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怠け者になる前に行動を! 【ダイエットが続かない原因】は性格ではありません!

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしてます。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります

新年度が始まりました。
新たな生活をスタートしている人も多いですよね。
このタイミングで、ダイエットに取り組む方も多いと思います。
・新たな環境で心機一転。一緒に体も変えよう!
・夏が近づくと、服装も変わってくるからダイエットに。

こんな感じで考える方が多いのではないでしょうか?

ダイエットの成功のための、
”現状把握”と”続けるための行動”
のお話です。

みなさんがダイエットを始めるきっかけは?

パーソナルトレーニングにお越しになるお客様。
そのきっかけの多くは、
・人生の中で今が一番太っているから。
・入らなくなっていた服があった。
・着てみたい服がある。(服装の選択肢を増やしたい)

という声が多いです。

あとは、健康面を心配する声。
・健康診断で指摘された。
・今は体に異常はないが、このまま歳を重ねると心配
・体力の低下を感じるようになった。

など、やはり何らかの”緊急性”
”危機感”を感じて来館されます。

これは複数の媒体のアンケートなどを
見ても同じような傾向です。

1位 今までの服が着れなくなった 27.8%
2位 好きな人ができた 17.5%
3位 健康診断の結果を見て 15.2%
4位 水着などで露出する機会があるから 12.8%
5位 人に指摘された 11.2%
(マイナビニュース 2013年10月:女性400名)
1位 健康診断の結果を見て 24.3%
2位 今までの服が着れなくなった 15.4%
3位 人に指摘された 7.5%
4位 好きな人ができた 7.0%
5位 試合・大会の調整 4.0%
(マイナビニュース 2013年10月:男性371名)
1位 健康のために 61.0%
2位 女性から綺麗にみられたい 39.0%
3位 自分を変えたい 37.0%
4位 着たい服があるから 37.0%
5位 男性から綺麗にみられたい 30.0%
(CanCan 2020年9月:女性500名 複数回答)

男女問わず、
・サイズアップしてしまった体
・健康面への不安
がダイエットに取り組むきっかけ
になっています。

一度太ってしまうと、なかなか運動をしない理由【ホルモン分泌が原因です】

肥満とカテゴリーされることへの不満や不安。
これを解消するために、
皆さん、いろいろと行動はされています。
しかし、思うように続かない。。。。
「怠惰な性格のせい」でしょうか?
そんなことはありません。
研究から以下のような結果報告があります。

①肥満になる。
食欲抑制ホルモン:レプチンが多く産生されてる。
③結果として運動がもたらす脳内報酬が減弱し自発活動が低下

つまり、肥満になると運動をするのがめんどくさくなり
それがますます肥満を助長するという、
”負のスパイラル”が発生してしまいます。

もし肥満は気になるけど、
運動する気にならないとしたら、
それは「怠惰」という性格面だけで
片づけられるものでもなく、
そうさせてしまうメカニズムがあるのです。

ホルモン分泌が原因なら、ホルモン分泌を活用して、やる気を上げていく。

レプチンの生成のために
運動に対するモチベーションが下がる。
避けることのできない生理現象です。

ただ、モチベーションを上げるための
生理現象もあります。
それが、
”やる気ホルモンのドーパミン”
を出していきましょう!
ということです。

これも性格は関係ありません。
ドーパミンの分泌が増やる状況を作っていきます。

主な方法は以下の4つ

①とにかく動く。
ドーパミンは何らかの活動をすることで分泌が増えます。
身体活動でも頭脳活動でもです。
別に無理をして運動をしなくてもO.K.
自分にとって楽しいと思える行動をとってみましょう。
・友人とショッピングに出かける。
・興味のある小説を読む。
体、頭、心に何か刺激が入ればいいのかなと思います。

②音楽を活用する。
活動する際に、音楽はモチベーターになります。
僕も自身のトレーニング中にはBGMを必ずかけます。
2009年にカナダのマギル大学の研究チームは、
「音楽はドーパミンを分泌さえる効果がある」

と論文発表しています。
日々の活動の中で、
自分の好きな音楽を活用してみましょう。

③ドーパミン生成に必要な栄養素をとる。
ホルモンは化学物質ですから、
材料となる栄養素を食べてあげることは
分泌量が増えることにつながります。
ドーパミンを増やしたいなら、
・チーズ
・玉子
・大豆製品
・レバー
・魚介類

などが効果を期待できます。
自分の食生活に組み込んでみてください。

④瞑想
アップル創業者のスティーブ・ジョブスなど、
起業家にも人気がある瞑想。
これも効果があると言われています。
やり方はいろいろあるようですが、
・静かな空間
・リラックスした服装
・目を閉じてゆっくり腹式呼吸
・1〜2分程度から初めてみる
こんな感じでも効果が期待できると思います。
瞑想はストレスマネジメントにも効果が期待できますよね。
環境が変わるこの時期にはぴったりかもしれません。

日々のセルフモニタリングが重要です。

「私はダイエットが続かない性格で。。。。」
という方。
性格だけが原因じゃないのです。
性格には関係ないホルモン分泌も影響してます。

少しだけ状況を変えることで、
このホルモン分泌を味方につけましょう!

そうすることでダイエットの継続率は上がります。

性格を変えるのではなく、
環境を変える。

その方が、ダイエットは成功率は上がります。

でも、実際はその前に変化に気づくこと、
そして、少しだけ行動を変えることが大切です。

肥満になってしまうことで、
ホルモン分泌が乱れ、
行動することが減少する。
その結果、さらに肥満になる。

この”負のスパイラル”に
入る前に立ち止まるのが、
本当の正解
ですよね。

立ち止まるためにも、
「日々のセルフモニタリング」
が重要と考えます。

・体重(BMI)のチェック
・腹囲の測定
・睡眠時間
・排便
・心拍数

などなど、
”自分で簡易的に確認できる項目”
はたくさんあります。
それぞれの数値の
適正範囲や平均値などは、
ネットで簡単に見つけることができます。

適正範囲から外れそうなら、
・体型が崩れれてきている
・疲労が溜まってきている
サインです。

きちんと休養を取る。
食習慣を見直す
軽い運動を始めてみる。

こんな対応が取れると思います。
体に大きなインパクトが出る前に、
ちょっとした改善でメンテナンス。
そして、ドーパミンをうまく活用して継続です。

よろしければ、サポートをお願いします。情報発信するためのトレーニングセミナー開催費用や、ジュニア世代へのコオーディネーショントレーニング指導などの活動費として活用させていただきます。