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神踊る夏夜

(写真60枚)

黒崎祇園山笠2022


五穀豊穣
無病息災
悪疫退散
氏子の祈願届く時
動かぬ山駆け下りて
転がる山へと乗りうつる
溢れる光無尽蔵
雷鼓の轟き鳴り止まず
眠れる力呼び覚まし
夏夜かやとばりに舞い踊る






 黒崎祇園山笠は、春日神社、岡田宮、一宮神社の氏子によって、およそ400年前から行われており、福岡県の無形民俗文化財に指定されています。
 祇園に繰り出す山笠は人形飾山ですが、お汐井取り行事だけは 笹山笠 で行われています。笹山笠は最上部に笹を立て、その四方を杉勾欄、梵天、幕で飾り、藤田山笠は四隅を楯または唐扇を、熊手山笠は弓をつけます。
 御神幸に随従する山車、鉾、山笠などは、もともと神依り木(依代)の観念に発するもので、初期のものは樹木などを用いた簡素なものでしたが、のち風流の影響を受けて今日みられる様々な形式のものへと変化したのです。従って黒崎祇園がお潮井取り行事の時だけとはいえ、笹山笠という「山」では初期のものに属する形式を残していることは貴重です。
 笹山笠は、昭和43年に県無形文化財、昭和51年に県無形民俗文化財に指定されました。
 お汐井取りがすむと、人形飾山に衣替えします。みどころは前夜祭の「山笠競演会」と最終日の「解散式(フィナーレ)」です。なお、中日の2日間は、山笠が各地域を神幸します。
 関ヶ原の合戦の陣太鼓の勇ましさを取り入れたと言われる祇園囃子は大太鼓、小太鼓、鉦のほかにほら貝が入り、独特の調子をつくっています。
旧来、黒崎祇園山笠は「 けんか山笠 」ともいわれ、車輪を軸に曳きまわす様は見る者の血を沸かせます。

北九州市HP






神幸(街中巡行)











解散式





























































































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