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音楽紹介: Can't Hide Love - Papik · Peter De Girolamo

Earth, Wind & Fireの名曲『Can't Hide Love』を、イタリアのグルーヴ・ジャズ・ユニットのPapikのベーシックなジャズサウンドに同国のキーボーディスト "Peter De Girolamo" が上ものを乗せてゴージャスにカバーし、蘇った。


かねてからPapikのサウンドが好きなのは、私の直前の過去世がイタリア人だったからなのか、或いはそれ以外なのかは正直分からない。
ただ、妙にノスタルジーを感じてならないのはおそらく‥。

Papikは日本では余り大々的に紹介されていないグループで、調べるとかなり過去ログ的な記述として以下のようなプロフィールが確認出来た。

PAPIK:
イタリアジャズ界のヒーロー、マリオ・ビオンディのアルバムをプロデュース後、アルバム『Rhythm of Life』でデビュー、そしてこの3月には『Music Inside』をリリース。今回はメインシンガーのアラン・スキャファルディに加え、イタリアを拠点に活動するエリー・ブルーナも参加。初夏を感じさせるグルーヴィーなライヴとなる。

http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/papik/ ⇦ より引用。



YouTubeを追って行くと、同じ「Papik」名義でさらにチルアウト的な同じ曲の別トラックに辿り着く。
此方は企画の根底が違うのか、表現手法がさらにライトで "Riccardo Rinaudoリッカルド・リナウド)のヴォーカル付きだ。一見お得感満載に見えるが、私個人的にはヴォーカルのないトラックの方が好みだ。


但しいずれにせよ、一つの楽曲がこうも表情を変えながらでもしっかりと新曲の様相を呈して生まれ変われるのも、ひとえに原曲が優秀だからに他ならない。
原曲のエネルギーが弱ければ、必ずリメイクのどこかの段階で音楽ごと崩れ落ちてしまうのがオチである。

だからと言ってことさらEarth, Wind & Fireの原曲が好き‥ と言うわけではなく、こうしてリメイクされたものをパソコンの前でにそにそと微笑いながら堪能する瞬間に、私は萌える。


そう言えば上の記述で久々に名前を見たマリオ・ビオンディの声に、私もその昔一目惚れしたものだった。‥で、直ぐに飽きてしまった。
この手の声質は惚れ込まれやすく、そして冷められやすいのが難点だ。でもイタリアもの好きの人であれば、一度は惹き込まれる声かもしれない。

そんなマリオの作品の中で、私がイチオシの楽曲(YouTube)をこの記事の最後にご紹介して、音楽紹介を終わりたい。

※トランペットが "Till Bronner" と言う、これはめちゃめちゃ贅沢なトラックと言えるでしょう。



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