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ワーケーションに行ったらまずなにをすべきか

ワーケーションした時に悩まないように「まずはこれをするべき!」ということについて考えたいと思います。

自分もワーケーションをはじめたばかりの頃はだいぶ迷子状態で何をしたらいいかが分からなかったのですが、18回もワーケーションをしていたらだんだん楽しみ方が分かるようになってきました。

万人に当てはまるかは分かりませんが、自分はいつもこれをしていることを書きたいと思います。


観光案内所

サイバー空間風の小倉の観光案内所

王道といえば王道なんですが、観光案内所って皆さん行ってますか?
前にも「ワーケーションって言葉すら伝わらない」なんてやや問題提起な記事を書いてしまったのですが、それでも自分は毎回行くようにしています。

ダイレクトにワーケーションについての情報をもらえる訳ではないのですが、観光案内所ではワーケーションしている時に非常に役立つ情報をたくさん教えてもらえます。


案内パンフが一通り揃ってる

鳥取で集めたパンフレット一式

観光案内所には必ずパンフレットが揃っています。ここにあるものを見ると大体の観光情報が分かります。またパンフの充実度でその地域が何に力入れているかも分かります。

ここでパンフを一式揃えればもう立派な旅行雑誌
移動中や休憩中にこれを眺めるだけで地方でありがちなやたら待ち時間の長い交通事情もあっという間に感じます。特にマップは便利なのでかならずGETするようにしましょう!


移動(アクセス)について相談

鳥取駅の中の観光案内所のスタッフさんめちゃ親切でした

地方で苦戦するのが行きたい場所へのアクセス
やはり普段行き慣れていない場所への移動は難しいものです。特にバス。これは難しい。行き先が聞き馴染みがないので、不安感が半端ないです。乗り方も場所によってまちまち。Suicaが使えないとなったらもうパニックです。

砂丘行きバスは39番(砂丘)のりば

なので自分は観光案内所で移動方法について詳しく聞きます。ここに行くにはバス、電車、徒歩、レンタカーのどれがいいですか?や車で何分ですか?など。そうすると非常に丁寧に教えてもらえます。先日の鳥取駅の案内所の方は非常に親切で「それなら貸切タクシーを利用した方が安いかもしれません」など提案してくれました。

旅のトラブルの大半は移動なので、ここで真っ先に相談することでその確率を大幅に減らすことができます。


お得な情報が入手できることも

200円引きのチケットは観光案内所で200円引きでした

観光案内所では割引券やキャンペーンに関する情報も豊富です。
観光案内所でズバッと「お得な方法ありますか?」と相談してみましょう。そうすると「割引チケット」「周遊きっぷ」「キャンペーン情報」なんかを教えてくれます。実際に鳥取の砂の美術館は割引チケットで200円引きで行けました!


街なか散歩

自分の場合街でワーケーションすることが多いのですが、とにかくひたすら歩きます。暇さえあれば歩きます。普段と違う景色を歩くのって楽しいんですよね。散歩をすると楽しいだけじゃなくて副次的な効果もあったりします。

どこが街の賑わいの中心地か分かる

近代的な雰囲気の富山駅前

事前に地図とかネットで調べても案外どこが賑やかなエリアか分かりません。Google Mapでオレンジっぽくなっているところが多分繁華街なんですが、実際行ってみるとそうでもなかったりします。ネットの口コミでもなんて調べたらいいか分からない。実は事前に性格にキャッチするのは難しい情報なんですよね。

ですが!街を歩くと一発です。

お店が多いなー、人が多いなーは歩いてみないと分かりません。あれ、ここやってないとかもそうです。地方はサイトの更新がされていないこともたくさんあります。あと時間帯を変えて何度も歩く。すると昼の中心エリアと夜の危険エリアも分かります。


街の構造が分かる

これも歩いてみて初めて分かることなんですが、駅周辺でもエリアごとに特徴が分かれている場合があります。その違いを早めに把握できているとその後行動がしやすくなります。

かつてワーケーションした盛岡は
「駅周辺」エリア
「大通・菜園」エリア
「城址公園・肴町」エリア ※正式名称ではありません
の3つのエリアで特徴がはっきり分かれています。

駅周辺は有名な焼肉屋さんが多く、またアクセスの拠点になっているので非常に便利です。コワーキングスペースもこのあたりに多いです。

有名な焼肉屋さんは駅周辺に多いです

大通・菜園エリアは自分が宿泊場所にしたのですが、商業施設がたくさんで街を楽しむには最適です。

映画館や百貨店、利用しやすい飲食店がたくさん

城址公園・肴町エリアは宮沢賢治、石川啄木などの文豪が愛した街としてノスタルジックで文学の香りがします。鄙びた喫茶店や古い建物がたくさんあるクラッシックな雰囲気なんですが、最近バスターミナルあたりは新しい施設ができていて、ハイブリッドに楽しむことができます。

古い建物を利用した喫茶店などもたくさんできてます

そんな雰囲気的なことは事前には掴むことが難しいので、やっぱり散歩するのが一番だなと思います。その後の滞在期間をどう過ごすかを考える時に位置関係が分かっていることは非常に重要です。


意外な発見がある

街にはたくさんの案内看板も出ていますのでそれで気付けることもたくさんあります。今までめちゃくちゃメジャーな観光地ではないけど行ってみたら面白かったなんて場所もたくさん発見しました。

下田市に行った時になまこ壁の家とかも良かったですね。どうしても事前に見るとペリーペリーになりがちですが、こういうさりげない観光地が楽しかったりします。

ペリーロードに行く手前にも見どころたくさん

あとローカルバスなどの意外な移動手段を発見できたりもします。街なかにたくさん走っているので、なんだろうと思って見たら案外便利な場所を巡回している。

宮崎市内を巡回しているぐるっぴー

そうだ、これに乗れば安く行きたい場所に行ける!なんて情報も序盤に知っておくと便利です。特にローカルな巡回バスはGoogle Mapでは出てこないことが多いので足で発見するのが手っ取り早いです。


コワーキングスペースに行く

なるべく早めにコワーキングスペースに行くこともおすすめします!
まず大前提として仕事がちゃんと遂行できる設備なのかを確認することは大事ですね。それ以外の意味で言うと、スタッフさんはだいたい地元の方なので、街のことを詳しく教えてくれます。

ちなみにコワーキングスペースはワーケーションで来た人を案内するのがメイン業務ではないので、お仕事の邪魔にならない程度に相談してくださいね。まれにあんまり構ってくれない時もあります。

ATOMicaのスタッフさんは北九州でも宮崎でもみんな親切でした

街のことを聞くなら観光案内所でいいじゃん、という意見もありますが、観光案内所には得意分野と不得意分野がある気がします。アクセスやその街の観光名所、歴史を聞くならやっぱり観光案内所が一番だと思いますが、観光というほどでもない日常のちょっとしたことや俗っぽいことはコワーキングスペースの方に聞いた方がより深い情報がもらえます。


本当に美味しいお店は地元の人が知る

宮崎のチキン南蛮はおぐらだけではなかった

例えば「ランチで美味しいお店は?」って質問。
観光案内所ではその街の名物を勧めるでしょう。でもコワーキングスペースの方に聞くと自分が普段食べているようなそこまで名物とは言えないけど美味しいものをおすすめしてくれます。ワーケーションでは日数が多いので食事の選択肢は多ければ多いほどいい。名物はググればたくさん出てきますが、そういうお店にはなかなか辿り着けません。

また評価が実にフェアです。
公的な観光情報などはやはり広告的な概念がありますので、「ここはイマイチ」みたいな話は言いにくかったりします。ですが、コワーキングスペースの人はそんなこと関係ないので、ここ行くならここのがいいですよ、とか体験に基づいた情報を率直に教えてくれます。

旬な場所、話題の場所

富山のD&Dはご当地情報の発信とおしゃれなカフェの複合施設

コワーキングスペースはスタートアップ企業や学生なども利用する非常に情報感度の高い場所です。なのでそこのスタッフさんは旬なものに対して常にアンテナを張っています。どこか面白い場所に行きたい時はコワーキングスペースのスタッフさんに相談するといいでしょう。

ちなみに観光案内所で最近旬な若い人が集まる場所とかありますか?と聞くと高確率でイオンと言われます。コワーキングスペースの方に聞けばそんな切ないことを言われる率はあまりないと思います。


俗っぽい遊び方のことも聞ける

宮崎のスナックのことならここに聞け的なお店 スナック入り口

俗っぽいとは例えばおすすめの雀荘は?とか、面白いスナックは?みたいなナイトライフの情報とかですね。もちろんコワーキングスペースのスタッフの方がそういうことに詳しい人ばかりではありませんが、聞いてみる価値はあると思います。友だちが行く雀荘とか交遊関係の範囲で聞いてもらったりもできるかもしれません。

ちなみに宮崎市では「スナックの人口比日本一」という話を聞いて、行ってみたいという話をしたら、コワーキングスペースの方全員から「スタック入り口」に行けと指令が出ました笑


まとめ

ということで、ワーケーションに行った際の初手はどんなことをしたらいいかについて考えてみました。どんなすごし方をするのも自由ですが、やっぱり滞在期間は充実した時間にしたいですよね。そんな時にこんな活動をしてみるといろいろと面白いワーケーションに繋がりやすいと思います。

個人的には街を知ることもワーケーションの重要な要素だと思っています。せっかくワーケーションでその土地に滞在するのであれば、初手でいろいろな情報収集をして効率よくその土地を遊び尽くしましょう!

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