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『文系AI人材になる』人のための手引き

著書:文系AI人材になる: 統計・プログラム知識は不要
著者:野口竜司

この本を読んだきっかけ

  • ChatGPTを日常的に使い始めたが、AIの基本が理解できていなかったことに気づいた。

  • 自分に合ったAIツールを見極めたいと思った。

本書の3ポイント

ポイント1:AIとの「5つの共働きスタイル」
ポイント2:文系AI人材の必要性
ポイント3:AI企画100本ノック

ポイント1: AIとの「5つの共働きスタイル」

  • AIの活用方法は状況によって異なる。

  • 大きく5つのスタイルに分けられる。

    • (一型:人間だけの業務。マネジメントやクリエイティブなど)

    • T型:AIが人間の効率を上げる。接客や営業、教育など

    • O型:AIが新たな可能性を開く。医療や法務、予測分析など

    • 逆T型:人間がAIをサポート。データ入力や運転など

    • I型:AIが業務を完全に代行。注文処理や監視など

参照:https://amzn.asia/d/i0o1aTW
  • AIは時にロボットのように代行してくれたり、時にはアイデアの壁打ち相手・アドバイザーとして機能する。

  • よくよく思えば、私はリサーチをAIに頼り、ChatGPTをアイデア出しのパートナーとしている。ChatGPTを使うみなさんも、きっとそうでないだろうか?

※本書では別角度から、より詳細に「機能4×代行or拡張」の8タイプで紹介している。本記事では割愛する。

ポイント2:文系AI人材の必要性

  • 本書では、これからのAI時代を牽引するのは「文系AI人材」と記されている。

  • これまではAI開発に注目が当てられ、ChatGPTがリリースされるまでは世界中が我先にと開発に励んでいた。

  • そしてついにChatGPTがリリースされることで、個人ユーザーが爆増。 AppleのSiri(2011年)、AmazonのAlexa(2014年)、Google Assistant(2016年)、MicrosoftのCortana(2014年)などのスマートアシスタントとは比にならないレベルだ。

  • いよいよAIを「使う」側の番。つまり文系の出番だ。

  • 今後はAIを「使う」立場が重要になる。

  • 今ではAIを自ら作る必要はなく、ノーコードAIサービスを使えば誰でも作成できる。

  • このような環境下では、AIを作るのか使うのかの判断能力が欠かせない。同時に、これからはAIをうまく「使う」人がビジネスを動かしていくだろう。

  • AIの導入数が増えれば増えるほど、「AIを作る仕事」以外の仕事が大量に発生する。

  • AIを現場で動かすための「本番稼働AIシステムの構築」や、現場でAIを利用し続けるための「運用管理」も彼ら(文系)の仕事だ。

  • これらの仕事以外の、AI活用に必要なすべての仕事を担うのが、「文系AI人材」だろう。

ポイント3:AI企画100本ノック

  • AIに関する幅広い視点を提供してくる本書だが、やはり最後はアウトプット、AI企画100本ノック。

  • 100本まで行かなくとも20本くらいは作ってみては如何だろうか?

  • ここでポイントなのが、「人間が想像できるAIはいずれ実現されていくことを前提」に、アイデアを小ぶりなものにしないで考えることだ。

  • 機会があれば友人2~3人とやってみることもお勧めする。

  • もし思い浮かばなければ、本書最後にある活用事例を見ながら考えてみてほしい。

まとめ

  • 本書は、AIを理解し、活用するための実践的なガイドを提供してくれる。

  • 作る側から、作るか使うかを判断する文系AI人材がこれからの時代をリードする。

  • AIとの共働きスタイルを理解し、AI企画を通じてアイデアを具体化することが重要。


取り入れる行動

  • AIの共働きスタイルを自身の業務と照合し、何雨を一番使うか1つ選ぶ。

  • 選んだスタイルをもとに20本AI活用策を作成する。

行動による理想の状態

  • AIを業務で日常的に作る。

  • 応用するための共通点を理解し、社内展開している。

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