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EXO「EXIST」 「K-POPの大人進化」について極上品格R&Bポップアルバムで最高の回答を出してきたのはやっぱりこの人達だった!

ひっさびさにK-POPの話をします。

先月リリースされたこのアルバムが大好きです♪

EXO「EXIST」

K-POPの話は本当に久々になってしまいました。巷ではあれこれK-POPの話題や新作が毎日のように流れていて、今や「日本全国の人口半分くらいは誰か一人くらいK-POPの推しがいるのでは?」くらいの状況では?凄い事ですよね!

ただ、久々の話が待望の彼らの話題にできるのが私は嬉しい!!

EXOのカムバー!!


こんな感じでK-POPにハマって以降は「EXO最高主義!!」みたいな人間なので(笑)、

皆様、帰ってまいりましたねー!!いや、今はメインダンサーのKAIが今年の春に兵役に入り、もう一人最後のセフンも控えていますが、今作はアルバム上では中国人メンバーのレイがいないものの、他の面々は全員が揃った形での制作が叶ったようです。

昨年もEPはリリースがあったものの

「私の推し」って言っていいのか分かりませんが(笑)、私のK-POP最大の大大大好きボーカルであるベッキョンが兵役で不在の状態、かつ

このEXOのリーダーのSUHO、そしてボーカルの柱の一人であるチェンもまだ戻ってきていなかったので、アルバム自体は良かったものの、やっぱりちょっと乗り切れなかったのが正直なところでした。

というわけで、今年のこのアルバムはまさに待望中の待望の状態で聴いたわけですが、一聴して

待ってたのはこれ!!!
これだよー!!!!

となりました。EXOの場合、既に求められる品質はめっちゃ高いことはわかってはいるのですが、個人的には

これは期待以上!!!

どの曲も「あーこれこれ!これが聴きたかったの!」という気持ちにさせる曲ばかりでした。本当に素晴らしいですね。個人的な意見ですが、K-POPボーカル芸術の最高峰!

そして、タイトルにも書いたのですが、ほぼメンバー全員が兵役を終えた後で「K-POPが大人になる時」の一つの示し方として、最高の光の一つを提示しているアルバムなのではないかと思います。

私は普段洋楽ロックなどをベースで聴いてる人間なので、K-POPの業界などはあんまり知らないで書いてるので、そこはご容赦ください。

そして、ここでいきなり次回のnote予告ぶっこみですが

このアルバムのリリースに伴って、彼らが出演したYouTubeの音楽配信チャンネル「dingo music」の人気コンテンツ「Killing Voice」に出演。ここでのボーカルワークも素晴らしかったので、これはまた別でレビューしたいと思います。

では、長々前置きましたが早速アルバムのレビューをしていきます♪

まずは、なんといっても

このチェン、ベッキョン、D.Oの三人が揃ったことが本当に最高ですよね!私的EXOの最大の強みなので、これはやっぱり本当に大きいです。この三人は以下「三羽烏」と書いていきますけど(笑)、やっぱりこの三羽烏は最強です。全員の歌がそれぞれ歌が上手いの。わざわざ書くことないけど、もう一回書くけど

やっぱり上手いの!!

どの曲にも聴かせパートがあって、この三人のボーカルの掛け合わせが存分に堪能できる本当に嬉しいアルバムとなりました。
三人については以前もnoteで散々書いてるんですけど(笑)、やっぱりこのアルバムの事を書くとなると、私はこの三人中心になっちゃうので、そこもご了承ください。

そこに、

それぞれソロを経て、SUHOとKAIも曲の要所で個性を出しています。どうしても三羽烏が最強なので耳が行きがちではあるのですが、上記の三人と違う魅力として柔らかな面がより曲になじんでいるというか。
以前は曲によっては三羽烏よりも少し弱く聞こえていたところが、KAIの独特のソフトなソロ曲の良さと、SUHOの「これはもう本人に会ったら卒倒するんじゃいだろうか」と言いたくなるくらいのハリー・スタイルズ感あふれるソフトロック感のソロも楽しんで聴いていたので、私の耳が変わったのか、より透明感があがって三羽烏だと重くなりがちなところを浮遊させてくれるような効果が「上手くハマってるな」と思いました。
今回のアルバムはパワー押しな曲というより、より多彩な色を重視したアルバムに聞こえるので、その個性がより活かされているんじゃないかと思います。

そして、シュウミンとラップパートのチャニョルとセフンも手堅く自分たちの仕事をしていて、特にラップパートは今作とてもカッコいいですね!前作より好きです。新鮮味とか強烈なメッセージがあるというより、リズムの取り方とか曲への入り方とか、R&Bポップのラップとして基本をきっちりキメるところをキメて、「ただパワーで押すだけでないところが良いな」と思います。

1曲目は「cream soda」。これはシングルですけど、タイトルだけ見ると「クリームソーダをあなたたちがどーやって歌にするの?」と思いましたけど(笑)、勢いあるR&Bポップ曲でサビが裏声とユニゾンで聴かせるどこか品がある良曲で「これだ!」ってコロっと虜になりました(笑)。EXOのボーカルワークも十分に堪能できる曲ですよね。
やっぱりこの曲は肝はサビだとは思うんですけど、私はイントロのベッキョンから「あーこれだ」と思いました(笑)。ベッキョンって本当にコントロール抜群ですね。曲調に合わせてあんまり重くならないように軽めに入ってますね。で、2番の入りはD.Oですけど、ベッキョンよりちょっと重めで独特の良さを感じますね。D.Oは基本が天然感でこの真逆なような二人が本当に気持ち良くて。最初のサビはボーカルモンスターのチェン。この曲のサビはチェンとSUHOの声の透明感が活きてるな、と思いました。きれいであればあるほど気持ちいい曲で華麗さも感じました。

3曲目は先行でリリースされたシングルの1つ「Hear Me Out」。このnoteのタイトルで「大人進化」って書いたんですけど、この曲とアルバムのラストの曲を聴いてそれを思った曲です。ミドルテンポのベースのグルーブが気持ちいい曲なんですけど、この曲、一聴すると地味に感じるかもですけど、凄くいい感触で。私は今までEXOでこういうレイジーというかルーズな感覚の曲をあんまり聴いたことがないような。まず曲のアレンジが凄くカッコよくて、声も張るところがあるんだけど比較的少なめ。ラップの二人の掛け合いがこの曲の雰囲気を出してますね。
ボーカルは強烈に主張させないけど、こういう曲ってかえって難しい印象で、メロディにも頼りきれないので空気感とか行間を楽しむみたいな曲で味を出すのが難しいと思いますが、今のEXOにはピッタリに感じました。この曲をあえてシングルにしてきたところが私は結構大賛成で。セールスは派手にいかないかもですが、玄人ウケしそうというか、R&Bが好きな音楽ファンに聴いてみてほしいなと思った曲でした。

5曲目の「Cinderella」。これはもしかするとファンの間で「一番人気かもしれない」って感じる曲です。これEXO好きなら絶対好きでしょ!私も好き!SMイズムも感じるっていうか。これもミディアムテンポのR&B曲ですけど、これは結構テンコ盛りな曲ですね。低い声から高い裏声まで歌声の洪水なんですけど、これはたぶんメンバーの腕がなったと思います!

この曲はイントロからいきなりベッキョンとD.Oのボーカルリレーが導入なんですけど、これだけで「あ、名曲決定」と思いました(笑)。EXOの強みをいきなり最大限に出してきた曲ですね。でサビ前にはチェンの裏声が鳴るみたいな。サビは「LaLaLa」と「Cinderella」を全員で歌うだけなんですけど、そこに至るまでで聴かせる聴かせる。ボーカルリレーも結構細かくて、EXOをボーカルマジックをこれでもかと味わえる曲で、この曲はEXOが歌うからいい曲になる、EXOのために仕立てられた感が最高な1曲です。

7曲目は「Love Fool」は明るい雰囲気を漂わせる軽めのポップ曲。ちょっと90sの雰囲気もあるような、かわいらしい感じと間奏のギャップが面白い曲ですね。「大人進化」って書いたんですけど、この曲は曲調こそ若い感じですけど、かえってこういう曲こそ大人の余裕が感じられる曲でした。単純に誰でも明るい気持ちになれるようないい曲だし、さらっと歌ってる感じでいいですね。本当に上手い人達って、実はこういうサラッとした曲の方が難しいんではないかと思うんですけど。よく女性ボーカルにあてられちゃうような感じの曲を、あえて男性が、しかもEXOが歌ってんのが新鮮な感じでした。

ラストはこちらも先行シングルだった「Let Me In」。「バラードをシングルにしてくるとは」と聴いた時に思ったんです。しかもこの曲は派手な演出があまりない、わりとストレートなバラード曲。全体的に落ち着いたトーンの曲なのですが、この曲、個人的にK-POPに限らず、ここ数年でも「屈指のバラード曲だな」と思いました。
この曲もやっぱり「EXOが歌ってこその曲」だと思います。D.Oの中低域で鳴らされるボーカルから始まる曲ですが、メンバーのリレーと表現が凄く丁寧な極上な1曲です。K-POPってボーカルがとても丁寧なところが個人的に好きなのですが、中でもやっぱり三羽烏の歌声の交じり方が絶妙ですね。ベッキョンの何色にも聴こえるような表現力とチェンの得意手が爆発しているサビは、聴きながらうなってしまいました。ラップパートのシンギングラップのところも長めにとって、サビへつなげるあたりも小憎いです。サビとのバランスも良かったですね。
声の配置もよく考えられていて、KAIやシュウミンの柔らかなパートもとても良かったですね。あとは最後にEXOファンの誰もが聴きたいだろう三羽烏のボーカル合戦がさく裂してますのでただただ最高です。この曲はイヤホンで没入して聴くのが個人的におススメです。
冒頭の「cream soda」から割とテンポよく徹底して気持ちよく繋げてきたアルバムの流れがこの曲でストンと落ちるあたりはドラマチックすぎないところがまた良くて。単体で聴いても良かったけど、アルバムを通して聴くと改めてバラード曲の必要さや良さを感じさせてくれる1曲でした。

というわけで、自分的にポイントだった曲を選出して感想を書いてきました。でも全曲が良いんです。正直、EXOじゃなかったらそこまで良い曲じゃなかったかもしれないって曲も、EXOが歌うからいい曲になるって、そういうグループです。

私はコロナを期にK-POPにハマったので日も浅いですし、普段は違うジャンルを多めに聴いてるようなタイプの人間なのであんまりK-POP界の事は詳しくありません。なので自分の目線でしか話せないのですが、男性グループはどうしても兵役があるためグループ全員で活動できない期間ができてしまったりして「時間が止まってしまうような期があるのではないかな」と思います。

その中で、EXOの今作はシンプルに彼らが今の自分たちの等身大のR&B曲を出してきたのが、個人的にグッと来たアルバムでした。
今までの彼らの曲に比べるとあんまり飾り気はなくて、だからこそ今までの自分たちの力をシンプルに発揮できる作品に仕上がったのかな、と。そこで聞こえるのはEXOにしかない技術の高さと品の良さと、やっぱり多彩なボーカル力。時間が空いたからこそできた作品で、

積み重ねてきた力はやっぱり嘘をつかないのではないかな


と思います。かっこよすぎるな!

いろいろと事情はあるかもしれないですが(なんか見た)、EXOみたいな超絶最高なボーカルマジックグループはやっぱり「できるだけ長く続けてもらえると嬉しいな~」と思います。新しい作品をまた聴きたいですね♪

というわけで、次回は「Killing Voice」の見どころポイントについて書いていきたいと思います♪(全部なんだけど)




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