Chie Takahashi

Chie Takahashi

マガジン

  • 『ひとのちから、まちのちから。』〜川村朋和さん編〜

    バンド界隈・特にギタリストやベーシストの間で知らないミュージシャンはいないのではないか、というエフェクターブランド・One Control(ワンコントロール)。 そんなOne Controlという機材を生み出している会社が、岩手県にあることをご存知でしょうか。 10月度はその会社・LEP INTERNATIONALで代表を務める川村朋和さんのお話をお届けします。 インタビュー前は“私の話なんか掘っても何も出ないし弱いかもしれないんですけど”と笑いながら語っていた川村さんでしただが、とんでもない!!! 仮に楽器や機材そのものに全く興味等がない方でも読み進めてほしいなと思っています。 川村さんの生き方は“好きこそ”ものの何とやら、で、自分が信じたことをやってみる強さをくれるお話だと感じています。

  • 『ひとのちから、まちのちから。』〜鎌田仁さん編〜

    毎月1人の人物に「必ずお尋ねする4つの質問」を柱に お話を繰り広げていくインタビュー 福島県南相馬市で 今年は10月5日(土)に開催される「騎馬武者ロックフェスティバル」 実行委員長・鎌田仁さんのお話を今月はお届けします 2014年にうぶ声をあげたこのフェスは ロックフェス、とタイトルにありながらも 東日本大震災があって “ただいま”そして“おかえり”と言いあえる場所でもあるフェス 普段はお仕事をしながらも 騎馬武者にも思いを持って取り組んでいる鎌田さんですが 今回のインタビューを通してわたしも知らなかった過去が明らかに…! このインタビューで鎌田さんを知っていただき ぜひ今年の騎馬武者ロックフェスの会場で 鎌田さんに直接、あんな話こんな話で話しかけてもらえたら嬉しいです 基本的に毎週(金)更新します お楽しみに!

  • 『ひとのちから、まちのちから。』〜U太さん(四星球)編〜

    毎月1人の人物に「必ずお尋ねする4つの質問」を柱に お話を繰り広げていくインタビュー 7月は 四星球(すーしんちゅー)ベーシストで、 バンドのマネージャー&自らの事務所社長も務める U太さんのお話です 結成から20年を超えて今なお 機材車には楽器とたくさんのダンボール小道具と夢を積み込んで 四国を拠点に北から南まで ライブハウスからフェスにお祭りまで 全国各地を駆け巡っています バンドマンとマネージャーの兼務は大変では? そもそも徳島からの移動って大変では? …「?」がいっぱい!!! そんなバンド、そしてU太くんに迫ってみました いざお話に耳を傾けてみると 「徳島」を拠点にしているからこそ だからこそ見えてくる “まちのちから”がわかるお話をうかがうことができました 基本的に毎週(金)更新します お楽しみに!

  • 『ひとのちから、まちのちから。』〜佐藤和夫さん編〜

    毎月1人の人物に「必ずお尋ねする4つの質問」を柱に お話を繰り広げていくインタビュー 9月は 実の四兄弟バンド・SaToMansion(サトウマンション/通称サトマン)で ボーカル&ギターを務める 四兄弟の三男 佐藤和夫さんのお話をお届けします 知り合った時はTEXAS STYLEというバンドだった彼が 今のサトマンに至ったこと そもそもバンドや音楽を始める前のことや 盛岡のライブハウス・クラブチェンジとの絆 このインタビュー企画を始めて良かったと我ながら思ってしまうほど 今回も知らないお話がいっぱいです 彼らのふるさと・岩手県二戸市で 今年も10月26日(土)に開催する「南部事変」にかける思い そしてそれは盛岡市で開催されている 「いしがきミュージックフェスティバル」ともつながっているということ ぜひお一人でも多くの方に知っていただきく 9月の毎週(金)更新します お楽しみに!

  • 『ひとのちから、まちのちから。』〜千葉裕昭さん編〜

    毎月1人の人物に「必ずお尋ねする4つの質問」を柱に お届けするインタビュー 6月は KESEN ROCK FESTIVAL実行委員長であり 東日本大震災のあと岩手県大船渡市に完成したライブハウス・KESEN ROCK FREAKSの代表を務め  かつ 継いだ家業でも連日お忙しくされている千葉さんは 身近な方からアーティストまで “ひろあき”というそのお名前から“ヒロポン”の愛称で親しまれています (今回のインタビューもいつも通りその呼び方で進めます) 5年ぶりに今年は開催されるKESEN ROCK FESTIVALのお話を中心に 実はヒロポンさんご自身も東日本大震災ではものすごい経験をされていたことや ヒロポンさんを知る人ならちょっと意外に思えたり 知らない方でも“これちょっと分かるなぁ”と共感ポイントが出てくるお話だったと思います 基本的に毎週(金)更新します お楽しみに!

最近の記事

④『MUSIC CHINA2024』レポート&川村朋和さんの“これから”

【「③川村朋和さんが大切にしている言葉」から続く】 この回では、川村さんが10月に行ってきた中国のイベントのことを伺います! 川村:『MUSIC CHINA 2024』というイベントですね。元々は『Musikmesse』っていうドイツのイベントがあって、ドイツの企業が中国でも見本市を始めて、正式なところは分からないですがドイツでやっていた見本市はなくなって『MUSIC CHINA』だけになっている感じで。2012年からかな、コロナの期間以外は毎年『MUSIC CHINA 』

    • 騎馬武者ロックフェス2024のこと<MUSHAステージでのうふ、ふ>

      【All Photo by Tomoyo】 <序章>と題して書いてきた続きで、今回の騎馬武者ロックフェス(以下キバムシャ)でわたしがマイクを持たせていただいた<MUSHAステージ>での思い出をこちらに。 トップバッターはイシワタケイタくん。ケイタくんと知り合ったのもこのキバムシャ。ケイタくんの歌がはじまると、ケイタくんのギターが聴こえると、自然と人が集まってくる。MUSHAステージのエリアからはその様子を見渡せるので、“音の力ってすごいな”ってスタートから毎回、思わされま

      • 騎馬武者ロックフェス2024のこと<序章>

        まずはこの日・「騎馬武者ロックフェス2024(以下キバムシャ)」にお越しくださった皆さん。わたしからも本当に、ありがとうございました。終わってみて、昨年の最高を今年には更新してしまう1日でした。 …ということを記録として書いていこうと思いつつ、まず最初にお伝えをさせてもらうと。わたしの体調が、仕事をしていてワースト1か2位ぐらいにひどい状態でした。完全なる風邪をこのタイミングで引いてしまうなんてマイクを持つ仕事をする上では失格で、日を追う毎にひどくなりこの日を迎えてしまったこ

        • ③One Controlの生みの親・川村朋和さんが大切にしている言葉

          3つ目の質問で、川村さんの座右の銘や大切にしている言葉を教えてください。 (しばらく考えてから)若い頃にしょっちゅう使っていたのは、“proof”という言葉です。“証明”とかそういう意味ですけど、例えばインタビュー②で話した中国での工場建設の話もそうですし、エフェクターを作るとか、私の考えていることはかなり…皆にも馬鹿にされるような感じで、止められてるんですよ。止められる、というより“無理じゃない?”みたいな感じで。でもアメリカとかの友達に話すと、“それは結果で見返すしかない

        ④『MUSIC CHINA2024』レポート&川村朋和さんの“これから”

        マガジン

        • 『ひとのちから、まちのちから。』〜川村朋和さん編〜
          4本
        • 『ひとのちから、まちのちから。』〜鎌田仁さん編〜
          6本
        • 『ひとのちから、まちのちから。』〜U太さん(四星球)編〜
          6本
        • 『ひとのちから、まちのちから。』〜佐藤和夫さん編〜
          4本
        • 『ひとのちから、まちのちから。』〜千葉裕昭さん編〜
          5本
        • 『ひとのちから、まちのちから。』〜岡野シゲオさん編〜
          5本

        記事

          ②One Controlの生みの親・川村朋和さんのそばにある1曲

          どこにいようが世界を相手に勝負できると思わされるインタビュー①の話からの続きで。ヴィンセント・ギャロも購入した機材等々、どのように手に入れていたのでしょう? 普通にヤフオクとか、東北全てのハードオフはぐる~っと回って買い漁ってまして、BeeBaaもそれで見つけた…かもしれないですね。 それがスタートで、(自前の)ウェブサイト等もなく、ただeBayで物を売るということだけでした。そしたらeBayでの販売を通して仲良くなったアメリカの友達から“自分でエフェクターを作っていて日本で

          ②One Controlの生みの親・川村朋和さんのそばにある1曲

          『music with you!〜四星球vsデラックス×デラックス』 ありがとうございました!!

          9月19日(木)新宿LOFTで開催したイベントにお越しくださった方、来られなくともSNSで拡散したり盛り上げてくださった皆さま、本当にありがとうございました。 わたしはイベントでMCをすることはあっても、ライブイベントを自ら組むのは初めての経験で、ライブの日の1日はこんな風に動いているんだな…というのも見ることが出来た日にもなりました。ライブ本編のレポートは素敵なお写真メインに掲載したこちらもご覧いただきつつ。こぼれ話をぜひ。(ステージ写真:丸山恵理) リハーサルはこの日の

          『music with you!〜四星球vsデラックス×デラックス』 ありがとうございました!!

          ①One Controlの生みの親・川村朋和さんを育てた街は?

          では1つ目の質問から、「川村さんを育てた街はどこでしょう」? 岩手県、ということになりますね。花巻で仕事をしてるんですけど、クラブチェンジ(岩手県盛岡市)といったライブハウス、仙台のRensaといったライブハウスとか、東北のライブハウスで色々なかっこいい音楽に触れることが出来て、私の人格とか人間を形成してくれている。これまでのことを通して自分の仕事も見つけることが出来て、岩手県で生まれて育ってきて、本当に良かったなという思いです。 でも…“岩手で生まれて良かったな”と思えるよ

          ①One Controlの生みの親・川村朋和さんを育てた街は?

          ④佐藤和夫のこれから:南部事変に向けて

          【「③佐藤和夫が大切にしている言葉」から続く】 インタビュー最後には“これから”というお話を聞いていますが、やっぱり南部事変のことを語ってもらわないと、ね! ですね!今年も、10月26日(土)に(岩手県)二戸市・「カシオペアメッセなにゃーと」という所でやります! 南部事変というイベントは、自分が刺激を受けた、手作りでやっている音楽イベントというものを絶やしちゃいけない、っていう思いがまずあって。少子化とも言われてるけど、若い人たちもたくさんいる。そういう人たちに“音楽イベ

          ④佐藤和夫のこれから:南部事変に向けて

          ③佐藤和夫が大切にしている言葉

          【「②佐藤和夫のたいせつな1曲」から続く】 3つ目の質問は“座右の銘や、大切にしている言葉”です。 うーん……今、パッと思いついたのは黒沼亮介(盛岡・クラブチェンジ代表)が酔っ払った時に言った“綺麗に殺せ”っていう言葉だけど、“殺せ”はダメだよね(笑)? その意味まんまで使うのは当然よろしくないけど、ちゃんと意味合いがあるはずよね? そう。ステージに立つ人間はカッコ良くいなきゃ駄目で、カッコ良く人の心に刺さらなくちゃいけない。MCの言葉だって選ばなくちゃいけないし、音数も多

          ③佐藤和夫が大切にしている言葉

          ②佐藤和夫のたいせつな1曲

          (インタビュー①の話から続きます)紆余曲折あっても、岩手に帰るっていう選択はしなかったんだね。 そうだね。“帰って来いよ”って何回か言われたこともあったけど、何も成し遂げずに帰るのはちょっと…それこそ、カッコ良くないんじゃないかなって思って。それで、TEXAS STYLEっていうバンドは一旦、ひと区切りをつけて。勝負のバンドをやろうってことで、SaToMansionを組んだ。自分たちがやりたい音楽を吐き出すバンドではなくて、求められるバンドになろう、って。 兄弟4人が集まって

          ②佐藤和夫のたいせつな1曲

          ①佐藤和夫を育てた街は?

          お互いにいつも通りの話し方で進めて行きましょう。まず最初の質問は“あなたを育ててくれた街はどこ?と聞かれたら”? 3つあるんですよ。生まれた場所の(岩手県)二戸市、初めてオリジナル曲でライブを演った(青森県)八戸市、そして一番育ててくれた場所が(岩手県)盛岡市、と。 それぞれの場所について聞きましょうか。 二戸はライブというものを体感した場所なんですよね。ライブハウスというものはないけど、(ざっくりと1980年~90年代の)バンドブームのぶら下がりで賑わってた時代で。公民館

          ①佐藤和夫を育てた街は?

          ④騎馬武者ロックフェス実行委員長が語る“これから”

          【「③騎馬武者ロックフェス実行委員長の座右の銘」から続く】 では鎌田さんにも最後の質問を。“鎌田さんのこれから”という部分に関して語っていただくことはやっぱり、10月5日(土)開催の「騎馬武者ロックフェスティバル2024(以下キバムシャ)」について、ですよね! はい!そうです!着々と進んでる中で、去年と同様に今年も2つステージがあります。ワークショップとか飲食もね、去年と同様こだわってますよ。栃木の美容師さんとか、アロママッサージとかね。通路から丸見えで、歩いてる人に見られ

          ④騎馬武者ロックフェス実行委員長が語る“これから”

          ③騎馬武者ロックフェス実行委員長の座右の銘

          【「②騎馬武者ロックフェス実行委員長の大事な1曲は?」から続く】 3つ目の質問、鎌田さんの座右の銘や大切にしている言葉を教えてください。 う〜ん…(しばらく考えて)“継続は力なり”かな。それか、“有言実行”か。バンドもそうなんだけど、ずっとやり続けないと、途中で止まっちゃうと…全てがね、止まるような気がしてて。 音楽というものにずっと携わってて、絶対に音楽だけは辞めないっていう気持ちで来たからこそ、今があるんだなぁって思ってて。途中で“や〜めた”って辞めてたら、銀行員とか役

          ③騎馬武者ロックフェス実行委員長の座右の銘

          ②騎馬武者ロックフェス実行委員長にとっての大事な1曲は?

          【「①騎馬武者ロックフェス実行委員長・鎌田仁を育てた街は?」から続く】 2つ目の質問です。“鎌田さんのそばにある大事な1曲”とは? 初めてドラムを叩けて感動できた曲が、ブルーハーツの「情熱の薔薇」です。ドラムを練習して、最後まで叩けた。中3の時ね、今でもちゃんと覚えてます。当時、(練習)スタジオなんてないじゃない、でも久保ってヤツの自宅にドラムセットがあって、ギターのヤツともう、近所迷惑になるぐらい練習してたの。 そもそも中学でドラムセットを所有してる人って中々いないよね。

          ②騎馬武者ロックフェス実行委員長にとっての大事な1曲は?

          ①騎馬武者ロックフェス実行委員長・鎌田仁を育てた街は?

          鎌田さんともいつも通りの話し方で、4つの質問をしていきますね。1つ目・“鎌田さんを育ててくれた街は?”と聞かれたら? やっぱり地元ですよね、福島県双葉郡浪江町というところです。二十歳ぐらいに“家にいたくない!”と、仕事のために南相馬に引っ越して1人暮らしを始めたんですけども。弱電関係の仕事をしつつバンドをやってました。 バンドを始めたのは? 中学生です、同級生が“やろうか!”って。それで先輩に呼び出されて“弾いてみろ”って渡されたのが6弦あってギターだったんですけど、そもそも

          ①騎馬武者ロックフェス実行委員長・鎌田仁を育てた街は?

          2024年9月19日(木)@新宿LOFT〜四星球vsデラックス×デラックスのこと〜

          7月24日にこの公演の告知を始めて、SNS上では自分史上5本の指に入る反響をいただいてびっくりしたと同時に、このツーマンをとても好意的に見てくださっている方ばかりで本当に嬉しかったです。 でもそもそも、もしかすると何故このツーマンに至ったかというのも…いや、知っていただく必要などないことなのですが、わたし的にはストーリーがあったことを、ちょこっと伝えさせてください。 四星球というバンドの存在を知ったのは、2009〜10年頃だと思います。岩手県盛岡市で開催されている「いしがき

          2024年9月19日(木)@新宿LOFT〜四星球vsデラックス×デラックスのこと〜