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『成長』に行き詰まった時は視点を変えてみる −本当にボールを触らなければ上手くなれないのか−

Hola Chavales!!!!

今日は【2020年7月31日】の記事を大事なことを言っていたので改めて紹介します。


※※※


『成長』と一口に言っても何を持って『成長』になるのか。

人それぞれ考え方はいくつかあると思います。


“できないことができるようになること(できることのクオリティを上げること)“

“今まで知らなかったことを知ること“

ただ最低限この二つは区別して考えた方がいいなと思ってます。


僕の場合は高校生ぐらいまでは前者を『成長』として捉えていましたね。

なので朝練でも逆足のキックの練習したり、

練習終わってもシュートとかクロスの練習を自主練としてやったり。

そのおかげで左利きの選手って右足が使えないみたいなイメージがあると思うんですけど、

それなりに右足でも不自由なくある程度のレベルまでは蹴れるようになったので『成長』は実感してます。


ただ現在の僕が成長を実感するときは“後者“なんですよね。

今まで知らなかったことを知ること。

昨シーズンの監督に出会ってからは、

完全にこっちの考え方にシフトチェンジした感じがします。

“Entender el fútbol (サッカーを理解する)“

監督の求めていること、サッカーの考え方・見方・価値観など。

人の話を聞いて今まで知らなかったことを知り、自分の引き出しの数を増やす。

サッカーにおける頭の中の『成長』です。


例えば、ラージョのトップチームの練習を見てパコ・へメスが何を言ってるのか、

トップの選手たちを見て何が優れてるのか、自分との違いは何なのか。

そういうことばっかに時間を使ってました。


なのでスペインに来てから3年間、

練習以外の時間を使ってフィジカルトレーニングをすることはあっても、

グランドでボールを蹴ってキックの練習したりシュートの練習をしたことは記憶にないです。


ある日、ルベンと車の中でこの話したことがあるんです。

僕:『育成年代であれば、技術の成長だとかフィジカル面の成長にも目を向ける必要はある。でも大人のカテゴリーになれば“Entender el fútbol (サッカーを理解する)“でしか大きな成長は生まれないと思う』
ルベン:『その通りだと思う』
僕:『何で自分の練習に行けない日を作ってまで、ラージョのスタッフになったかというと、今まで知らなかったことを知るという点において間違いなくラージョで練習を見てる時の方が多いから。それでもなぜか自分がプレーするときはサッカーが上手くなってる感じがするんだ(笑)』


知らなかったことを知るという『成長』のカタチにおいては場所は関係ない。

日本だろうがスペインだろうが変わらないし、

グランドにいなくても『成長』できる。


もし現在、自主練しても中々上手くならない、成長してないと悩んでる選手がいたら、

今まで知らなかったこと知るという事に時間を使ってみるのもいいかもしれない。

できなかったことが考え方一つ変わるだけで、できるようになることはたくさんあると思います。


ではまたー。


スペインサッカー研究所では【毎朝】、

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