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広報のノウハウ② 〜広報活動はプレスリリースが命!〜

こんにちは。
デジタルフューチャー広報PR事業部 松澤です。

広報のノウハウシリーズ第二弾は、「プレスリリース」についてです!

1. プレスリリースとは?

プレスリリースとは何かというと、企業がメディアに発信するための文書のことです。

企業はプレスリリースを通じて自社のニュースや新商品・新サービスなどの情報をメディアにお知らせします。

新聞や雑誌、Web媒体などに載る文章やテレビの放送は、そのプレスリリースの内容を元にしてメディア側(新聞であれば記者、雑誌であれば編集者)が書きます。

企業がプレスリリースを発信してから実際に記事が掲載されるまでの流れは、下記の2パターンが多いと思います。

<情報をまとめているWeb媒体などに多い流れ>
①企業がメディアに向けてプレスリリースを発信する
②メディアがプレスリリースを見て「これは新しい!」「これは世の中のためになる!」と情報に価値を感じると、プレスリリースの内容を元に記事が掲載される
※メディアが情報に価値を感じなければ、そのプレスリリースは取り上げられない

<新聞や雑誌、テレビに多い流れ>
①企業がメディアに向けてプレスリリースを発信する
②メディアがプレスリリースを見て「これは新しい!」「これは世の中のためになる!」と情報に価値を感じると、取材や質疑応答の依頼が入る
※メディアが情報に価値を感じなければ、そのプレスリリースは取り上げられない
③取材や質疑応答などのやりとりをして、掲載できる内容であれば「◯月◯日の記事(放送)にします」「◯月号の◯◯特集に載せます」とメディアから企業に連絡が入る
④メディアが作成した記事の内容を、企業側が確認(確認ができない場合もあり)
⑤記事、特集、放送などの形でメディアに掲載される

プレスリリースがそのまま転記される場合やプレスリリースの内容で十分な場合は除き、より詳しい情報が必要な場合には取材や質疑応答が入った後にメディア側が記事を作成します。

取材が入るにせよ入らないにせよ、情報の元になっているのはプレスリリース。
世の中に自社の正しい情報を発信するためには、プレスリリースの正確さがとても大切になります。

2. プレスリリースを書くうえで大切なこと

前述と重複する部分もありますが、プレスリリースを書く上で大切なことは下記の3点です。


<情報の正確さ>

プレスリリースは一度発信してしまうと取り下げることができません。後から「プレスリリースの情報が間違ってました」というのも通用しないため、企業では発信前に何重にもチェックを重ねます。

また、プレスリリースの情報が足りないと、メディアは本当に価値がある情報なのか否かを判断できません。

メディアからするとプレスリリースの情報がすべてと言っても過言ではないため、正確かつ十分な情報量もある、きちんと内容が伝わる文章であることが求められます。

<発信のタイミング>
プレスリリースを発信するということは、イコール「この情報を今、世の中に発信してOKです」という意味となります。
 
一度出したら取り下げできないことはお伝えしましたが、まだ出してはいけない情報を発信してしまっては大変です(発信前のプレスリリースを見られるのは、社内ですらわずかな関係者のみという会社も多いです)。

機密情報、人事情報などは発信の日にちだけでなく時間まで決まっており、それより前に情報を出すと会社経営に関わる大問題になることもあり得ます。

逆に、情報発信が遅過ぎては「ニュース(新しい情報)」にならないため、世の中が価値を感じなくなってしまいます。

新鮮な情報を、ちょうど良いタイミングで発信することが理想です。

<”世の中から見て”価値がある内容か>
メディアに取り上げられるか取り上げられないかは、これがすべてと言っても良いのではないでしょうか。

なぜなら、メディアは世の中に価値ある情報を発信するために存在しているからです!

どこにでも転がっている情報を取り上げても世の中の人は価値を感じないばかりか、メディア自体の価値も下がってしまいます。

そのような理由から、メディアは常に新しい情報、価値ある情報、流行りをいち早くキャッチしようとアンテナを張っています。


上記のポイント3つを押さえて、自社の情報を正確にタイミング良く、世の中が価値を感じるように発信していきましょう。

次回は、「”世の中から見て”価値がある情報」について掘り下げてお伝えしたいと思います!

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