見出し画像

アレックスの歌いっぷりに何より心打たれた名作誕生!Arctic Monkeys「the car」がカッコ良すぎてたまんない!!

前回はthe1975の新譜について長々レビューしましたが、


そのリリースの翌週にこの作品がリリースされました。
 

Arctic Monkeys
「the car」

 同じくUKを代表するバンドとしてめちゃくちゃな人気を誇る、Arctic Monkeysの新アルバムです。
 
前週がthe1975の最高のアルバムだったので、たった1週で気持ちを切り替えるのが本当に大変でした。嬉しい悲鳴ですよね(笑)。でもアークティックの新アルバムも本当に楽しみで!なんといっても
 

前作から5年!!

バンドだと割と普通かもですけど、K-POPとかも横で聴いたりしてると「なっがーい!」って感じたりもしないでもない(笑)。たくさんリリースすればいいってことでもないですが。
それこそBTSとか兵役で3年ブランク空く予定なんですけど、こういうバンドがいたりすると「余裕で待てるな」とか思っちゃったりしますね(笑)
 
アークティックも世界中はもちろん、日本で本当に人気が高いバンドですよね。本当に正直な事を言うと、デビュー当初はこんなに長く人気が続くバンドだと私は思ってなかったんです。デビューからめっちゃ人気があって、実力ももちろんあったのは分かっているんですけど、デビュー作から完成しているみたいな感じで。それがやっぱり

 
 この「AM」のリリースと凄まじい人気で、考えをコロっと改めました。それくらいこの「AM」がとてつもない人気で!!確かにこの「AM」ってそれまでの作品から変わらないロック感と進化のバランスがとても良い、いいアルバムで。「『AM』が一番好き」ってファンも多くて当然だと思います。私もそうでした。
 

今回の新作が出るまでは!

渋くなったなー!

そのぐらい、この新作は「マジでカッコ良すぎてヤバい」と感じた作品です。なんてアルバム作ってきたんだ!5年かかったのも納得の最高作でした! 

まずもって
 

「the car」ってタイトルでこのジャケ写!!

これだけで「かっこいいー!!」って口から声が出そうなりました!個人的にシンプルなアルバムタイトルに弱いのもあり(笑)

先行シングルも

 
 このムードは前作の「Tranquility Base~」を引き継いだものだと思うのですが、結構前作の時は「?」ってところも無くはなく。この時も「AM」から5年経ってるんですけど。「AM」ってSpotifyのチャートとかUKチャート見てると「もー一生売れ続けるな」ってくらい息が長い作品で「Tranquility Base~」への変化についていけなかったところが自分にもありました。
けど、この「Tranquility Base~」があったからこそ、この「the car」に割と違和を感じず入っていけたのもあり。なので、「このアルバムにちゃんと意味があったんだな」と今作を聴いて改めて感じました。
 
「the car」で私が何に一番しびれたかって、タイトルにも書いたとおり、
 

アレックスの歌いっぷり!!

これが「凄いな!!」と思って。前作よりも歌の説得力や声の出し方や物語的な力量がすごーく上がっていると感じました。もともとアレックスの歌が好きなのもあるのですが、デビューの頃のいかにもなロック曲を歌っていた頃からはこの変化は想像もしていなかったし、こんなに歌で聴かせるアルバムが作れるようになるとは!!

個人的に「今年のベストボーカリストを挙げよ」と問われたら、間違いなくトップ候補の一人に入ります。それくらい今作は歌の力がとても強いアルバムだなと思いました。
ロックというより歌謡とかソウルが入っているような。前作で曲のアレンジや曲自体がより深い世界に入りたいような感じがあったけど、今作でそこに表現が追い付いたような。これは本当にアレックスのビジョンと努力が産んだんだと思います。

個人的にお気に入りな3曲目の

 「Sculptures Of Anything Goes」。この曲はちょっと電子的なアレンジとストリングスが効いているバラードに近いような曲なんですけど、こういう曲でこんなに豊かな表現ができるとは。「アレックスの歌力凄い!!」と夜中に初聴きしたのに目が覚める思いでした。


その歌いっぷりはアルバム全体に貫かれています。先行シングルのうちの1曲、「Body Paint」なんて裏声から始まるような曲なんですけど、本当にセクシーで。「There’d Better~」なんてライブ映像なんかも観ても


世界観がもう確立していて、「いや『AM』と違う」みたいなツッコミが無になるような。このアレックスのボーカルの進化は今後ますます楽しみです!!まだ30代半ばだし。

今作はさらに、演奏やアレンジ面でもthe1975のように前作からさらに洗練と力強さを感じるような感じで、生で聴くのが本当に楽しみです。もともとグラントンベリーなんかでもヘッドライナー務めてるくらいだからスケールのデカい演奏にもしっかり対応できるバンドだし、それこそデビュー当時は「なんかメンバーに統一感があんまりなくて面白いな」と思っていたのが、今作では4人の統一感が良く分かるし「大きなところに挑んでいるな~」と感じます。

 一聴して「AM」みたいに分かりやすいロックでは決してないし、世界観がかなり濃い目で「みんなで楽しもーぜ!」みたいなアルバムではない感じはしますが、こういうアルバムをもはや国で1,2を争うくらい売れてる&力のあるバンドが作っちゃって、堂々とプロモもして、フェスに出まくっちゃうあたりが今のUK音楽界の最大の強みみたいなことも感じました。
とにかく音楽の幅が広いし、チャートでも同日にリリースしたテイラーのビッグヒット攻撃があったのでUK初登場1位こそ達成できなかったけど、

2位って凄いんですよ!

今年Tiktokあたりでがっつり盛り上がってしまった「AM」からの流れがあったとはいえ、前作の割れた評価からすれば、もうほんと凄いと思います。Spotifyでも確か初週3位で、テイラーが2バージョンリリースしたからなので実質2位。UKだけじゃなくてGlobalでですよ!ほんと凄すぎる。世界的に人気なのはもう間違いないですよね。

作品を通して聴いてから改めてこのジャケ写とタイトルを見ると、「よっぽど自信あったな」と思いました。シンプルな打ち出しって凄く勇気がいりますよね。このシングルなんて、公式のMVがライブ映像だし!このパターンあんまりないのですが、これも自信の現れかと。ライブの事もよく考えてアルバム作ったのかな、と。

しかもアークティックはジェイムズ・フォードというPDとずっと作品を作ってきていて、「もうメンバーみたいなもん?」と思うんですけど、こんなに作品の幅が広がっているのに関係性が安定していますね。

また最近のライブのセトリとか見てると、ちゃんとファンからの人気曲もガンガン披露してて「ブレがないな」と思います。アレックスがインタビューで「過去作と比較するといきなり変わったように聴こえるかもしれないけど、自分たちとしてはどの作品もつながっててちゃんと道がある」みたいなことを言ってて、

そういう感覚があるからこそ過去作とのミックスでセトリも作れるんだろうなと思います。このスタンスが崩れない限り、「ずーっと安定していい作品が聴けるだろうな」とワクワクしますね。
次の作品はまた5年くらい先かもしれないけど(笑)
 
興味を持たれた方はぜひ聴いてみてください♪



おまけ

こんな可愛い感じだったの、懐かしいな〜!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?