ニッポンの食卓
詩誌「潮流詩派」掲載作品 2000年創作
冬の日の午後零時10分ちょっと前に冷蔵庫から取り出した冷凍加熱食肉製品(包装後加熱)『焼鶏丼の具 炭火焼』を無論冷凍のまま封を切らずに袋のまま熱湯の中に入れ約10分間加熱した後初めて封を切り朝食の残りご飯にかけて食べた 腹が減っていたのでかなり美味かった ふと目に入った「原産国 タイ」という文字
そう言えば次のことは私にはとてもできそうにない
私がまさにこの『焼鶏丼の具』を製造したタイの人々に出会いまさにこの『焼鶏丼の具』を上記のようにして食べたときの味が一体どのようなものだったかを伝えることがそれだ
もう随分昔からずっとそうだったように
多分2000年もこうして過ぎ去っていく
ニッポンの食卓
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