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新卒NPO1年目、てんやわんやする僕を支えてくれたバディ面談

こんにちは!
運動不足を感じながらもランニングと筋トレだけは絶対したくない、わっさんです。

ダイバーシティ工房に入職してから、1年と5ヵ月ほどが経ちました。
2年目の今も大変なことはあるのですが、ふり返ればやっぱり1年目は大変だったなぁと思います。

新卒でNPOに入職し、右も左も分からずてんやわんやしていたのですが、そんな私を支えてくれたのが「バディ面談」です。

今回は、この「バディ面談」についてお話します。
私と同じように1年目をてんやわんやしている新入社員の方や、新入社員とのコミュニケーションに悩む方々の参考になればいいなと思います。

1.バディ面談って何?

バディ面談とは、新入職員と先輩職員がペアになって、新入職員の困りごとや知りたいことなどについて話す場です。

「入職して間もない新入職員を支えることで、ダイバーシティ工房に定着してもらうこと」を目的として、2020年度から導入されたそうです!(私も初めて知りました)

毎月30~60分くらい時間をとって実施しています。
ざっくり流れとしては、

前回のおさらい → 今回のテーマ → まとめとアクションプラン

といった感じです。

私のバディは、同じ職場の先輩・はまちゃんでした。(先輩ですが、親しみを込めてニックネームで呼びたいと思います)
ここからは、私とはまちゃんのバディ面談をふり返ってご紹介します。


2.わっさんとはまちゃんのバディ面談

私が面談で話していたことは、主に「仕事の進め方」と「メンタル面(モチベーションのこと)」でした。

▼仕事の進め方

1年目なので、「この業務はどうすればいいのか」「どうすれば手際よく進められるのか」みたいな疑問がどんどん出てきます。特に私は、複数の仕事を並行するマルチタスクがとてもニガテで苦労していました。

そんな私がまずてんやわんやしたのは、入職から半年ほど経ち、業務に少しずつ慣れてきて、一通りのルーティンワークを持つようになったころ。

ちょっとイレギュラーなタスクが入ると、終えられなかったレギュラータスクを後回しにしてしまっていました。そんなことが何度か繰り返された結果、膨大なタスクを抱えることに…。

わっさん「先輩!タスクが溜まりに溜まって、わけわからなくなってしまいました…」
はまちゃん「今はどんなタスクがあるの?」
わっさん「えっと、授業が○コマあって、授業準備と授業報告があって、保護者の方にメールも送るし、三者面談もあって。あと何があったっけ…」
はまちゃん「たくさんあるね。じゃあウィークリースケジュールを立ててみたら?」

ということで、1週間の業務スケジュール表を作ることになりました。

このときの私の課題とは、大きく次の3つだったと思います。
・イレギュラーで入ってきたタスクを整理できていない
・タスクの優先順位がつけられていない
・いつ・何をやるかの見通しが立っていないから「今何やったらいいんだっけ?」となる
(そりゃ、てんやわんやするわ…)

なので、ウィークリースケジュールを立てることにより、
・頭のなかだけで抱えていたものを可視的に整理すること
・タスクを可視化し、優先順位をつけて、いつやるのかを明記すること
・何にどれくらいの時間を割くことができて、何分くらい自由に使える時間があるのかを把握すること
を目指そうということになりました。

さっそく私は「Googleスプレッドシート」の「スケジュール」というテンプレートを立ち上げました。

はまちゃんのアドバイスに従い、まずは、授業や週次のミーティングなど、毎週決まって行われる「定例タスク」を打ち込んでいきます。
次いで、その週だけに行われる「臨時タスク」を入れます。

そのあと、スケジュール表の外に「今週やらねばならないタスク」を、予想所用時間・〆切とともに書き出します。

最後に、その「今週やらねばならないタスク」をスケジュール表に入れていきます。
これで1週間のスケジュールが完成しました。

スケジュール_note

さらにおまけとして、スケジュール表の下に、日ごとの「定例タスク」「臨時タスク」に割かれる時間と、フレキシブルに使える時間が自動で計算されるように改良を加えました。

こうしてウィークリースケジュールを作るようにした結果、仕事中に「今何をやったらいいんだっけ?」と考えるムダな時間がなくなりましたし、
何かイレギュラーなタスクを頼まれたときも「今週は時間がとれないので難しいです」と断ったり、「木曜日なら時間取れそうですが、それでもOKですか?」と確認したりすることができるようになりました。

ウィークリースケジュールの他にも、上司への報告文の書き方や、相手にアポを取るときのメールの書き方など、実用的なことを教えていただきました。

▼メンタル面(モチベーション)

バディ面談では、モチベーションの面でも大きく支えてもらったなぁと思います。

仕事の進め方以外にも、日々のモヤモヤやストレスを聞いてもらったり、「1人暮らししたいんですけど、どんな物件がいいですかね?」みたいな仕事と関係ないことも話したりしました笑(はまちゃんは都市ガスを推していました)

こういうちょっとした”雑談”って、仕事中なかなか話せないこともあるので、バディ面談で話すことがよい息抜きにもなっていたと思います。

バディ面談は「前回のおさらい」からスタートすると書きましたが、このおさらいが自分の1ヵ月をふり返る時間になっていました。

はまちゃん「先月困ってた○○、どうなった?」
わっさん「教えていただいた方法でやったら、だいぶ楽になりました!」
はまちゃん「おぉ、いいね!よかったじゃん」

こんな感じの簡単な会話だったと思いますが、こうして”承認”してもらえることで、自分の1ヵ月の成長を感じることができ、次のモチベーションにつながっていたのかなぁ、と今振り返ると感じます。

▼はまちゃんにとってのバディ面談は?

はまちゃん目線では、私とのバディ面談をどうとらえていたのでしょうか?
せっかくの機会なので聞いてみました…!

バディ面談をしていてよかったのは、わっさんの話を聞いて、自分自身も業務について振り返る機会がもてたことかな。

例えばタスク管理のことは印象に残っていて、自分自身も新人時代悩んでいたことだったし、今も試行錯誤していることだったので、「自分はどう乗り越えていただろう」と振り返るきっかけとなっていました。

私も苦手意識を持っている業務(電話連絡など)を、新人のわっさんが「できるようになりたい!」という気持ちを持って話してくれるので、「私もきちんと向き合おう」とか「アドバイスしたなら私もできるように頑張ろう」と思うきっかけにもなっていました。

1ヶ月に1度話す機会があることで、わっさんが「こうしてみました!」と報告してくれるのでその成長を感じられて刺激になったし、それを見て私も「それ使えるな」と思ったり、「そのあとどう運用するかが大事だよね!」といった新たな気づきを共有したりすることができたのも印象的です。

入職時期の早い自分が「先輩」になることで自分の意識もあがったように思います。

意識していたのは、一方的にアドバイスする立場にならないことかな。
上司ではないので(むしろ上司の愚痴があったら聞けるように)、評価する立場にはならないようにすることは気をつけていました。

3.みんなのバディ面談は…?

2020年度に入職した同期のみなさんにも、どんなバディ面談をしていたのか聞いてみました。

業務やタスクのことよりは、1ヶ月を振り返っての学びやモヤモヤについて話していました。自分が気づいていない「良かった行動」をフィードバックしてもらったことでモチベーションアップにつながったと思います。
仕事をするうえでのモヤモヤを話したり、バディが人事の方だったので組織の裏話(自分の配属先はどう決まったかなど)とかも聞いていました。
組織の特徴などもいろいろ教えてもらい、自分がダイバーシティ工房のなかでどう動くべきかについて考えることができました。
普段スルーしているちょっとした疑問(教室に神棚があるのなんで?とか)や、バディ自身のキャリアプランについて聞いたこともありました。
特に働き始めたばかりの4月や、在宅勤務に完全移行した5月はゆっくり話す機会を取れてよかったと思います。

ほかにも、
「期待していることを伝えてもらえたことで仕事がしやすくなった」
「目の前の仕事で精一杯になりがちだったので、今後の働き方についてゆっくり考えることができてよかった」
という声もありました。


4.まとめ

以上、「バディ面談とは」という話から、面談でどんなことを話していたのかといったことをご紹介しました。

今や2年目なので、困ったときにどうすればいいかが分かってきました。しかし1年目は、なかなかにてんやわんやしていたな、とふり返ってみて思いました。ましてや人に相談するのがあまり得意でない私にとっては、このバディ面談があってよかったなぁとつくづく感じました。

自分も今後「先輩」としてバディ面談をする日が来るかもしれません。そのときは、1年目のことをいろいろと思い出すんだろうなぁ。


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