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サーキュラーエコノミーのこれからを、企業の協業とコミュニティの巻き込みから考える|花王・ネスレ・三井化学・NECソリューションイノベータ・アミタ【J-CEPパネルディスカッションレポート】

この記事は、2022年10月27日に行われたJ-CEP 1周年記念 全体会合において行われた、本年度の幹事企業5社によるパネルディスカッションの公式イベントレポートです。全体会合の概要を知りたい方はこちらをご覧ください。

株式会社digglueは、ジャパン・サーキュラー・エコノミー・パートナーシップ(略称:J-CEP)の加盟企業です。本イベントレポートは、J-CEPメンバーとしてdigglueがコンテンツ制作し、J-CEP事務局により各企業の許可を得て掲載しております。本レポートに関するお問い合わせはこちらまでご連絡くださいませ。​(文責:株式会社digglue 濵田智子)

登壇者紹介

(敬称略)

佐藤博之(代表幹事)
アミタホールディングス株式会社
代表取締役社長兼COO

八尋美徳
NECソリューションイノベータ株式会社
エグゼクティブフェロー

南部博美
花王株式会社
リサイクル科学研究センター センター長
研究戦略・企画部 リサイクル科学担当部長

嘉納未來
ネスレ日本株式会社
執行役員 コーポレートアフェアーズ統括部長

小守谷敦
三井化学株式会社
常務執行役員 モビリティソリューション事業本部長

もの・情報・気持ちのめぐる社会を|J-CEP設立からの1年間を振り返って 

ーーでは、これからパネルディスカッションに移ります。幹事企業5社の皆様に、これまでのJ-CEPの取り組みを振り返っていただき、今後のJ-CEPの活動方針についてディスカッションしていただきたいと思います!まずはモデレータの宮原より、これまでの取り組みをご紹介します。  

パネルディスカッションの様子

振り返りに入る前に、J-CEPのミッションをあらためて共有いたします。J-CEPのミッションは『すべてを資源と捉え、関係性のデザインによって「ものと情報と気持ちがめぐる社会」をつくる。』サーキュラーエコノミー推進の中で、ものの循環、情報の循環だけではなくて、関わる人の“気持ち”までもがめぐるというところがJ-CEPの特徴です。

企業だけではなく、地域、そこに暮らす生活者の皆様とともに、この社会をつくっていくというメッセージが込められています。 

J-CEPの前身となるK-CEP(九州サーキュラー・エコノミー・パートナーシップ)時代には数社の企業団体から始まったものが、J-CEPは28社で立ち上げとなり、そして現在(2022年11月21日時点)では参画企業は44社にまでなりました

J-CEP加盟企業

J-CEPはちょうど一年前、2021年10月に設立しました。この1年間の活動を振り返りますと、北九州市でのMEGURU BOX®の実証プロジェクト、神戸市での資源回収ステーションプロジェクトと、さまざまな活動を行ってきました。神戸市のステーションは継続しており、今年に入ってからも取り組みの報告も兼ねて、回収したプラスチック等の再生材料を使用した製品として、公園に置くような「ベンチ」の製造を行いました。その後、会員企業も増えてきた中で「分科会」を立ち上げていくことになり、参画企業各社から「プロジェクトシート」を募りました。「プロジェクトシート」では、J-CEPを通してやっていきたいこと、やってみたいことを募集し、いくつかのカテゴリに分かれていただき、分科会を組成しました。

その間に、MEGURU BOX®の回収品の物性評価神戸市のステーションにおけるハブラシチューブの回収実証も始まりました。最近では、リサイクルの回収から製品化の中での”出口”についての共同検討として、課題共有会を実施し、ネスレ日本やユニ・チャームといった企業様に登壇いただきました。

 

日用品メーカー10社が協力して取り組んだ、日本初の回収実証実験でわかった課題と今後|MEGURU BOX®プロジェクト 

ーーさて、そんな中での本日の場となりましたが、ここでパネルご登壇者の皆様にぜひお伺いしたいトークテーマがいくつかあります。

一つ目は、まずは北九州市で進めているMEGURU BOX®プロジェクトについて。このプロジェクトは、日用品メーカー10 社に集まって頂き、水平リサイクルに向けて実証を行いました。実はこの取り組みでは、単純なリサイクル活動というわけではなくて、市民の方を巻き込んだ行動変容の社会的な実証の場でもありました。

具体的には、ICTの仕組みを活用し、市民が使用済みプラスチックボトル・パウチ等を回収ボックスに持っていくと、ポイントが付与されるという仕組みなのですが、このポイントが、地域内の社会貢献団体への「寄付」につながるという社会的意義を付加しました。そしてそのことによって、市民の皆様の行動がどのように変わっていくのか、という検証も行われたのです。

MEGURU BOXプロジェクト

ーーこの取り組みについて、どのような感想をお持ちでしょうか。日用品メーカーを代表して、まずは花王の南部様にお話を伺いたいと思います。

南部)去年の夏頃、暑い時期でしたが、K-CEPに参加させていただいて、今日のように集まって、お話しさせていただいたのを覚えています。プラスチックのサプライチェーンの帯がある中で、日用品メーカーが10社集まって、横の連携で進めたプロジェクトです。日頃は火花を散らしながらビジネスをしている企業同士が、こういう形で集まって、サーキュラーエコノミーを進めていく取り組みを進めるというのは本当に素晴らしいことだと思っています。

弊社にとっても、会長の澤田が花王のESG戦略を2019年に発表して、早3年経ちました。そんな中で、J-CEPをはじめさまざまな取り組みが始まってはいるものの、「社会全体を巻き込んだ大きな取り組みになっていない」という課題があると考えています。

そういう意味で、サーキュラーエコノミーを進めていくにあたっての本質的な課題を明らかにすること、そして課題を解決するための具体的な施策を進めていくことが、今私たちには求められていると感じています。まさにJ-CEPにはサプライチェーン全体が入っていて、そこに向き合っていくことができるのではないかと思います。

ーーその意味では、今回は化学メーカーの三井化学様にも、実際に物を見ていただくというところでご協力いただきました。 

小守谷)化学メーカーとしては「プラスチックを作る」という最も初めの段階を事業としているわけですが、今回の取り組みの中ではプラスチックの静脈側、つまり回収した再生材料をいかに再資源化していくか、という技術開発など、化学メーカーとしての役割はなんだろうか、というのを考えていきました

回収された物を見たとき、「非常によく洗浄されている」という印象を持ちました。市民の方々の丁寧な対応に驚いたのを覚えています。

しかしそうはいっても、日用品として使われたプラスチックですから、香りがついていたり色がついていたりします。そうした素材への付着物というのは通常の洗浄では取り除くことができません。そうすると、再資源化にあたっては、この素材を除去するのか、選別するのか・・・、技術開発においてはこの部分の検討が重要になると感じました。

先ほど南部様からもありましたが、J-CEPではリサイクルや製品ライフサイクル全体に関わる企業が、関係するさまざまな立場から集まって、議論することができます。ある時には直接、自社の利益に関係しないことであっても、技術開発のことなど、こうして真剣に取り組みを進めようとする場になっています。こうした機会があることは、ある種、社会的な前提条件が変わってきているのではないかとも思えますし、たとえすぐに盛り上がる、あるいは結果が出る、というものではなくても、非常に重要で、続けていきたい取り組みだと考えています。 

ーーそうですね。ICTが活用されたところもあります。ICTでポイントを付与する仕組みをNECソリューションイノベータ様に開発していただき、実証しましたね。集まった資源に応じて北九州市の社会支援団体に寄付する仕掛けでした。こちらについて八尋様、いかがですか?

八尋)J-CEP立ち上げ時点では「いろんなことをやりたい」という思いがあり、現場課題のテーマも多種ありました。そんな中で、J-CEPのコンセプトでは「気持ちがめぐる」というのがやはり特徴だということで、地域コミュニティの中で地域活動をされている方々を応援する、ということを盛り込んでの、ポイントの仕掛けだったのです。

このポイントの社会実証では、市民の方の行動変容を見ていくということだったのですが、結果として非常にたくさんの寄付が集まりました。

ーー今回は日用品メーカーが手を取り合って協力して取り組んだプロジェクトでしたが、食品メーカーでは同じような活動はできるのでしょうか。嘉納様、いかがでしょうか。

嘉納)「気持ちがめぐる」というコンセプトと、日用品メーカーさんでの取り組みを知っていくと、本当に刺激を受けます。まさに、気持ちがめぐっているのかもしれません。サーキュラーエコノミーの実現に向けた難しさがある中で、一社で頭を悩ます状況がこれまでありました。そんな中で他の取り組みの中での「知の共有」がなされますと、「やってみてわかること」が共有されていくと思うんです。食品メーカーでもさまざまな取り組みを行っていますが、日用品メーカーさんで行われたような横のつながりの協力体制での新たな取り組みというのは、J-CEPを通してぜひ実現させてみたいことです。

ーーありがとうございました。佐藤さん、このMEGURU BOX®のプロジェクトを通して、新たに認識されたことなどありましたか。

佐藤)私たちの認識として、「どこで」丁寧に集めていくかというのは非常に重要な課題だと思っています。自治体の回収のみでは、なかなか再生材料として十分な品質のものが、十分な量で回収できません。それに、実はJ-CEPの中に流通小売企業は、まだ参画いただいてないんです。

そんな中で今回のプロジェクトは小売店の協力のもと行われたわけですが、新たに課題として認識したこともありました。回収場所について、スペースも限られている、設置に手間もかかる、そんな中で、プロジェクトにご協力いただいた中でももちろん、「継続してやりたい」というところと、「継続ができるかどうか課題がある」というところもありました。こうした現状をきちんと把握した上で、どういう仕組み作りが可能かを議論していく必要があると思いました。 


“回収”という単機能ではなく、コミュニティ活性化にも貢献する体験の場作りを|神戸市の資源回収ステーション

ーーMEGURU BOX®の場合は小売店の店頭にボックスを設置して、リサイクルのための資源を回収していくという取り組みでした。一方、J-CEPでは地域と協力して行った、コミュニティ回収の取り組みもあります。次は、神戸市の協力を得て行った「資源回収ステーション」の取り組みです。

こちらでは、店頭という人のいない場所ではなく、人のいるところで回収し、単純な資源回収ではなくこれを通した地域社会の共生といったことも実現していきたいという取り組みです。つまり、地域の方々の「ウェルビーイング」の向上の実現です。

三井化学様にはパンテック様とともに回収したプラスチック資源からペレット化して、ベンチの製造までをしていただきました。小守谷様、いかがでしたでしょうか。

小守谷)はい、このプロジェクトで私たちは、ビジネスとしてではなくリサイクル材のどのような活用ができるかという視点で、ベンチ製造に取り組みました。実はタイムリーにこうした技術があったんです。それが「サンドイッチ成形」の技術で、異なる素材をサンドイッチ構造にしてはさむような構造を作ります。この場合、リサイクルした再生材料を、サンドイッチする内側の素材(あんこ、とも呼びます)の中に入れ込むことができるのではないかと考えました。

というのも、今回は回収の実証実験からの期間が3ヶ月間で、回収量が十分でなく、材質素材まで分別がきれいにできているわけでもありませんでした。全ての素材を使ってそのまま外に出すと見た目や性能に問題が出てきてしまうと。そこでサンドイッチ成形技術を使い、表層には通常のプラスチック、内部に再生プラスチックを使用してベンチを作りました。

リサイクル材を活用して製作されたベンチ

また、今回なぜベンチだったかと言うと、この回収ボックスを設置したふたば学舎という場所なのですが、こちらに回収に持ってきてくださるのはお子様やお年寄りが多かったんです。この皆様に、回収に持ってきてくださったものがこんな形になるんです、とお見せしたいと思い、ベンチを選びました。この取り組みの中で、「リサイクルするとこんな良いことがあるんだ」と少しでも印象として感じていただくことが、大事な実践の一つのように思っております。また、これも「共生」という言葉の一つの形のようにも思います。

今後もこのような形でお見せできるようなものを、回収した再生材料を元に作っていきたいなと思っています。 

八尋)神戸市の回収では、品質も良かったと伺ったんですが、その辺りはいかがでしたか? 

小守谷)ええ、北九州市でも神戸市でも、皆様本当にしっかり分別してくださっていました。神戸市での回収などはその場で見せていただいたのですが、率先して分別されていました。

ですが、PP、PEのようにプラスチックには素材にさまざまな種類があり、一般の市民の方が素材ごとに分けるのは非常に難しいんですよね。「これは卵のパック、これは何の容器・・・」というように、市民の皆様に分かりやすい形で分別を促していくことが必要だと思います。その上で、先ほどのベンチの例のように「これが将来何になる」といった資源循環のストーリーが目に見えて展開されていく、そのような体験を作っていく取り組みがとても大事なのではないでしょうか。神戸市では活動拠点がまた増えましたね。今後とても期待しています。

南部)サンドイッチ成形の技術がもともと社内にあった、というお話でしたが、J-CEPでの活用に至ったのはどのような経緯だったのですか?

小守谷)グループ企業の取り組みの一つで、サンドイッチ成形という技術があって展開を始めている、という話を私自身もたまたま知っていたんです。一方でJ-CEPの取り組みのことをお聞きして、この技術がまさに使えるケースなのでは、とつながりました。実証ですから、この新しい技術にあえて挑戦しても良いのではないかと思い、進めさせていただいたところ、成功して形にすることができ、本当によかったです。

南部)すばらしいです。日本の企業って新しい取り組みのために「新しい技術」を開発しようとするところがあると思うんですが、いかに今ある技術を活用していくかも考えていくべきですね。今のお話を伺っていまして、今ある技術、社内などに散らばっている既存技術を、サーキュラーエコノミーという視点でつなげていくこと、それが大事なんだなと感じました。J-CEPのつながりの中でそうした事例を広げていけると良いですよね。

先ほどサプライチェーンの横の連携についてお話しましたけれども、今回、三井化学さんがこんなに速く、回収した再生材料を使って物を作ってくださった。それを見たときに、やはりサプライチェーンの縦の連携もとても大切だなと思いましたプラスチックの製造メーカーの底力をすごく感じる事例のように思います!

花王でも詰め替えパックの水平リサイクルを進めていますが、やはり一社では時間がかかるんです。なかなか形にはできなくて。それが今回、回収した容器がベンチへと生まれ変わる、そこまでにかかった時間は3ヶ月程度でしたでしょうか? 

小守谷)ええ、3ヶ月もかかっていないくらいです

南部)すごいです!

ーーコミュニティという視点では、嘉納様はいかがでしょうか。 

嘉納)神戸市の回収ステーションの事例の特徴は、分別が市民に分かりやすくするための工夫が多いことだと思います。回収ボックスに「白トレイ」「色トレイ」と書いてあったり、イラストや写真で示してあったり。ふたば広場には「エコエコひろば」と銘打ってありますけれども、ごみステーションという機能だけではないという点が新しいですよね。

市民の皆様に回収品を持ってきていただくというのは、やはりたくさんの方に足を運んでいただく必要があります。私たちネスレではこの活動に共感して、来た方にコーヒーをご提供して、ごみを捨てにくるだけの場所ではなくて、地域の方が気軽にコーヒーを飲んで、集ってつながりを作れる、そういう場所になっていることに、新しいコミュニティの可能性を感じています。

神戸市のふたば学舎に設置した資源回収ステーションの様子

佐藤)やはり私たちのサーキュラーエコノミー活動の重要なアクターの一つは、自治体だと思うんです。自治体の方がどうしたら一生懸命参加してくださるかというと、嘉納さんのおっしゃった新しいコミュニティの可能性が重要になるのではないでしょうか。

互助の在り方も変わってきて、地域活性や地域のつながりの創造がうまくいかないという実態があります。そんなときに、このサーキュラーエコノミーという新しい視点を加えていくことによって、どのように地域コミュニティを強くしていくかという視点は非常に重要になると思っています。防災、介護予防、ウェルビーイングなどにもつながる話だと思います。そういう意味でも、単機能でない仕掛けは大事だと思います。単に、資源回収ができれば良いといった視点ではなく。 


ワクワクするような提案型の取り組みを|今後のJ-CEP活動について

ーー最後のトークテーマです。お時間が迫ってきましたので、一言ずついただきたいと思います。これまでの私たちの取り組みは、サーキュラーエコノミーの循環の中でも、もののリサイクルについて実証してきました。しかしながら、「サーキュラー・サービサイジンク」という議論も進めていくべきだと思っています。それは自社のビジネスモデルをサーキュラーエコノミーの時代に向けて変えていくことです。

現在は分科会でもそうした議論が進んでいますし、今後はJ-CEPの外のさまざまな連携なども進めていくという議論があります。そうしたことも踏まえ、今後のJ-CEPの方向性について、皆様一言ずつよろしいでしょうか。

J-CEPプロジェクトの取り組み

八尋)今は一つ一つの取り組みが、結果として出てきたところだと思います。先ほど言われたように、信頼とか、思いやりといったものを軸にした、新しいビジネスや経済というものが、今後作られていくのだと思います。国や行政の取り組みもさまざまなところで施行されていますので、それらとあわせながら面で活動を展開していって、社会課題全体のバリューチェーンを変えていけるような活動をしてけたら良いのではないかと思っています。

小守谷)化学メーカーとしましては、まずリサイクルについては、モノマテリアル(単一素材)での製造に資するような材料はどう作っていけばよいか、そうしたところに貢献していきたいと考えています。リフィルやリユースについては、「意識を変えること」が最も大きなことではないかと思っています。市民の皆様にも他の皆様にも、喜んで参加いただけるような取り組みが重要だと思います。

嘉納)消費者、生活者の行動を変えるには、パッケージを変えるなど以上に、新しい生活スタイル・消費スタイル、ワクワクするような体験を提案してくことが大事ではないかと思っていて、そういうことをJ-CEPを通して社会に提供していけたらなと思っています。

南部)世の中ではともすれば、0から1を生み出すイノベーションがもてはやされますが、サーキュラーエコノミーの新しい時代には1を0にしていくイノベーションが求められていくのではないかと感じています。日本人は消費者に寄り添いながらものを提供していく、という傾向が強すぎて、過剰包装になってしまったり、過剰品質になってしまったり。それがこれまでは、大量生産・大量消費につながってしまったんじゃないかと思うんです。

それを、これからは逆に「先入観なく無駄を極限までそぎ落とす」サイクルに入るのではないかと思います。1を0にするという思想は禅の思想にも通じます。ものごとをシンプルに。もったいない。そうした日本型の思想の、日本発のサーキュラーエコノミーをつくっていけるのではないかと思います。

佐藤)この活動を通じて思っていることとして、「やってみたら結構できる!」というのを感じるんです。やってみたら皆様の反響もいただきますし、こういう枠組みがあるならぜひやってみたかったというお声も頂戴する。始める前は、「こんなめんどくさいこと、誰がやるでしょうか」という人もいるんです。でも、プラスチックの回収を始めてみたら楽しんで参加していただける方も多い。

その上で私たちの活動は、「提案型」でやっていくことが大事なのかなと思います。トライアンドエラーの中で、失敗もしながら、理想のサーキュラーエコノミーの在り方を模索していきませんかと思います。いろんな製品について、衣類、靴、家具などにも仲間を広げていけたら素晴らしいのではないかと考えています。 

ーーありがとうございました!

J-CEPについて知りたい方はこちら

 株式会社digglueは、ジャパン・サーキュラー・エコノミー・パートナーシップ(略称:J-CEP)の加盟企業です。本イベントレポートは、J-CEPメンバーとしてdigglueがコンテンツ制作し、J-CEP事務局により各企業の許可を得て掲載しております。本レポートに関するお問い合わせはこちらまでご連絡くださいませ。​(文責:株式会社digglue 濵田智子)

今回登壇・レポートを担当しましたdigglueから、サーキュラーエコノミーに関するこんなイベントも開催します。今回ご興味をお持ちいただいた方は、ぜひ考えを深める・広める場としてご活用くださいませ!(2023/2/20まで参加申し込みを受け付けています)

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