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【ユーザーインタビュー】「なんだこれは」が営業トークに?!物珍しさを社会参加に繋げたい-株式会社ingrow-

全国各地で進むデジリハの導入。街の福祉事業所に突然デジタルアートが導入されることって、実際子どもや保護者の方の反応はどうなのでしょうか?

今回は、オープン前からデジリハに熱いラブコールを送ってくれていた新潟県新潟市で放課後等デイサービスを運営する株式会社ingrowさんへお邪魔し、代表の高橋さんにお話を伺いました。

まずは事業所のことを教えてください!

ここ、株式会社ingrowが運営する事業所「LigLig」は、新潟県新潟市の児童発達支援・放課後デイサービスです。

0-6歳向けの未就学クラス、6〜12歳向けの小学生クラス、12〜18歳向けの中高生クラスの3つのクラスを設けていて、障害を持つ子どもたちが長期的に、切れ目のない支援を受けられる事業所になることを目指して運営しています。

デジリハを導入した理由はなんですか?

実は、ずっと前から前身であるNPO法人UbdobeのSNSをフォローしていたんです。だから、デジリハのことも立ち上げの時から知っていて、事業所のオープン前から導入を決めていました。

LigLigでは、まず子どもたち自身が楽しく過ごせる場所であることを一番大切にしています。楽しみながら取り組んでいることが学びに繋がって、それを繰り返すうちにいつの間にか本人のできることが増えている・・・そんな有意義な時間が過ごせるように、日々プログラムを組み立ています。だから、デジリハの存在は、自分達の目指すものにすごくマッチしていました。

ーデジリハとはー

ここには、走れたりジャンプできたりとアクティブな子が多いので、デジリハを使うことでその能力を活かした遊びに発展させられるのではないかなと思いましたし、iPadなどのゲームも熱中して取り組む子が多いので、そんな彼らの興味関心を機能向上に繋げることを期待して導入をしました。

導入した時の周囲の反応はどうでしたか?

最初は子どもはもちろん、保護者の方にも驚かれましたね、「なんだこれは?!」という感じで(笑)今は営業トークとしてもデジリハの話を必ずしていて。デジリハの存在が、事業所を特色づけるための大きな要素になっていると感じています。

まだまだセッティングなどができる職員はごく一部なのですが、今後はデジリハのスタッフさんと全体研修を行うことで、もっとみんなが使いこなせるようになるのではないかと考えています。

実際にデジリハを使ってみてどうですか?

現在は主に集団療育の時間でデジリハを行っています。最初の頃は「そらの水族館」を使っていましたし、最近は「忍者でドロン」のアプリもよく使っていますね。

水族館のアプリは複数人で遊んでいましたが、忍者のアプリではあえて「一人ずつ」のルールを作ることで順番待ちを促したり、ボールを投げて遊んだり・・・と使い方に関しても少しずつ工夫できるようになってきました。

ingrowならではのデジリハの使い方は?

個人的にはMoffのアプリを愛用していますね。

「いたずらBOSE」をバランスディスクの上で遊んだり、片足立ちが苦手な子は足にMoffセンサーをつけて「びしゃびしゃパニック」で遊んだり。

うちに通う子どもたちは比較的動ける子が多いので、他のツールと併用しながら難易度を上げることでより楽しくトレーニングができています。

バランスボールに座りながらデジリハをプレイする様子

これからデジリハと一緒に目指したいもの

将来的には、デジリハを事業所に通う子どもたちの社会参加に繋げたいと思っています。

こうやって見るからに楽しそうな、物珍しいコンテンツが事業所にあることってすごく大きな強みになると思うんですよ。だから、その強みをフルに活かしていきたいんです。

例えば、この場所を一般の子たちが来れる場所にしてデジリハで一緒に遊べたらいいなと思いますね。そのためにも今後、HOKUYOセンサーの複数人対決ができるアプリができたらすごく嬉しいですね!

今後、デジリハの皆さんとともにそういった企画にも携われるとのことなので、スタッフ一同でとても楽しみにしています。

最後にこれを読んでいる皆様にメッセージを!

先ほどもお話させていただきましたが、当施設では「楽しみながら活動を行い、できる!できた!などの成功体験を自然と積み重ねていく」ことで、自己肯定感を高めていけるように支援しています。
デジリハでもゲーム感覚で楽しみながら身体を動かせることから、運動していることを忘れて結果的に「楽しみながら身体を動かしていた!」と感じることができます。
この共通点に感銘を受けデジリハを導入することを決めました。 今後はLigLigが新潟のデジリハSTUDIOの拠点となる事で、たくさんの人が気軽に体験できるようにしていきたいという想いです。

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