見出し画像

データサイエンティストの頭の中 vol.2~未経験からの転職~

今回もデータサイエンティストのYujiにインタビューし、未経験から転職しデータサイエンティストになった経緯や理由等を深く聞きました。
インタビュー動画もご覧いただければ幸いです。

画像1

目次

1 何故なろうとしたか
2 転職活動の仕方
3 入社して何を感じたか
4 入社して何をしたか
5 今思うやっておけば良かった事

1 何故なろうとしたか

Yujiは1社目では、今のデータサイエンス領域の仕事とは全くと言っていいほど違う仕事をしていた。(別note参照
その中で「向いていない仕事はやるべきではない」、という結論に達したとのこと。「できる仕事(向いている仕事)とやりたい仕事で考えたときに、やりたい仕事は1社目のものに近かったけど、向いてはいないと感じたため、最初はやりたい仕事ではなかったけど自分の強みを生かしてできる仕事や向いている仕事の可能性の高いエンジニア職を目指した。」
また、「元々理系で数学的なバックグラウンドのためエンジニア系の方が向いているのではないか」、と考えたらしい。

その中で、データサイエンスの領域を知って、チャレンジする決心をしたらしい。今もそうだが、「まだまだ新しい分類の業界や職種のため、飛び込むなら早めにというのと、システム開発やWEB系等はもう既に発展している分野で今からでは遅く、他の人と差をつけるまでに時間がかかるのではないか」、とも考えたそう。

2 転職活動の仕方

そもそもがどんな分野のエンジニアでも未経験だったため、「そこまで多く選べる状態ではなかった」らしい。媒体等基本的な転職活動の手段を使い、データ系企業2社、WEB開発系企業2社の4社を未経験で受けた。
その中で全て内定をもらうことができて、データ分析の受託系企業に決めた。
その中で、開発系は抑え程度でしか考えていなくて、データ系に行きたいと考えていた。
ただ、入社を決めた企業ではない方のデータ系の企業はSQLを用いて分析を行う企業で、「今考えたら行かなくて良かった」と感じているそう。
それは「SQLだけだとデータの収集等前処理の部分は行うが、実際のデータサイエンスや分析業務やAI・機械学習といった内容にはSQLメインの企業だと出来ない可能性が大だから」らしい。
これは未経験の方だとわかりづらい分野ではあるが、データサイエンスにも領域がかなり広く存在しており、それぞれ事業内容や担当分野が異なるらしい。

Yujiとしてはデータサイエンスや機械学習をバリバリやっていきたいということもあり、受託系ではあるが前職の企業に決めたとのこと。

3 入社して何を感じたか

未経験で入社して、色々感じたことはあったが、「大したことないな」と感じたそう。(笑)生意気だなーとは個人的には思いました(笑)

ただ、そこで大したことないと感じたことにも理由があった。
「今と同じでデータサイエンス領域は人手不足だし、ノウハウを持っている人は少ない。もちろん入社歴が長い人は強い人も多くいたが、中途入社の人が未経験やWEB系のエンジニア上がり等が多かったため、スタートラインはあんま変わらないな」と感じたそう。
だからこそ、プログラミングスキルは劣るかもしれないけれどもいち早くデータサイエンスの知見やノウハウを吸収出来れば他の人よりも良い仕事ができると考えたため、「いける」、と直感したらしい。

加えて、エンジニア職種の中ではYujiはかなりコミュニケーション能力が高く、そこも強みの一つになると感じたそう。
データ分析やデータサイエンスの領域では、モノをつくることよりも、コンサル的に動くことが多くあるので、そのときにクライアントに対していかにうまく伝えられるかは重要である。
技術が知らないがそれは皆同じで、未経験でも全然追いつける、さらに自分には強みもある。
=俺ならいける!と感じた。とのこと。

4 入社して何をしたか

やはりまずは言語の勉強。
・Python
・R
・SQL
・UNIX等
ガシガシコードを書く研修を行なった。他にも統計的な部分等も。
その後はスクレイピング(データ収集技術)やKaggleで有名なタイタニックを用いて予測モデルを構築していくこと等も行なっていった。

約1か月間研修していったとのことだが、この1カ月が非常にしんどかったらしい。。。
「自分にはプログラミング分野等エンジニアにとって当たり前の部分が全く無いので、毎日プログラミングの予習・復習を欠かさず行なっていき、追いつくのに必死だった。」

ここが未経験からエンジニアに転職をしたときに一番しんどいところなのだろう。プログラミングの耐性が無く、一から勉強していくことになる。
簡単にエンジニアになれるわけではないし、誰でも通らなくてはいけない道で、エンジニアになりたければそこの勉強の覚悟は必要だなーと感じた。。。

5 今思うやっておけば良かった事

Yuji的には「特にない」らしい。(笑)
それは「未経験で入社しても、研修等があるところがほとんどだし、そこで勉強すれば良くね?」と思うタイプらしい。(笑)
「事前に勉強することが損なわけではないし、やった方が転職には有利になるのだろうから、やった方が良いのかもしれないが、自分で勉強するには実務との乖離がありすぎて時間がもったいない」とのこと。(笑)

これはかなり意外でした。(笑)もちろんプログラミング等やっておいた方が良いがMUSTではない、自分がエンジニアにすぐにでもなりたいのか、勉強してからなりたいのか、で分かれるのかなという印象。

ただあったら良かったなーという部分はあった。
「実際のデータサイエンティストから事例や仕事内容を共有してもらえたり、一緒に勉強できるようなところはあったら良かった」とのこと。
これは、データサイエンスの領域は、自分やプログラミングスクールで学べる限界があるから。もちろんスクール等で学べばPythonはいじれたり簡単なことはできるかもしれないが、それが実務で通用するかはまた別問題。その勉強が=仕事に直接的に結びつかない側面があるので、勉強段階からどんな仕事をするのか、どうやってやるのか等知れる場所は必要ということだった。

やはり未経験からの転職はハードルは高そうだが、自分がやりたいこと、もしくは向いていると思うことなら飛び込むべきだと感じた。
特にまだまだ成熟しきっていない領域なのであれば目指しても損はないと思った。

下記インタビュー動画になります。上記内容では伝えきれていない部分が入っております。


データサイエンティストとデータサイエンティストになりたい人のためのオンラインサロンを開設しました。興味ある方は見てください!!

一緒に勉強してデータサイエンティストやKaggleメダル獲得を目指しているnoteですのでこちらもご覧ください。

#データサイエンティスト #データサイエンス #機械学習 #データ分析 #AI入門 #データサイエンス入門 #Python #転職 #フリーランス #機械学習入門 #未経験からデータサイエンティスト

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?