企業を人間の体で考えると理解しやすい
企業経営というと書籍などでは専門用語が出てきて小難しく書いてあり、何だか分かりにくいと思うかもしれない。
しかし、人間の体におきかえると理解しやすい。
売上
売上は人間に例えると「食事」の様なものだ。
十分な食事がなければ、命が維持できない。
だから、経営者は第一に「売上を維持・拡大したい」と言う。
人間も幼児、子供、大人になるに従って体も大きくなり、食べる量も大きくなる。
成長のためには食べる必要がある。
費用
費用は「基礎代謝や、活動に必要なカロリー」に当たる。
会社では最低限必要な費用がある。
光熱費や通信費、部屋を借りていたら賃借料、人を雇っていたら人権費、といった具合だ。
人間も何もしなくても生命の維持に必要なエネルギーがある。
それが基礎代謝だ。
生産活動を行うほど費用は大きくなっていく、また、広告など営業活動を行うとさらに費用が必要になる。
人間も動けば動くほどエネルギーが必要になる。
利益
利益は「脂肪」になる。
食べて体についたものだ。
脂肪というと余分なものと思いがちだが、人間でも企業でも適度な脂肪は必要だ。しかし、脂肪が多すぎるのも問題になる。
健全な体を維持しようと思えば、必要以上に脂肪が増える前に、エネルギーに変えていく必要がある。企業で言えば、設備投資や新規事業への投資、融資返済に充てることになる。
キャッシュ(当座現金)
キャッシュが「血液」になる。
キャッシュフローという言葉がある通り、現金は流れが重要だ。
血液の流れが途絶えると、すぐに命の危険が伴う。
企業も必要な現金が用意できないと生存に関わる。
コミュニケーション/情報・データの伝達
コミュニケーション/情報・データの伝達が「神経系」に当たる。
企業において、事業に必要な情報を間違いなく、早く伝える方法は重要だ。
人と人との会話の場合もあれば、ドキュメントになっている場合もある。
また、システムとして管理される場合もある。
経営者や上司から伝達される経営方針もこれに当たる。
組織構造、業務ルール、社内ルール、人事設計
組織構造、業務ルール、社内ルール、人事設計といった制度が、「骨」に当たる。
これらがゆるゆるだと、企業が組織として機能せず、ふにゃふにゃした組織になる。
経営者と社員
「脳」は経営者、「筋肉や臓器」が従業員に当たる。
経営者がどのに進むか、何から栄養を取るかなど、目標をもって方針を出す。
従業員はその達成に向けて実際に現場で動く、と言った感じだ。
ただし、これは単純な上下関係というより役割の違いの部分も大きい。
脳だけでは行動できないし、脳のない体は動かない。
まとめ
いかがでしょうか。
企業を人間に置き換えると、理解しやすくなりませんか?
また、企業にも創業当初、成長期、成熟期、と色々なステージがあり、それぞれのステージで悩みも違うものです。
この辺りも人間に似ていますね。
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