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目の前の仕事と理想のビジョンとのギャップに悩めるあなたに。 9月28日 Harmonize the Immediate and Long-range Future 短期と長期のバランス

#9月28日  木曜日のランチタイムです。
今週の山を超えた、みたいな感じでしょうか、渦中でしょうか。
なかなか気が抜けず、厳しい局面も続いているかと思いますが、ランチタイムはリラックスして、緊張の間の弛緩によって突破口が見つかることもあるかも。

さて、今日の #ドラッカー365の金言 テーマは、#Harmonize_the_Immediate_and_Long_range_Future (直近の未来と長期的な未来の調和)
#短期と長期のバランス


経営管理者となるには、高度の能力と業績が要求される、とドラッカー。特に、2つの仕事があるとのこと。

  1. 「部分の総和」よりも大きい真の「全体」を創造すること。つまり投入した資源の総和よりも大きなものを生み出すことのできる、生産的な実体を創造すること。

  2. あらゆる意思決定と行動において、目先の要求と長期的な未来の要求を調和させること。

特に、2番目の仕事はバランス感覚を要します。

 企業の当面の利益を守るために遠い未来に犠牲となるものについて、また逆に、明日のために今日犠牲となるものについて、計算しなければならない。いずれにせよ犠牲をできるだけ最小にとどめなければならない。また、これらの犠牲を、できるだけ早急に補わなければならない。経営管理者は、2つの「時相」の中で生き、行動する。そして、企業全体の業績と、自身が担当する部門の業績の双方に責任をもつ。

「マネジメント」1974年版 下巻 31章 経営管理者とその仕事 36ページより

バランスの取り方が大事。

例えば目標の設定は、バランスの取り方の問題である。つまり事業の成果と、自分が信じている原則の実現との間のバランスとか、事業の当面の必要性と将来の必要性との間のバランスとか、望ましい目的と利用可能な手段との間のバランスである。したがって目標の設定には、分析能力と総合能力の両方が必要になる。

同書 38ページ

あなたに要求されていることは、例えば、今月の売上と同時に会社が10年後も顧客から支持されるブランドとなること、と考えてもらったらいいんじゃないかと思います。

そのためにどんなビジネス戦略を立てれば良いのか。お客様のことを本当に考えた良い製品・サービスを作るにはどうしたらいいのか。

当たり前のことと思えますが、実際に仕事を進めていくと利益率や効率性、職場の人間関係やライバル他社動向などに惑わされ、実現することの難しさに気付かされます。

ドラッカーは、マーケティングを「己を知ること」と述べています。

誰でも自分の強みはわかっていると思う。大抵が間違いである。知っているのは、強みというよりも強み成らざるものである。それでさえ間違いのことが多い。

 『 #明日を支配するもの#自らをマネジメントする  1999年版 194ページより

己(自社)の強みを知り、社会の課題を知ることで、己(自社)が何をすべきかが見えてきます。

今日のテキストは、#マネジメント -課題・責任・実践
31章 #経営管理者とその仕事  1974年版では 下巻 34〜41ページより↓

午後からもやっていきましょう!それでは!

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