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環境系スタートアップdigglueメンバーnote集

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入社エントリや学びの発信など、digglueのメンバーが書いたnoteをまとめています!
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記事一覧

資源の歴史から振り返る"Why"サーキュラーエコノミー

はじめに 弊社digglue(ディグル)は、2021年に「テクノロジーで持続可能な世界を実装する」というパーパスを掲げ、これまでやってきたブロックチェーン事業から新たに資源循環の分野に参入し、デジタルとリアルの両軸でサーキュラーエコノミーの実現を目指して活動しています。 「なぜサーキュラーエコノミー(循環型経済)の分野にシフトしたのですか?」と、よく質問されます。 理由は複数あるんですが「分かりやすく社会的に役に立つことがやりたかったため」「自社の強みを活かすため」「

資源循環DX企業としてのdigglue

1.はじめにこんにちは、資源循環DXスタートアップのdigglue 中谷です。 今から約2年前の2021年末、私たちdigglueは、ブロックチェーン技術を核とする企業から、資源循環をデジタルで実装する企業へと事業の方向性を大きくシフトしました。  この2年間は、試行錯誤の連続でした。簡単言うと、最初の一年は、どの分野に最も力を入れるべきかを見極めるために多くの時間を費やしました。そして、次の1年は、実際に実績やプロダクトを作り上げる期間でした。  今回は、digglue

アップサイクルを加速させるデジタル戦略(前編)

こんにちは、資源循環DXスタートアップのdigglue 中谷です。 2024年2月28日から3月1日かけて開催されたサーキュラーエコノミ―EXPOの初日に、”アップサイクルを加速させるデジタル戦略 DPPの活用法”というタイトルで講演をさせていただきました。 本日は、その内容をテキストにてまとめましたのでご覧ください。 アップサイクルとは?アップサイクルとは何でしょうか。そう聞かれると、穿かなくなったジーンズからバッグを作ったり、古くなったシャツをアレンジしてオシャレなデ

アップサイクルを加速させるデジタル戦略(後編):DPPの活用法

こんにちは、資源循環DXスタートアップのdigglue 中谷です。 2024年2月28日から3月1日かけて開催されたサーキュラーエコノミ―EXPOの初日に、”アップサイクルを加速させるデジタル戦略 DPPの活用法”というタイトルで講演をさせていただきました。 こちらはその後編になります。前編はこちらになります。 <アップサイクルを加速させるデジタル戦略> 1.規格をつくる 2.分別し品質を上げる 3.再生材として証明する 4.消費者に訴求する 3.再生材として証明するよ

資源循環トレーサビリティではブロックチェーンを使うべきか

こんにちは。資源循環DXのスタートアップ digglue中谷です。 資源循環では、ブロックチェーンを使うべきでしょうか。今回は、よく聞かれるこの問いに、我々の見解を述べたいと思っています。 もともとdigglueは、ブロックチェーンカンパニーとして、様々なブロックチェーンを試し、実装をしてきており、導入のメリットデメリットを理解してきました。 そんな中、資源循環のトレーサビリティ担保において、ブロックチェーンを活用したいという相談が、資源循環領域に注目したきっかけでもあ

自社プロダクトの開発について

こんにちは。資源循環DXのスタートアップ digglue中谷です。 今回は、開発の裏側についてお話しします。 digglueのチーム構成について digglueのチーム構成は、ざっくり半分がビジネスサイド、半分がエンジニアとなっています。 ビジネスサイドは、主にコンサルティングを主とするメンバーと、事業開発やマーケティングのチームとに分かれていますが、何かしら兼務しているケースも多いです。 エンジニアサイドは、SBIトレーサビリティさんと一緒にSHIMENAWAを開発

サーキュラーエコノミー市場立ち上がりの見込

こんにちは。資源循環DXのスタートアップ digglue中谷です。 今回は、よく聞かれる、また我々も常に考えている”サーキュラーエコノミー市場”はいつ来るのかについて、私見を述べたいと思います。 サーキュラーエコノミー市場市場とは? サーキュラーエコノミー市場というと、経産省の成長志向型の自律経済戦略で示されるように、再生材への循環だけではなく、セカンダリーやシェアリングといった市場も入っており、多岐にわたるものとなっております。 https://www.meti.go

コンサルタントがおすすめする、業務変革の本【応用編】

こんにちは。株式会社digglue でコンサルティング部門を担当する池田です。 弊社は「持続可能な社会をテクノロジーで実装する」というパーパスのもと、静脈産業のDXに取り組んでいるスタートアップです。 「DX時代に求められる現場変革力を身につけるには?」ということで、 【 基礎編 】に続く今回の【 応用編 】では、実践的な内容を中心に書籍を選ばせていただきました。 ▼ 経緯と【 基礎編 】はこちら これらの記事が皆様にとって有益なものとなれば私としても幸いです。 はじ

コンサルタントがおすすめする現場変革の本【基礎編】

こんにちは。「持続可能な社会をテクノロジーで実装する」というパーパスのもと、静脈産業のDXに取り組んでいる株式会社digglueの新人コンサルタントです。 一時はバズワード化した「DX」ですが、ソフトウェアを前提として新たな価値やビジネスモデルを創出していくDXの実現は、単にソフトウェアを導入すれば良いわけではなく、現場変革をしていくアクションが不可欠だと弊社では考えています。 DX時代に求められる業務変革力DXという言葉がバズワードとなってからやや落ち着き、改めてこの言

withコロナの働き方

こんにちは。digglue中谷です。 前回のノートを書いてから市況が大きく変化し、まもなく緊急事態宣言が出されようとしているとのこと。弊社でも現在リモートワークを基本とし、オンラインでの業務体制を整えています。 もともとオフィスを借りたばかりで、広さ、換気の面で数人が働くうえではリスクの少ない環境ですが、通勤中のリスクなどを鑑みてそのような判断をしました。 コロナでの変化我々digglueは「今まで目立たなかった、個々人にとって素晴らしいと思えるサービスやプロダクトにスポッ

digglueの組織設計について

組織づくりについてはじめまして。株式会社digglueでCOOの中谷と申します。もともと製造業の業務変革のコンサルティングをやってまして、人の暗黙知を可視化したうえで、標準化やシステム化をし、組織の競争力を向上するお手伝いをしていました。 digglueでは、AI・ブロックチェーン導入のコンサルティング業務を中心に、組織設計や広報業務など、なんでもやっています。 digglueはまだまだ小さな組織なのですが、組織づくりは非常に大事にとらえています。なぜなら、ブロックチェー

digglueのカルチャー設計

はじめにdigglue代表の原 英之です。 私達が現在コミットしている「資源循環 × デジタル」の領域は、時間を掛けて事業を展開してく必要がある分野です。長期でコミットしていくにあたって、組織作りの核となるカルチャーは非常に重要な役割を果たすものとして、大事にしてきました。 というわけで、今日はカルチャーについて書いていきます。 組織設計から見るカルチャーの立ち位置そもそもカルチャーの位置付けについて、組織の設計からどのような役割として考えてあるのか、という大前提を書い

廃棄ゼロ社会の実現へ、マテリアルリサイクルを加速させるサービス”MateRe(マテリ)”

「資源循環 × デジタル」の領域にコミットしている株式会社digglue代表の原 英之です。 先日「MateRe: (マテリ)」という、新しいサービスのクローズドβ版をリリースさせていただきました。既に多くの方からお問い合わせいただきており、実際に話しを進めさせていただいております。 今日はプレスリリース等で書けなかった、MateRe: をリリースした背景、社会的重要性、そして今後の方針について書いていこうと思います。 ※プレスリリースはこちら https://prt

人間がやるべき、本当に大事な仕事に注力できるようにしたい|#digglue入社エントリ

はじめましてこんにちは。株式会社digglue(ディグル)に2020年7月1日から入社している原伶磨(@ryo_hr93)と申します。エンジニアとしてジョインしながら、弊社のブロックチェーンメディア「BaaS info!!」を運営中です。 株式会社digglueについて 株式会社digglueは、DXに取り組む企業に伴走する会社です。注力するテクノロジーとしてはブロックチェーンを軸に据えつつ、AIやIoTを活用しています。 先日、CEOの原さんが公開したnoteにもありま