1週間前に日本はスペインに勝って育成の成果だと言ってたけど今負けてどうなる? -結果で成功かどうかを測ると脆い理由-
Hola Chavales!!!!
僕はスペインに居るけど、
スペインサッカーが正義だとは微塵も思ってない。
ただ僕はスペインサッカーが好きだし、だから僕はスペインに来てサッカーを学びたいと思って今に至るっていうだけであって、ただ単純に僕の好みっていうだけ。
それ以上でも、それ以下でもない。
男子W杯も、女子W杯も、日本はスペインに勝った。
Twitterで流れてきたデータを見たんだけど、
どちらもW杯史上最もポゼッション率が低く勝った試合が男女共にこの試合だったらしい。
この結果を見て、
『ポゼッションなんて勝敗に関係ないだー』とか、『ポゼッションは時代遅れだー』とか意見があったけど、そんなことは時代に関係なく、いつだって勝つか、負けるかで全てが決まる。
もしこれでスペインがW杯を優勝したら、
『これからはポゼッションの時代なんだー』っていう意見が出てくるほど、特に意味のない議論。
確かに、
日本を離れて海外に出た人からすると日本が負けることで自分の選んだ道を正当化したいのかもしれないし、
逆に日本に居る人からすれば対ヨーロッパに勝てば少し優越感に浸れるのかもしれない。
ただ僕はこれすごくダサいなと思う。
僕は先日の女子W杯でスペイン代表が日本に負けた時に、試合後のスペイン代表のある立ち振る舞いに感動した。
それは何かと言うと、
スペイン代表の選手たちが日本の選手に対して自ら握手を求めたこと。
この行動って簡単なことじゃない。
で、ここからは僕の想像のハナシ。
たとえ日本に負けたからといって、
スペインが日本と同じように【1−5−4−1】にブロックを組んでカウンターを狙うやり方はしない。
きっとスペイン代表の選手たちは自分たちのサッカーに対する考え(アイデンティティー)に誇りを持ってる。
サッカーというスポーツには無数の考え方があり、
どれも間違いはないし、正解もない。
ただ勝敗によって一瞬だけ正解に見えることはある。
でも大事なのはアイデンティティー。
ハナシを戻して、
否定はするけど、自分が思うサッカーとは何かを語らない。
他人の結果で自分の意見の価値を高めようとはするけど、自分の結果で自分の意見の価値を高めようとしない。
ここが一番ダサいなと思うところ。
『お前の考えるサッカーって何だよ、誰に言われてもブレない芯は何だよ』
自分が思う正義と他人が思う正義は違くていい。
『私はこう思う。でもあなたはそう考えるんですね。参考になります。』
これで終わればいいのにって。
自分と違うことを否定した時に、否定してたものが結果を出し始めたら自分が辛くなるだけなのにって。
以上、ぼやきでした。
『ゼロから学びサッカーの教科書』
~スペイン人が10代で学び終えていること~
“現役プレーヤーも、親御さんも、指導者も、サッカーファンも、世界各国から約150名のメンバーが集うサッカーコミュニティ“
・『たくさん練習してるのになかなか成果を感じれられない選手』
・『選手に何を伝えてあげれば良いのか悩んでる指導者』
・『試合観戦を今まで以上にもっと楽しめるようになりたい方』
サッカーというスポーツを愛する全ての方に向けて、
【頭が良くなるサッカーのハナシ】を1,000文字以上の記事で毎朝お届け。
【無料サッカー相談・個人分析・分析クラス】等の問い合わせはこちらまで。
【サッカーを知らないサッカーコーチ】と不定期でインスタライブしてます。
経歴:【アナリスト(分析官)】
よろしければサポートお願いします。サポートして頂いたお金はこれからのより良い発信に役立てたいと思います。