Dharma Service Worker

はじめまして。 私たちはDharma Service Workerと言うグループです。…

Dharma Service Worker

はじめまして。 私たちはDharma Service Workerと言うグループです。 メンバーはインド・デリー在住の日本人とインド人。 そしてインドに理解のある日本在住の日本人とチベット人の有志です。

最近の記事

アンナダーナ(食事の布施)

アンナダーナとは食べもの(アンナ)を与える(ダーナ)こと、つまり「食事の布施」です。食は生きるために最も必要なものですから、アンナダーナは基本的な行為ながら、最も尊い行為だと言えると思います。 インドではアンナダーナがよく行われます。ふつうの人びとも施主・スポンサーになって行います。お寺にお参りする人たちに対するアンナダーナもあります。インドのチベット僧院で法話に参加した人の中には法話の後に無料で出される食事を食べた経験のある人もいるかもしれません。その食事もアンナダーナで

    • 「新型コロナウィルス感染症インド緊急支援」プロジェクト終了報告

      支援者のみなさまへ このたびは「新型コロナウィルス感染症インド緊急支援」にたくさんのご支援ご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。 のべ101人の支援者からお寄せいただいた支援総額1,275,000円は、400袋の支援物資の詰まった支援袋の形で400家庭に届き、多くの人たちの助けとなりました。 想定以上に深刻な事態の中、多くの貧しい人々がひとときの安心と生きる希望、そして、「自分は見捨てられていないのだ」という実感を得ることができたと思います。 『ジャータカ本

      • 第6回(最終回)支援物資配布を終えました

        支援者のみなさまへ 2022年2月13日、土日ロックダウンが解除された初めての日曜日に、第6回(最終回)の支援物資配布を行い、パンジャビバスティに住む貧しいチベット人などに支援袋75袋を配布しました。これによって、みなさまからの支援物資400袋すべてを無事配布完了することができました。 2021年9月9日に「新型コロナウィルス感染症インド緊急支援クラウドファンディング」を開始し、同年10月30日までに101人の支援者から支援総額1,275,000円をお寄せいただきました。

        • 第3回・第4回支援物資配布のご報告

          支援者のみなさまへ 年頭のご挨拶がたいへん遅くなりました。みなさまにおかれましては、新しい良いお年をお迎えのことと存じます。 今年もDharma Service Workerへの応援、よろしくお願いいたします。 さて、Dharma Service Workerは、1月13日にデリー近郊のノイダで第3回、1月24・25日にはデリーのバスターミナル近くの住民たちと貧困層のメイドさんたちを対象に第4回支援物資配布を行いました。デリーでも新型コロナ感染者が急増しており、感染対策を

        アンナダーナ(食事の布施)

          第2回支援物資配布のご報告

          支援者のみなさまへ 今年も明日大晦日を残すのみとなりました。今年はたいへんお世話になりました。みなさまにおかれましては、どうぞ良いお年をお迎えくださいますようお願い申し上げます。 さて、Dharma Service Workerは、12月24日・25日・27日の3日間、ヤムナー川沿いのYudhister Setuという橋の下で暮らすインド人住民に支援物資を配布しました。治安が悪いため、住民以外は足を踏み入れることはない場所です。 住民のほとんどは一日50Rs.以下の収入で生

          第2回支援物資配布のご報告

          第1回支援物資配布のご報告

          支援者のみなさまへ 今日は冬至ですね。これから寒い日が続くようです。どうぞ暖かくしてお過ごしくださいね。 さて、Dharma Service Workerは、12月19日(日)11:30~ デリー・マジュヌカティラ(チベット人居留地)のチベット人住民とヤムナー川沿いのインド人住民たち、物乞いの人たちに支援物資を配布しました。 マジュヌカティラでは、チベット人の中でも特に貧しい70世帯へ配布しました。病気の方、障害者、お年寄り、母子家庭、失業者、日雇い労働者などの方々です。

          第1回支援物資配布のご報告

          支援物資一部変更のお願い

          支援者のみなさま お元気でお過ごしですか?すっかり寒くなり、まもなく冬至を迎えますね。みなさま、温かくしておからだを大切にお過ごしくださいね。 さて、Dharma Service Workerインド班は困窮者への支援物資配布のために、支援物資の入手に全力をあげております。インドの買い物では、良い物を安く仕入れるために少なくとも10軒のお店をリサーチします。品質も値段も店によってかなり違うため、そうなってしまうのですが、値段交渉が長い...。インドでものごとを迅速に進めること

          支援物資一部変更のお願い

          インドでの活動 開始

          支援者のみなさま お元気でお過ごしですか?日本各地で美しい紅葉が見られる季節になりました。朝晩は寒くなってきましたね。 さて、クラウドファンディング成立後、Dharma Service Workerインド在住メンバーは支援物資の確保や配布先の確定のために、全力で活動を続けております。 少し間が空き、お待たせいたしましたが、活動状況や現時点での決定事項をみなさまにご報告できるようになりました。下記のリンクからデリーからの報告をご覧いただけますと幸いです。 デリーの秋・冬は日

          インドでの活動 開始

          支援者のご芳名

          「新型コロナウィルス感染症インド緊急支援」プロジェクトのクラウドファンディングに、のべ101人の支援者からご支援をいただきました。 遠い国の貧しい人々に思いを寄せてご寄付くださった方々に重ねてお礼申し上げます。 このクラウドファンディングでは、ご寄付いただいた方々への感謝の意を表し、ご芳名を掲載するリターンをご用意いたしました。 このリターンを選択し、ご芳名掲載をご了承くださった支援者、 水谷直仁さん をご紹介させていただきます。 水谷直仁さんは長く仏教を学び、実践を

          支援者のご芳名

          クラウドファンディング達成 ありがとうございました!!

          Dharma Service Workerより みなさまへ 「新型コロナウィルス感染症インド緊急支援」クラウドファンディングが2021年10月30日23:00をもって成立いたしました。 9月9日に開始し、10月19日に100万円達成。 さらにネクストゴール120万円を10月26日に達成。 最終的に支援者数のべ101名の方々にご支援いただき1,275,000円達成となりましたことを、みなさまへご報告いたします。 さまざまなかたちでのご支援、ご協力を賜りましたこと、心より感謝申

          クラウドファンディング達成 ありがとうございました!!

          戒律と弱者救済の菩薩 叡尊

          思円房叡尊(しえんぼう・えいそん、1201~1290)は、鎌倉時代の律宗の僧、西大寺の中興開山。諡号は興正菩薩(こうしょうぼさつ)です。 17歳で出家し、仏教を学ぶうちに、戒律の復興を志すに至ります。36歳のとき、仲間の僧侶らとともに東大寺法華堂で仏さまに誓い仏さまから受戒する自誓受戒(じせいじゅかい)をし、比丘となりました。 彼は西大寺に住み、そこを拠点として戒律の普及につとめます。生涯においておよそ10万人に戒を授けたとも言われています。 また、社会的に排除されてい

          戒律と弱者救済の菩薩 叡尊

          仏教の広布・実践と困窮者救済に尽くした光明皇后

          光明皇后(こうみょう・こうごう)(701年~760年)は、聖武天皇の皇后で、奈良時代の人です。 天皇とともに仏教に深く帰依し、国分寺、国分尼寺、東大寺の創建を天皇に勧めて実現させるなど、仏教の広布に力を尽くしました。 藤原不比等と橘美千代の娘で、母の美千代も熱心な仏教信者だったといわれます。皇后は藤原家の娘であることを誇りにしていたのか、自筆の「藤三娘(藤原家の三女)」という署名が伝わっています。 皇后には皇女ひとりと皇子ひとりがありましたが、皇子は生後1年足らずで夭折しま

          仏教の広布・実践と困窮者救済に尽くした光明皇后

          インドの弱い人びとの父、アンベードカル博士

          ビームラーオ・ラームジー・アンベードカル(1891-1956)は、インドの社会改革運動家・政治家・独立インド初代法務大臣・インド憲法の草案作成者です。ダリット(不可触民)の集団の一つである「マハール」の出身で、ダリット運動に命を懸けた人です。 その思想と行動は現代のインド社会にも広く影響を与え続けています。 アンベードカル博士は、死の2か月前にマハールカーストの人びと約30万人とともに仏教に改宗し、新しい仏教運動の祖となりました。 彼の仏教はカースト制度を否定し、社会貢献を

          インドの弱い人びとの父、アンベードカル博士

          和国の教主 聖徳太子

          令和3年(2021)は聖徳太子の1400年遠忌にあたります。 聖徳太子は仏教を内面的・精神的なものとして理解され、現世利益や鎮護国家などを仏教に求めることはなかったと言われています。 天寿国繍帳(てんじゅこくしゅうちょう)に載せられた「世間虚仮、唯仏是真」は太子のことばとして伝えられます。 特に憲法十七条は太子の仏教理解を示すものです。 憲法十七条は「一に曰く、和を以て貴しとなす」「二に曰く、篤く三宝を敬へ」が特によく知られていますが、全体にわたって「思い込みの危険性」と「

          和国の教主 聖徳太子

          ナーガールジュナ『宝行王正論』

          『宝行王正論』(Ratnavali)は、ナーガールジュナ(龍樹)が南インドの王に対して説かれた教えです。 大乗仏教のとても重要な論書であり、ダライ・ラマ法王さまもティーチングのテーマとして何度も取り上げられています。仏教の立場からの政治訓も含まれており、とても興味深い内容が偈頌(詩)で説かれています。 ここでは『宝行王正論』から、社会福祉的な内容の偈をご紹介したいと思います。  庵、園林、堤、池、宿舎、小亭などをつくり、寝具、食物、草、木を、知恵すぐれたる者(王)よ、備

          ナーガールジュナ『宝行王正論』

          デリーの近況(2021.9.11)

          みなさまへ クラウドファンディング開始より 本当に多くの方々にご支援いただきありがとうございます。 チーム一同感謝の気持ちでいっぱいです。 最近のデリーは集中豪雨が頻繁に発生し洪水や浸水の被害を受けています。川沿いや低い土地に貧しい人々が多く住んでいるので本当に心配です。 コロナで疲弊しているところに追い打ちをかけるような大雨。 困窮する方々の一助となるよう、ひとつでも多くの家庭に支援袋をお届けできるよう、願っています。 引き続き応援よろしくお願いいたします。 Dhar

          デリーの近況(2021.9.11)