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【いきもの雑学】昆虫か、昆虫以外か。昆虫と虫、何が違うの??

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●地球上、最も繁栄した小さいものたち

今回は、地球上で一番数が多い生物、虫や昆虫について見分け方を教えます。


そうなんです、虫と昆虫は違うカタチをしています!!


この違いを理解するために、まずは昆虫の定義を紹介します。昆虫(成虫)は虫と比べて次のような身体的特徴的を有しています。

◎昆虫の定義


・体の構造が「頭」「胸」「腹」の3部位で構成

・足が左右3本ずつ、合計6本

・羽が4枚


◎虫の定義

そして、これらの特徴を持たない小さいいきものを、「虫」といいます。


つまり、カブトムシは昆虫ですが、ダンゴムシは虫です。チョウは昆虫ですが、ムカデは虫です。


当然、摩訶不思議な自然界なので例外はあります。例えば、多くのアリは羽がないですが、昆虫です。


ちなみに、先ほどでましたダンゴムシは何の仲間だと思いますか??


答えは、エビやカニの仲間、つまり甲殻類です。丸まったときの硬い外皮を見ると頷けます。よって、陸生の甲殻類がダンゴムシです。


ダンゴムシつながりでもう1問。世界一大きなダンゴムシは??


答えは、深海に住むダイオウグソクムシ。一時期はあまりのエサの食べなさで有名になりましたね。見た目はまさに大きなダンゴムシ。さらにちなみに、ダイオウグソクムシの次に大きいのが、オオグソクムシ。こちらも深海に住みます。どちらも名前に「ムシ」という言葉が入りますね。


この名前のつき方は、以前紹介したコウテイペンギンとオウサマペンギンの名前のつき方に似ていますね。


実は、このほど、ダイオウグソクムシより大きいと推測されるダンゴムシの仲間が発見されたようです。それでは、名前はどうなるのか??ダイオウより格上の名前を探してそうです。


◎変態

さらに、昆虫は変態をします。変態については長くなるので詳細は別記事で上げます。


簡単に言うと、変態とは体が変わること。では、どう変わるか?それは、羽がはえるということ。つまり、羽化するってことです。昆虫の繁栄について、羽が果たす役割はものすごく大きいため、そのための工程が変態ということです。


◎では、虫って??

「爬虫類」という生物分類がありますね。ここに虫という感じが使われています。諸説あるようですが、もともとヘビという字が、漢字の「虫」の語源と言われているようです。


「爬」という漢字は、「地を這う」という意味です。つまり、ヘビは地を這うように動く。これをもっと広義に解釈して、「地を這うように動く小さいもの」全般を「虫」とカテゴライズしたようです。かなり大雑把でですね。その流れで、ヘビを代表とする爬虫類という分類に派生しました。さらにそこから、両生類が派生した、という具合です。昔は生物分類がそこまで発達していなかったため、と言われています。


そのため、ヘビを漢字で書くと蛇となるように、トカゲ(蜥蜴)、カエル(蛙)などいくつかの爬虫類や両生類の漢字には「虫」という漢字が使われています。


やはり、漢字には意味がありますね。




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