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「デジタルマーケティング」=「SNSを使って集客すること」じゃないよ。

わかっている人だと「そりゃそうだよ」って思ってくれるのですが、20代前半の人たちと面接をしていると「デジタルマーケティングはSNSを使ってインフルエンサーから情報を広げる仕事」って考えちゃう人たちに割と多く出会います。

今時の20代前半の方だとインターネット広告やプロモーション活動に最初に触れるのがインスタグラムやラインなどのSNS上なんですね。だから「SNSで行われていること」=「マーケティング施策、デジタルマーケティング施策」のように見えてしまうのかなぁ、と思います。

全く違うのか?というと、それは違うとかそうだとかいうものではなくて、たくさんあるデジタルマーケティング施策のほんの一部です。

そもそも、デジタルマーケティングって何かというと、デジタル時代に適したマーケティングの考え方のことです。

本来、マーケティングは何のための行うのか?というと、単純ですが「マーケティング目標の達成のため」に実施します。ではマーケティング目標は何かというと、主たるものはそのブランドや商品のシェア拡大や売上拡大だったりします。

じゃぁ、デジタル時代にブランドや商品のシェア拡大や売上拡大といった目標はどうやって達成するかというと、まずは今までのマーケティング同様に商品が購入されるまでの道筋を漏斗(ファネル)になぞらえたパーチェスファネルで考えて、①まずは消費者にブランドや商品の認知してもらう、②次に興味関心を持ってもらう、③比較検討の俎上に入れてもらう、④その結果購入してもらう、とそれぞれの段階に分けて施策を考えていきます。

出所)田村修「いちばんやさしいデジタルマーケティングの教本第二版」(2021)インプレス、P.121

マーケティング施策の検討していくときには、このように大きな目標を一度立てて、その目標を達成するためにに何がどうなっていけば良いのかを細かく分解し、その分解した要素を一つ一つ達成して行くにはどうしたら良いかを考えて行きます。

たとえば①のブランドや商品の認知をしてもらう施策にはどういうものがあるかというと、テレビや新聞で広告を出稿するというやり方もありますし、インターネット広告だとYahoo!やGoogleの広告を使うという方法もあります。外にはYouTubeを使ったり、アドネットワークを使うこともあるでしょう。
さらに、いまのデジタル時代には,購買関連のデータが様々なところで収集されていますので、インターネット広告を使うときにもそれらのデータを活用しながら出稿していきます。

表題にある「SNSでの情報拡散施策」というのは、こうやって考えた施策のあくまで一つなんですね。

でも、広告やプロモーション活動に興味を持ったならば、是非とも他の手法にはどういうことがあるのかな?と調べていただくともっとたくさんの手法や施策があることを知れると思いますし、様々な手法を知ることでもっと興味がわいてくるのかなと思います。


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