【コオロギパン騒動】〜Pasco(敷島製パン)を救いたい〜あなたなら、SNSで会社が受けたダメージコントロールをどう行うか?

 このテキストは、社長あるいは経営幹部のあなたならどう行動して、会社の評判を守るか?を考えるテキスト。

 あなたが企業の未来を考え、国連のSDGs運動やダボス会議の意向に沿った活動だから国益にも沿うだろう、国民にとっても良かれと使命感を持って決断。

 2年前に発売した際は好評。翌日完売が続くほど大人気だったのに、突然世間から非難轟々。
 
 SNSで消費者の誤解?や無理解?陰謀論?などが広がったことで、売れ筋の看板商品はじめ各商品が消費者からそっぽを向かれ、一部の売り場では、普段完売する商品までが売れ残りはじめたという。

 社長として、会社として、何も発信しなくていいのか?
 嵐が過ぎるのを待つように、このまま静観していればいいのか?

 このようなネガティブなリアクションの中、マーケティング・広報PR部門は何ができるだろうか?マーケ・広報のプロが会社と評判を守る方法を考えたテキストです。

0、一体何が問題なのか?

 消費者の誤解に基づく批判、非難が起こった際に、以前は、私もいわゆる広報の「手順」に従って、

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