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報告!「レノファ駐車場プロジェクト」

こんにちは。デジテックfor YAMAGUCHI運営事務局のもんじゃです。

一気に夏が来て、セミの羽化が追いついていない気がします。
これまで正直レノファの試合はあまり観に行っていなかったのですが、「レノファ駐車場プロジェクト」に関わるようになって、あとはハラマルさんの影響ですね、結構見に行ってます。スタジアムで飲むビールがうまいです!飲むために専らバスを利用する分、お前は駐車場サイト使ってないんかい、いうことになってはいますが。。。

さて、デジテック for YAMAGUCHIの会員が、レノファ山口FCさんの抱える駐車場混雑問題の解決に向け「レノファ駐車場プロジェクト」を立ち上げ、駐車場の状況等を共有するサイトを開発!ということで、このたび、広くこの活動の詳しい内容を知ってもらいたいということで、プロジェクトメンバーによる活動報告会が企画・実施されました。

活動報告会の様子を動画で公開しています。
今回の投稿読むより、こちら見て頂いた方が早いかも。。。

活動報告

メンバーのリーダーであり、課題サポーターである原田さんから順を追ってご説明いただきました。

活動内容の決定

まずは課題がどういうものか理解し、何をするかを決めるところからです。ホームゲーム駐車場の課題と言っても、駐車場の管理から周辺道路への影響など、いくつかの課題が交錯しています。
そこで、まずは他の会員が取り組みやすいよう、切り口を「Webサイトの作成」と定めて具体的に進めていくこととされました。
駐車場混雑問題の根本的な解決を目指すと動きづらくなってしまいます。解決しようとする側から課題を具体化して手段を決め、早期にできるところから手を動かしてみる、という進め方、これまさにシビックテックですねー。

進め方

今回は、原田さんが課題ホルダーと開発メンバーの間に入り、取り組むテーマを定め、開発メンバーのリーダーとしてto doを管理する役割を担っていただいたことで、プロジェクトがうまく進行しました。
こう見ると、リーダーの負担が大きそうで今後出てくるプロジェクトのハードルが上がってしまいそうですが、必ずしもそうではなく、今回の進め方を一つのモデルケースと考えられます。こうした役割をどう分担していくかは、プロジェクト毎にやりやすい形でよさそうです。

メンバーは隔週で30分程度のオンライン会議とSlackでコミュニケーションしました。
今回のプロジェクトの期間中、リアルで4人揃ったことはないということで、裏を返せば、こうしたプロジェクトには遠方に在住の会員同士が協力して挑戦することが可能です。各地の参加者と気軽に繋がれるってオンライン普及の恩恵ですね。

サイト開発

オンライン会議でメンバーが話し合いながら、それぞれメンバーが担う役割が決まり、隔週の定例会で状況報告する進め方です。メンバーから使ってみたいツールの提案があり、このプロジェクトが実践する場になりました。他メンバーにとってもツールを知るいいきっかけになったそうです。

展開のひとつ

こうして1つのサイトが開発されたわけですが、これからの展開として、ОSS(オープンソースソフトウェア)の横展開が挙げられました。
当サイトの、投稿して利用者に状況を共有するなどの仕組みはオープンになっているので、これらをベースに見た目やプログラムを変えて、スタジアム駐車場以外にも活用できないか、ということです。
報告会後のアンケートで横展開アイデアを伺ったところ、観光地の混雑状況桜の開花状況の共有といったアイデアをいただきました。一から作る労力をかけずに、OSSを活用して幅広く展開して地域に役立つ何かを作る、というのもシビックテックの活動です。挑戦者を絶賛募集中です。

トークセッション

開発メンバー4名が参加し質疑形式で行いました。主なやり取りをご紹介します。

左から、吉冨さん、原田さん、西田さん、小野さん

▽ ペルソナ(ユーザー像)を設定していた? ▽
(原田さん)
2、3時間前に行くサポーターとアウェーサポーターを想定しています。コアサポーターは早めに来場し、使う駐車場も決まっているので。

▽ 参加者が感じられるメリットとは? ▽
(吉冨さん)
高い技術を持っている人の中でもまれることで技術を向上できました。やりがいも得られました。

(西田さん)
オンライン参加だと気軽に複数のプロジェクトに関われるところがいい。カジュアルに一部分だけでも貢献できます。

(小野さん)
オンラインということで気軽に参加できました。地方からでも東京などのイベントに参加できるところがいい。

 ▽ 技術がない人でも参加できる? ▽
(小野さん)
そういう人こそ入ってほしい。責任を問われることはないので。技術がない人こそ飛び込んでもらいたいです。

(西田さん)
こういうプロジェクトは技術者ばかり集まりがちで視点が偏ってしまいます。課題を指摘したり、ユーザーの声を聴いて反映する方法を考えたり、非技術者の方が貢献できるところは多いです。

(吉富さん)
①デジタルだけではなくコンサル、マネジメントも重要です。課題に興味があれば参加していいと思います。②勉強したことを実践する場として活用できます。③仕事だとお客様の意見に左右されるけど、こういう取組では自分の意見を気軽に言えます。

(原田さん)
こうした取組が、技術者とそうでない方の壁を埋めるきっかけになります。

今後について

これから年内レノファ山口さんに引き継ぐまで、このサイトをより使いやすくする活動をしたいと考えています。デジテック会員の皆さま(これから会員になっていただく方もOKです)から「参加してみたい」「興味ある」という方を募集します。
内容はまだ詳しく決まっていませんし、正直、運営側もどうなるのか期待と不安でいっぱいですが、ぜひ気軽に関わっていただけると嬉しいです。
そしてレノファも驚きの使えるサイトにパワーアップして引き渡そうじゃありませんか!そしてスタジアムでおいしい一杯を飲もうじゃありませんか!