空間ディスプレイ企業に入社すると後悔する「学生の志望動機」を考えてみた

はじめまして

空間ディスプレイ業界の中の人です。

実は就活生に人気の空間ディスプレイ業界ですが

ニッチな業界なためあまり表にも情報がでておらず

会社HPや勝手なイメージで入社してくる学生が多いように思えて、今回入社してはいけない学生の特徴を考えてみました。

少しでもあなたの空間ディスプレイへの幻想をなくせればと思っております。

ホテルや商業施設が好き

このパターンの学生が一番多いです。

ホテルが好き→空間ディスプレイ業界へ
商業施設が好き→空間ディスプレイ業界へ
カフェが好き→空間ディスプレイ業界へ

OB訪問もよく受けますが、私はこのような学生にはきついですが
志望動機として薄っぺらいとお伝えをしております。

なぜここまで言い切れるかというと

私の先輩層、同期、後輩たちをみていると

上のような志望動機をかかげて入社してしまった人から
辞めていく傾向が個人的に見受けられますし
働く意欲が下がっているように思えます。

そもそも、ホテルや商業施設というは開発企業が
訪れてくれるお客様の来場満足度を上げるために、あの手この手で試行錯誤をしてつくっております。

なので誰だってホテルは好きですし、商業施設も好きです。

そしてもっと分解してみると

ホテルに滞在するのが好き
商業施設で買い物をするのが好き

これで空間ディスプレイ業界は浅はかすぎます。

空間ディスプレイ業界はホテル空間をつくる側ということになるので
あなたが好きな、買い物も滞在もできません。

空間ディスプレイ業界に入るということは
自分が作る側になります。

なので必然的に消費者目線での好きという感情とは一切違ってくるわけですね

このあたり勘違いをしてはいってくる学生が散見されるので
どうかもう一度再考をおすすめします。

入社してみて違ったパターンの大半がこれです。

非日常空間が好き

こちらも、学生に多く見受けられます。

非日常が好き=自分も作りたい

特に文系の学生に多いように思われます。

非日常空間=商業・専門店・ホテル・文化施設・イベント施設・レジャー施設

などなど大半が空間ディスプレイ業界が手掛けている空間になります。

非日常空間をつくりたい=空間ディスプレイ業界にはいる
これは間違っておりません。
是非はいってくださいと思います。

しかし、非日常空間空間が好き、居心地が良い、キラキラしている
だから自分もこの業界に入りたいは、絶対にやめたほうがいいです。

なぜなら、非日常空間をつくることが仕事なので
仕事中に完成した非日常空間に滞在できることはないからです。

装飾がなにもない、ただの空間からスタートをし
内装をつくっていくのが空間ディスプレイ業界の仕事です。

あなたが好きな非日常空間は、一番最後の最後にしか現れることはなく
ずっと雑多で汚い空間の中で仕事をします。

こちらも入社後のギャップが大きいのでやめておいたほうがいいでしょう。

空間ディスプレイ業界の各社ホームページのキラキラ感が理由で志望

この学生も多いですね

空間ディスプレイ業界は特性上、世の中で有名な施設や場所をつくっているので

実績紹介のページではそれらを紹介していることが多いです。

となると、キラキラしたカフェ・キラキラしたホテル・今話題の人気施設が
ホームページにのっているので

なにもしらない学生は、このホームページをみると
キラキラしていて惹かれる現象に陥ります。

はっきりいっておきますが

完全に企業広報の餌食になっているので
目を覚ましたほうがいいです

企業実績も企業の採用担当者が、学生が食いついてくれるように
わざとキラキラしたものをキラキラしたように見せています。

なんどもいうようですが、空間ディスプレイ業界は
キラキラした空間を、汗とほこりと暑さをしのぎながらつくっていく仕事です。

キラキラどころか、きたない・きつい労働環境です。

再考することをおすすめします。

以上、入社してはいけない学生の特徴でした

空間ディスプレイ業界の光と闇はこの記事で暴露


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