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10/29(日)「ギバーの演技」ワークショップやり〼。

こんにちは!
10月に参加者公募の演技ワークショップを開催します。

テーマは「ギバーの演技!」。

オーディション等で空回りしてしまうことってありますよね。自分だけ輝こうとしたり、爪痕を残そうとしたり・・・結果的にその必死のパフォーマンスが審査員によい印象を残さなかったりすることも多いんですが。
じゃあどう演じればよいのでしょうか?

じつはあたり前のことなんですが、大切なのは「自分が輝く」「爪痕を残す」ために演じることではなく、「芝居を面白くする」ために演じることなんです。

芝居を面白くするために、そして相手役を輝かせるために「ギブ」するような芝居をする・・・それが「ギバーの演技」です。

「ギバーの演技」は相手役の心を動かして、相手役を輝かせます。

昔から名バイプレイヤー達はみな「ギブ」の天才です。
樹木希林さん、柄本明さん、松重豊さん、沢山いて書ききれませんが最近ではムロツヨシさんとか佐藤二朗さんとか。相手役の心を動かしまくるような芝居をしますよね。

逆に「相手が自分の心を動かしてくれないから!」とか不満を言う俳優さんは、相手から「テイク」だけを欲しがって、相手に「ギブ」をしようとしていないのです。そういう俳優さん、よく見かけますよね。

現代的な映画やドラマの「コミュニケーションの芝居」は、お互いにお互いの心を動かし合う、つまり「ギブ」と「テイク」を相互にし合う、輝きあうことで成り立っています。
オーディションでいい芝居が出来たとき、2人セットで合格しちゃうってことありますよね。それってきっとお互いに「ギブ」し合うことができた瞬間なのです☆

・・・というわけで「ギブ」して、「ギブ」されたら「テイク」する。そしてまた「ギブ」する。 そんな「ギバーの演技」を体験し身につけるべく、4時間の演技ワークショップを開催したいと思います。

日時:①10月29日(日)昼の部13時~17時(満席)
   ②10月29日(日)夜の部18時~22時(満席)
  (参加希望者多数のため、夜のクラスを追加しました。)
場所:東京都内某所。
参加資格:18歳以上の俳優さん(年齢上限なし)。
募集人数:10名前後。
応募方法:写真付きのプロフィールを添付したメールを
bananavspeach@gmail.com (小林宛て)まで送ってください。
昼の部か夜の部か希望するクラスを書いてください。どちらでもよい方はそう書いていただけるとありがたいです。
あと、参加を希望する理由なども書いていただけると嬉しいです。


4時間の内訳は、座学1時間で「ギバーの演技」を理解し、後半3時間で実際に「ギバーの演技」を演じていただきます。
自分!自分!で演じるのではなく、お互いに「ギブ」で相手の心を動かしながら芝居をすることができると、ゾクゾクするほど芝居が面白くなりますよ!

【ハラスメント対策。コロナ感染対策】
WSを楽しく円滑に進めるためのハラスメント対策は以下になります。
 ① 性的な内容を含む脚本を使用しません。
 ② 俳優同士の身体が接触するような芝居をさせません。
 ③ 会場に女性スタッフを置いて、いつでも相談できるようにします。
 ④ 参加者の個人情報を主催側が私的に使用しないことを約束いたします。
そしてコロナなどの感染対策として以下の3点を。
 ① 当日熱がある方、咳が出ている方は、参加を見送っていただきます。
 ② こまめに換気のための休憩時間を設けます。
 ③ 参加人数を少人数にします。
みなが安心して参加でき、楽しくそして意義ある学びの時間にしましょう。

最後に「ギバーの演技」についてもうひとつ。

たとえばドラマやCMなどで、有名俳優さんと一緒のシーンがあったとします。さて若手俳優のあなたはどんな芝居をすべきでしょうか?
さまざまな選択があると思いますが、最悪な選択は「その有名俳優さんとはり合おうとする」ことです。 自分だけが輝こうとして、爪痕を残そうとして、空回りしてシーンを台無しにしてしまう・・・まさに最悪の選択。

自分が得点しようとしてその有名俳優さんのボールを奪い取ってシュートしても、それは得点になりません。だってそのシーンはそのように書かれていないから。 そのシーンで若手俳優がやるべき仕事はメインの俳優さんに受け取りやすい見事なパスを送ること! そしてそのメインの俳優さんが華麗にゴールを決める!・・・それが期待されているそのシーンです。
で結果、パスを送った若手俳優も「よいパスを送ったよい俳優」として現場で評価される。

そう、俳優って自分ひとりがどんなに輝いたか?で評価されるんじゃなくて、その芝居・映画・プロジェクトのためにどれだけ貢献したか?「ギブ」したか?で評価されるんです。

『勇者ヨシヒコと魔王の城』という深夜のTVドラマがありましたが、当時まだほぼ無名だったムロツヨシさんと佐藤二朗さんが毎週、山田孝之さんにパスを送りまくり、突っ込みやすいボケをかましまくり、最後のゴールは山田孝之さんが決めてワーッと笑いをとるという「ギブ」の極致のような芝居をしてました。

あの芝居、一見ムロさん佐藤さんが「爪痕を残そう」としてるみたいに見えるんですが・・・違うんですよ。逆なんです! あれはくどくボケ続けることでリーダーである山田さん演じるヨシヒコの心を動かして、彼の衝動を刺激して表情を輝かせているんです!
そして山田さんがボケ始めると、今度はムロ&佐藤コンビは一転してツッコミに回って山田さんのボケをいじりまくる・・・とにかくヨシヒコが面白くなるために、番組全体が面白くなるためにギブしまくってるんです。

このドラマで山田孝之さんはコメディが出来る俳優と言う評価を受けました。でもそれはムロツヨシさんと佐藤二朗さんの「ギブ」のたまもので、それを評価されてムロさんも佐藤さんもアッという間に売れっ子になっていきました。山田孝之を輝かせた俳優として!

いや~若手の俳優は特に「ギバーの演技」で勝負すべきだ!とボクは思います。
そんな「ギバーの演技」を4時間一緒に体験してみませんか?
参加希望のメール、お待ちしてまーす!

小林でび <でびノート☆彡>


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