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オニが繋いだご縁と本当のオニ

オニって怖い。
オニって恐ろしい。

そんな風に決めつけていない?

孤独を明るく照らし、
誰かの心の拠り所となっている。
そんなオニもいるんだよ。

「節分の鬼」

妻と子供に先立たれ、
孤独の中にいるお爺さん。

周囲の明るい
「鬼は外、福は内」の声に
孤独はどんどん色濃くなっていく。

「福は外、鬼は内」
そう言ったお爺さん。

すると鬼が現れて、
一緒に楽しく夜を明かす。

妻と子供の墓に手を合わせ、
「もう少し長生きするよ。」
と、お爺さん。
「来年も鬼たちが来るからね。」

「節分の鬼」 岩手県のお話

今日教えてもらった昔ばなし。
悪者って決めつけるのは
もったいない。

オニって何なんだろう。
今日の私だって、お爺さんだって、
オニのおかげで
楽しい時間を過ごせたじゃないか。

オニって恐ろしい。
オニって怖い。

そうやって決めつけて
追い払ってしまう人の心こそ、
本当のオニなんじゃないのかな?

相手がどんな心を持っているのか。
まっさらな心で見てみて聴いてみよう。

きっといろんな素敵なご縁が
未来に待っているんじゃないかな。


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