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鎌倉歩き 海街diaryを見て衣張山・極楽寺駅を巡る

2024年7月20日は海街diaryのロケ地巡りということで、鎌倉の衣張山に登り・さらに江ノ電に乗り極楽寺駅を見て来ました。そもそも海街diaryという映画、最近までその存在すら知らなく。というか鎌倉に通っている今、見たのが良かったのかもしれません。
最近は写真に映画のエッセンスを取り入れたいと邦画を良く見ていますが、見たい映画の要望として、タイムスリップものではなく、不思議ものでもなく、殺人は起きず、ヤクザものでもない日常を描いたものを見たい。それを職場の隣の席の人に伝えた所、海街diaryを勧めてくれました。勧めた人も出演者がおすすめというだけで内容をよく知らない様子。
家に帰りNetflixで検索してみると、配信している様子だったので早速視聴しました。鎌倉が舞台という事で、知っている場所ばかりで見事に私にヒット。そんな訳でせっかく鎌倉が好きなんだからと、登場人物が映画の中で訪れた衣張山と極楽寺駅へ行って来ました。

衣張山ですが、登ったルートのGPSデータでのルートと標高は下図のようになっています。意外と歩きます。標高はそんなでもない感じ。

映画の中では、普通の服で登ってましたが、草木がすくすくと良く伸びているので登山用の装備が必須です。普段着で登ったら肌に草木が接触し、草負けになる可能性大です。

登山道までですが、鎌倉駅より鎌30・31のバスに乗り長勝寺で下車します。進行方向へ進み、最初の路地を左折。突き当たりを右折し踏切を渡ります。

踏切を渡ると名越切通と書かれた標識があるのでその方向に進みます。意外と登山道への案内は親切です。でも衣張山とは書かれていないので注意。

さらに歩くと足元に名越切通600mの案内があります。案内に従って進みます。

案内通りに進み、ちょっと分かれ道があるので右に進みます。また名越切通の案内が出てきます。ここでようやく衣張山へ向かう登山道に入ります。おおいかぶさっている大きな木が目印です。

登山道に入るまでの道をガイドブックで調べましたが、私はガイドブックがないと辿り着けない事おおいにありえます。ここで後ろを振り返ると、少し高い所から街並みが見えます。いよいよ山に入るんだなという感じがします。

いざ山に入ると今までの風景はどこへ行ったという感じのシダの森。シダの葉が脚に触れつつ登山道を歩きます。山の中の植物を眺めていると心が落ち着きます。自然な気持ちで登山道を進みます。

家に帰って家族に山の中の写真を見せるとトトロの森のようだと感想が。確かに歩いていると鎌倉なのにジブリの世界。

しばらく歩くと、名越切通の標識が現れます。標識に従って歩きます。標識がとても親切です。

そのまま名越切通の方向へ歩くと、第1切通、第2切通へ到着します。高くそびえる岩に挟まれた通り道を見ると、何だか歴史の一コマを見ているような不思議な感じがします。

名越切通をゆっくり見た後は来た道を戻ります。最初はここを先に進んで山から出そうになりました。さて分岐を法性寺・大切岸方面へ向かいます。

しばらく歩くとようやく衣張山の表示が見えてきます。ここに来るまで衣張山の表示がないので本当に衣張山へ向かっているのか不安でした。

衣張山方面へ向かうと、石造建造物石廟がある場所に到着します。ここには蔵骨壺が納められていたと後から調べて知りました。怖いものが物凄く苦手なのですが、鎌倉を歩いているとばったりとあってしまいます。というかそういう物多々ありです。

ここから気を取り直して少し歩くと鎌倉の街並みが少し見えます。山から見る鎌倉は、海で普段泳いでいる自分にとってはとても新鮮。鎌倉でトレランをやっている方が多いのも頷けます。

少し歩くとまたまた鎌倉の街がよく見えるスポットへ。鎌倉チラ見えスポットがたくさんです。

見晴らしが良い道の他に別の道も発見。そちらの分岐に行ってみると迫力ある光景が見られます。岩が覆い被さってくるような感じを受けます。

夏の登山で標高が高い山は涼しくていいのですが、衣張山は標高が低いため暑くてムシムシします。草木ものびのびでまあ大変。そんな草木をかき分けガシガシ歩いて行くとパノラマ台に到着します。ここからは鎌倉の街並みを一望できます。椅子もあるのでゆっくりと座って景色を眺めるのも良いかも。ここだけでも満足してしまいましたが、目的地である海街diaryのロケ地へ向けさらに歩きます。

本当に草木が生い茂っていて歩きにくい。まだまだ草木をかき分けながら進みます。こういう道を歩いていると高尾山の整備された登山道がとてもありがたく感じます。

そしてついに海街diaryのロケ地、衣張山山頂へ到着。ここは綾瀬はるかさんと広瀬すずさんが映画で訪れた場所。景色も映画と一緒!!山頂で一人はしゃいでしまいました。山頂はそんなに広い場所ではなく、数人で一杯になってしまうかも。

この日は山頂から見る夏空の景色も最高で、映画を見た勢いだけで来たのに得した気分。景色を眺めた後またまたシダの森の草木をかき分け下山。虫除けスプレー必須かも。ここで分岐があったので途中ちょっと寄り道をすると、巨大な石切場に遭遇。あまりの大きさと暗さに写真を撮るのが怖くて、すぐに逃げ下山ルートに戻りました。写真を撮影したら何か写りそうでした。

暑いなか山の中を歩いていたので、少し涼みたい気分。山から出た場所の近くで喫茶店を探してみると金魚の栖という和喫茶を発見。早速お店に入りクリームソーダと白玉あんみつを注文。金魚の栖は下の記事で紹介しています。

さらにロケ地を巡りたいと、鎌倉駅へ一旦歩いて帰還(近くにバス停があるのでバスでも戻れます)。その後江ノ電に乗って次に見たいロケ地である極楽寺駅へ。ここは登場人物達が暮らす家の最寄り駅。多分おりた事はあるはずなのに、映画を見た後に改めて見てみると良き駅に感じるミーハーな自分です。赤いポストや風格のある駅舎は眺めていて落ち着いた気持ちになります。

海街diaryのロケ地である衣張山と極楽寺駅に行って映画気分を満喫してきました。人生発の聖地巡礼。聖地巡礼をしている人達の気持ちが分かるような気がしました。さらに良い感じの和喫茶も発見でき新たな収穫も。

大好きな鎌倉。また色々な場所を巡りたいです。


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