『私の仕事は福祉ときどき何でも屋さん』
どうも福祉の支援員から、焼き芋屋さんまで幅広く変化するお布団こもりです。
先日、勤務している福祉施設にて秋祭りというのが開催された。
施設の入所者や、通所して来られる方は勿論の事、近隣に住まわれている住民達も参加する事が出来るイベントである。
コロナ禍だった事もあり、地域住民を招いては3年ぶりの開催となった。
普段は就労継続支援B型の支援員として勤務しているお布団こもりであるが、イベントの日に限っては、時には音響担当であったり、焼き鳥屋さんであったり、駐車場の誘導員、はたまた焼き芋屋さんになったりとしている。
今年のお布団こもりの担当は、パン屋さんであった。
パン屋さんといっても、ジャムおじさんのようにパンを焼いたりとかはせず、近隣のパン屋さんから、大量のパンを仕入れ、施設のイベントで販売するのである。
今回はメロンパン、あんぱん、お肉が入った惣菜パンの3種類を用意した。
他の出店は、唐揚げ、豚汁、焼き芋などなどの強力なラインナップであった。
この強力な布陣に勝てるのかな?と思い、イベント開催までせっせと出店の飾り付け等の準備を行う。
イベント開始の時間が迫ってきて、いつもの仕事のテンションではパンが売れない気がしてきた。
これはもう恐山のイタコさんばりに、パン屋さんを憑依しないといけないと思ってきた。
そんな事を準備をしながら考えていると、ある名案が思い浮かんだ。
それは、先日「北海道物産展」に行った記事を書いた。(下の記事から読めます。)
そこでは、さまざまな商品を元気良く販売する店員さん達ばかりであった。
これだ!と思い、この施設のイベントを北海道物産展の気持ちでやれば良いんだ!と思い、自分を物産展の店員さんと思い込んで、パンを売る事に決めた。
イベントの開始時間になる。
続々と施設の利用者さんや、地域のお客さんがやって来た。
北海道物産展の店員さんとなったお布団こもりは、猛烈な明るさと声の大きさでパンを売りまくった。
すると150個程のパンをイベント開始から3時間程で完売したのである。
それは、どの出店よりも1番早い完売であった。
私の事を今後はスーパー販売員と呼んで貰っても差し支えない。
私の天職は福祉だと思っていたが、もしかしたら販売員さんだったかも知れない。
冗談はさておき。
どこの福祉職もこのような何でも屋さんになる訳では無いと思うが、このようなイベントが多くある施設だと、私のような事は多くあるのではないだろうか。
福祉職といえば、キツいとか大変そうと思われがちであるが、私はこの仕事は幅が広くて楽しい仕事だと思う。
帰り道に自分用に買った惣菜パンを頬張りながら、また今度イベントがあった際は何屋さんになるのかな〜と考えながら帰ったお布団こもりなのであった。
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