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今年の決意表明(遅っ・・!)

今年の目標。
毎年大きな変化を求めるものの、常に消化不良で11月ごろにめちゃくちゃ焦りを感じている。そんなことが社会人になってからずっとなので10数年起きている。毎年この時期に今年こそはと思うのに、結果は同じ。。となってしまう。けれど、全く変化していないわけではなく、確実にプライベートは変化していて、さらに仕事面でも転職したり大きな仕事を任せてもらえるようになったりとちょっとずつは変化していてるのになぜモヤモヤするのか。それはたぶん、自分がなりたい姿に大きく近づけていないからだ。
じゃあ自分のなりたい姿とは何なのか?たぶん私の場合は自分の名前で仕事をして活躍することだ。いわゆるフリーランスになりたいのか?と言われると少し疑問は残る。
最近ではフリーランスは時と場所を選ばずに自由に働けると、SNSで話題になっていたり、フリーランスになるための教材のWeb広告などをよく見る。もちろん、時と場所を選ばずに働けるということは大変魅力的ではあるし、そうなりたいとも思う。けれど私の場合はそれが主目的ではない気がする。
会社に属してると組織の一員として動かなければならず、それを窮屈に感じたり重荷になることは多々ある。しかし、組織に属してるという安心感、そして何かあったときに守ってくれる同僚などの存在は大きい。その中で好きな仕事をできているというのは大変恵まれていると思う。ただ私がもやもやしているのが、あくまでも組織という舞台がなければ私は仕事ができないということだ。もちろん医者や弁護士など個人でも活躍できる肩書を持っている人であっても、大きな病院や事務所など組織で働いている人もいるし、組織だからこそ力を発揮できる人もいる。けれど、前提条件が私とは異なってるような気がする。そもそも彼らは組織外でも通用する力を身に着けてるのだ。私にはそのような力はない。
ということで何か資格が取れないかと色々調べてみたり、スクールに通ったこともあったがこれもしっくりこない。私が見つけられていないだけかもしれないが、おそらく今世の中にある肩書に自分のなりたい像が合わないのだろうなと思ったりしてる。ではどうすればいいのか?10年ほど前からテレビでみるようになった松丸亮吾さん。彼は『謎解きクリエイター』として今や有名だ。彼のように有名になりたいわけではないが、最終的には自分のしたいことをしてそれが仕事として認められ独自の肩書が確立できたらなと思ったりしている。

さてさて前置きが長くなったが、では私は何がしたいのか?そして私の強みはなんなのか?これについては何年も自問自答をしている。元々子供の頃から絵が好きだったことや、今でも絵を書くのが好きなので芸術関連がしたいなとも思うが、抜きん出た才能もない。また一方で科学も好きで、大学、大学院と生物学を専攻し研究職にもついたこともある。ただ今は研究職は辞めてしまい違う職についている。要するに私は中途半端なのだ。中途半端な過去、さらに素質というのはなかなか変えられない。だから、その中途半端さを強みにできないかというのを模索している。
何かのテストで見たときに私は情報のインプットは左脳だけど、アウトプットは右脳のようで、その特性と経験や好きなことを活かせないかを最近考えている。つまり科学的なニュースや事柄を芸術で伝えられないだろうかそんなことを試行錯誤している。
私の母は根っからの文系で理系の「り」の字もない人だ。大学生のころ、自身の研究で面白いことが分かり、ありがた迷惑だったと思うがそれを母に語ったことがあった。その時の母の反応は「何か難しいことをしてるのね」といった感じで、あまり興味を持つどころか理解しようとさえせず何か理系と文系の間の扉をシャットダウンされた感じだった。この出来事は一例だが、時折そんな場面をよく見る。その時の私の感想としてはいつも「確かに今の段階ではとっつきにくく、興味をもちくいくかもしれない。けれど私達の生活は常に科学の恩恵を受けていて僅かであっても生活に関わっている事柄なのになぜ理解しようとしないのか?」だ。
もちろん理系が素晴らしいと言ってるわけではない。理系の人間も文系の情緒的な感覚を『芸術的センスはないから〜』とシャットダウンしてしまってる場面をよく見る。
どちらの能力もなく、どっちの分野にも興味のある中途半端な私からすると、なんとなくどっちも勿体ない気がする。ちょっとずつ互いに扉をノックすれば新しい世界が見える気がするのにと思ってしまう。

そんなことから、文系と理系の間をつなげることをライフワークとしていきたいと考えている。
具体的にはまだ何をすれば良いかが見つかっていない。昨年までは生物学を物語にしたり、いわゆるインフォグラフィックというデザインに落とし込んだりしていた。
ただ闇雲に突き進んでいってもなにも自分の人生に変化はおきなさそう。ということで昨年末からモヤモヤが止まらない。

自分のしたいことが具体的な既存の職業に落としきれないと冒頭で書いたが、漠然としすぎていまなにを頑張ればいいのかがわからない。ということで具体的に像を描けるところから進んでみることにした。それがロールモデルだ。これはただ一つに絞れないというのが本音だ。なので下記につらつらと書いてみる。

まずは水野学さん
私は水野学さんの著書『センスは知識から始まる』がバイブルだ。
絵を書いたり音楽を聞いたりが好きな私だが、正直持って生まれたセンスはゼロに等しいと思う。けど、この本ではセンスは知識=経験や得た情報などの引き出しの多さであり、引き出しの豊かさによってセンスは作られて行くと記載されている。その言葉に感銘を受けたし、こんな私もセンス(興味があまりないものでもなんでも経験してみよう)を磨いてみようと思うきっかけになった。また物の良さを最大限に伝えるブランディングのスペシャリストであるなど、仕事の面でも尊敬する人だ

前職の先輩Aさん
このAさんにブランディングという言葉を教えてもらって、先述した水野学さんという存在に出会えというのもあるのだが、一番尊敬している点は仕事に対する姿勢だ。
元々ブラック企業で働いていた「私は会社に雇用していただいているからには身を粉にして会社に貢献する」という会社に身を捧げなければならないという考えだった。この先輩は外資系の会社出身ということもあり「サラリーマンは自分の技術や知識、時間を会社に提供する代わりに給料をいただく。そして給料をいただくからには、それに似合う仕事ぶりをする必要がある。」つまり、前者の私の考えが立場として「会社>雇用者」とすれば、先輩の考えは「会社と雇用者がイーブンな関係」なのである。前者では、立場が低いといデメリットはありつつ、ある意味「身を粉にして働いている」雰囲気だけでも成り立つことがあるというメリットもある。一方で後者は前者よりも立場が高くなるというメリットはありつつも、お金をもらう分結果が必要だ。その分大変なのだが、自分の能力を高める上で見習いたい姿勢だと感じている。


松丸亮吾さん
こちらは先述もしたが、やはり自分で自分の肩書、地位を確立したということが私の中で尊敬すべきことだと感じている。 

杏さん
女優の杏さん。私生活から仕事に対する姿勢までお手本にしたいところがたくさんある。杏さんを初めて知ったのはまだ女優さんになる前でノンノの雑誌モデルをされてた頃。その雑誌のコラムで、料理をつくったり英語を勉強したり、免許取ったり、ギターを習ったり。。こんなに忙しそうなのに貪欲にしたいことをしてる杏さんにまず衝撃を受けた。さらに別のコラムを見ると杏さんは高校も満足に行けなかった中、大学検定や英語の勉強をされていている、さらに歴史にも興味がありめちゃくちゃ歴史に詳しい歴女とある。さらに最近ではフランス語を勉強して念願のフランスへの移住も叶えられたそうだ。こんなに大変そうなのに、いい意味での貪欲さはすごく憧れだ。
彼女から比べると平凡だが満足な環境で育った私はすぐに諦めたり面倒くさくなったり。。改めて見習いたいと思った。

おじいちゃん&おばあちゃん
私の祖父母世代は青春時代が戦時中で、満足に衣食住がないのはもちろんのこと、満足に学ぶこともできなかった。そんな時代を生き抜いてきたということはもちろん尊敬に値するが、その他にも特段尊敬を感じている点がある。
祖母に対しては彼女のおしゃれ精神だ。戦後なにもない時代に、彼女はおしゃれ精神を絶やさなかったそうだ。自分や家族の服を縫い、蔵においてあった古い毛布を自分で染めてオシャレなコートにしたりと、大変なときでも楽しみを見つれるバイタリティがすごいなと思う。
また祖父は戦後新聞記者として活躍していた。幅広い興味を持ちつつ、かなり穏やかな人柄で誰にも愛される性格だったからか人脈がかなりあった印象だ。彼はそのおかげなのか引退してからも大学の講師をしたり、地方の文化保全員会?(ここは記憶が曖昧・・)の議長を務めたりと幅広い活躍をした。その人柄、人脈、コミュニケーション能力、好奇心の旺盛さは尊敬すべき点だ。

この文章を書き連ねながら、今年にはいってからもう2ヶ月が経とうとしている。
そろそろ本腰をあげなければと感じるこの頃である。もう間もなく3月。残り10ヶ月で上に上げたロールモデルに少しでも近づき、良い変化を今年の12月に書き連ねれたらと思う。


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