を受けるのですが(笑)、里芋はいろはに踏まれながらもすくすく育っています。里芋、逞しい!ありがとう!
枯草を漉き込んだ畝のじゃがいも。葉は小ぶりですが、変色もしてきて、そろそろ収穫どきかな。じゃがいもは小さいとそのままパクッと食べられるので、むしろ食べやすいなと思います。
びっくり箱のコンポスト畑
こちらは、コンポストから出てきたじゃがいも。コンポストに生ゴミを捨てますが、このコンポストから、色々な芽が出てくるのです。
去年は大量のかぼちゃと茄子がコンポストからなりました。うちではコンポストはびっくり箱畑として、今年は何が出るかな〜と楽しんでいます!
別のじゃがいも畑。鹿に食べられながらも育ってくれています。自然は強いです。
広がる自給農
最近、ひっそり始めているのが果樹園づくり。
食べたフルーツの種を取っておいて、ポットに植えると芽が出てきました!びわ、すもも、さくらんぼ、カラマンダリンなど。これで果樹できたらめちゃめちゃロマンあるなあ💗
原木しいたけも3月頃に仕込みましたが、梅雨が始まり、ようやく菌が広がり始めました。
日進月歩のゆるっと自然農
ゆるっと自然農の目標は、ある程度の作物を自給できるようになること。
100%自給にはまだ遠く及ばずですが、これらの野菜が十分育ち、十分収穫出来たら、十分な食糧となってくれるでしょう。
小松菜やほうれん草などの葉菜があるといい感じですね!玉ねぎや人参の根菜類は、秋〜冬は大切な栄養源になるので、育てたいな。
例えば、たまにブロッコリーやキャベツが食べたいなと思えば、それは買ってもいいと思います。他の農家さんと交換してもいいし。日常の食事と考えるとこれらが家にあれば十分と言えるのではないでしょうか。
うん、まず、野菜はいい感じです❤️🔥これからは調味料や発酵食品、そしてお米にも挑戦したいですね。
ゆるっと自給農、楽しんでやっています。でも確実に去年より、色々なものが実っているし、たくさんのことに挑戦できています。
ゆるっとであれば、誰でもできる。自然の力を味方にすることで、気張らなくても、上手いこと行くと思うんです。
農薬や肥料を用いた田畑を見慣れた人にとっては「雑草だらけ!」「なんだかカオス」「葉も実も小さい」と感じるかもしれません。
効率性や均質性を追い求めず、あるがままに育てています。与えられた環境ではなく、その土や天候、状況に合わせて生きるので、とても逞しく育ってくれます。
人間にばかり多様性を求める昨今ですが、自然こそ、多様性と共助共栄、そして循環の中で、いのちを育んでいます。
形が悪くても、味が薄くても、苦味を感じても、小さくても、今年は不作でも、いのちであることに変わりはない。
間引いた子たちも、ちゃんと食べるか、土に還す。いのちのバトンを繋げることで「宇宙を生きている」と感じさせてくれます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?