嫉妬するほど面白い。人生が変わる金曜日の本
はじめまして。ビールとまんがと海外ドラマが大好きな編集・榎本です。
2年間のアメリカ暮らしを経て、このたびディスカヴァーに中途入社しました。どうぞよろしくお願いします!
ビールとまんがと海外ドラマの話を始めると長くなるので割愛し、ここではいま担当しているおすすめの本を紹介します!
タイトルは『FRIDAY FORWRD フライデー・フォワード あなたの可能性を引き出す52のヒント』(ロバート・グレイザー著、田村加代訳)。
本日、10月22日発売です!
なぜこのようなタイトルなのかというと、経営者である著者が自分の社員向けに書いた毎週金曜日(フライデー)配信のメルマガがいい話すぎて、社員が友達や家族に転送(フォワード)したから「フライデー・フォワード」。
転送されまくったことにより、今やなんと60カ国にまで読者が広がった……そんな名物メールマガジンを書籍化したのが本書なのです!
読むとモチベーションが上がり、ためになるのに、ひとつひとつのエピソードは面白くて、読むとついつい誰かにシェアしたくなる。そんな一冊です。
なのですが、実は本書を編集している間、私はずっと著者に嫉妬の炎を燃やしていました。なぜって?それは、
「世界60カ国に読者がいる」←ココです!!
子供の頃、ディズニーランドのアトラクション「イッツ・ア・スモール・ワールド」が大好きだった私。当時大人気の「ホーンテッド・マンション」に行きたがる友達を無理矢理つきあわせては「大人になったら世界中に友達をつくりたい」と夢見ておりました。
その夢を叶えるべく、今回のアメリカ滞在では友達づくりにせっせといそしみ、2年間で20の国と地域から来た友人を作ったのです。
我ながら、よくがんばったと思うのです(ちなみに内訳はアメリカ、イスラエル、インド、エチオピア、カザフスタン、カナダ、韓国、ギリシャ、コロンビア、サウジアラビア、タイ、台湾、中国、デンマーク、トルコ、ブラジル、ベラルーシ、ベルギー、ミャンマー、ロシア)。
それが本書の著者であるロバート・グレイザーさんは、サクッと60カ国ですよ。すごすぎる…。
しかし、彼が世界中の読者から支持されるには、ちゃんと理由がありました。彼の書く文章はどれも普遍性があり、読者のバックグラウンドにとらわれることなく、誰もが共感できること。
さらには読むだけで何か新しいことを始めたくなるような、前向きな気持ちにさせてくれるエピソードばかりなのです。
例えば、
「一夜にして成功を収める」という言葉の嘘を解き明かす、シンガーソングライター・エド・シーランの地を這うような成功までの道のり。
今日私たちが使っているiPhoneのプロセッサには、初の月面着陸を実現させた「アポロ11号」に搭載されたコンピューターの10万倍の処理能力があること。
そこから困難なゴールを実現させるために必要なことを導き出します。
特に、1週間のうちに
① 夫が若い愛人の元に走ってしまい
② 家に帰ったら空き巣に入られており
③ 大事な出張中に子供の世話を頼むはずの母親からも見捨てられ・・・
と、最悪な事件が立て続けに起こる女性研究者のエピソードは特に私のお気に入りです。
彼女が一つ一つの最悪な出来事をいかに乗り越え、最終的にどんな偉業を成し遂げたかは、ぜひ本書で確認してください。
60カ国の読者を等しく楽しませ、モチベーションを上げるロバート・グレイザーの『FRIDAY FORWRD フライデー・フォワード あなたの可能性を引き出す52のヒント』。
あなたもぜひその仲間のひとりとなって、ページをめくってみてください。いつもの金曜日が、ちょっと前向きな気持ちで迎えられるはずです。
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