燿(hikari)

還暦を機に30年ぶりとなるカメラを購入し趣味の写真撮影が再燃。主に地元北九州で撮った風…

燿(hikari)

還暦を機に30年ぶりとなるカメラを購入し趣味の写真撮影が再燃。主に地元北九州で撮った風景、街、花、猫、野鳥などの写真。若い頃の思い出。ヒーリングや瞑想についての備忘録。1956年東京生まれ。2021年より北九州在住。

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Solo, Duo & Trio

お題企画 「#未来に残したい風景」受賞 ***ありがとうございます! Solo, Duo & Trio Solo Duo Trio 番外編 レモンバームさんのリクエストにお答えして蔵出しカモ尻写真を追加します! ありがとうございます

    • 黄昏の園

      西の空に色鮮やかな夕焼けが広がるとき、その場の風景もみるみるうちに紅色の光のヴェールに包まれることがある。それまで目にしていた光景とは別世界のようで、突然のギャップに驚く。  ライトアップ直前の、黄昏のバラ園にもそれがやってきた。目の前に咲いていた花が急に色めいて、ふわっと浮かんで怪しく揺れて、一瞬のうちに闇の中へと消えていった。 日没と日の出の直前直後の「薄明」は、「黄昏」や「薄暮」「トワイライト」「逢魔時」など多数の呼称があり、また撮影用語で「マジックア

      • バラの奥に潜むもの

         北九州市内にあるバラ園で、毎年恒例のフェアが開催されている。昨年は開花時期が例年よりもだいぶ早かったが、今年は逆に遅く、先日訪れた際にはまだ4~5分咲きほど。見頃は今月20~25日位になるらしい。  約450種、2,700株、そして数十万、数百万の個性豊かなバラの花。同じ姿形をしたものはひとつもない。  (フェアは6月9日まで) 🌹  専門家の研究によれば、バラの発祥地はヒマラヤの麓や渓谷周辺。遠い昔、そこから世界中に広がったとされる。  原種から数多くの交配が繰り返さ

        • 初夏の花

           ちらほらと薔薇が咲き始めたこの時期、市内にある県営公園の花壇では初夏の花が一斉に咲き誇っている。  この公園は散歩がてら月に数回は来ている馴染みの場所。長い階段もしくは迂回路の坂道を登った丘の頂上にあるために訪れる人は少なく、とても静かなひとときを過ごせる。四季を通じてこの花壇を観察していると、いろいろと気付かされることがある。    1ブロック20平米ほどの花壇が10ブロック並び、それぞれ一人ずつボランティアの方々が自由気ままに管理している。人様の家の庭をじっくり

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        記事

          青葉繁れる阿蘇九重

           九州も新緑の季節を迎えた。未だ見ぬ大自然の景色を求め、久しぶりに「阿蘇くじゅう国立公園」へ一泊二日の小旅行に出かける。ところが二日間とも予定とは異なる思いがけない風景との出会いが待っていた。  熊本インターを降り、ひたすら東へと向かう。目指すは若葉色に染まる草千里と阿蘇山を望む展望台。運転中、ふと東の空を見上げると、どんよりとした曇り空。このまま行けばおそらく阿蘇山は雲の中だろう。  そこで急遽予定を変更し、近くにあった熊本県阿蘇郡高森町にある「上色見熊野座神社」へ向かう

          青葉繁れる阿蘇九重

          心地よさの秘訣

           北九州の港街「門司港レトロ」に来ると、いつもここが賑やかな観光地であることを忘れるほど不思議な心地よさに包まれる。 明治、大正、昭和に建てられたレトロモダンな建造物が港湾沿いに建ち並び、岸壁に停泊していた船が汽笛と共に出港する情景は、さながら映画のワンシーンのように美しい。  この街では観光地と地元の生活エリアが隣接し、密接な共存関係にある。  観光エリアの中心部にある広場ではフリーマーケットが開催され、街のシンボルであり国の重要文化財でもある「門司港駅」の駅前

          心地よさの秘訣

          『オルハン・スヨルジュ記念園』

           関門海峡を見下ろす下関市の高台にある火の山公園では、5万株のトルコチューリップが満開となっている。 下関市とイスタンブール市とは「海峡」という地理的類似性があることから1972年姉妹友好都市となった。ここに植えられたチューリップはすべてイスタンブール市から寄贈され、下関市民ボランティアによって植栽されたものだ。  このチューリップ園の名称『オルハン・スヨルジュ記念園』とは、1985年3月、イラン・イラク戦争の最中にテヘランに取り残されていた日本人215名を救出した

          『オルハン・スヨルジュ記念園』

          新しい暖かさ

           清々しい光に包まれる4月。染井吉野の花びらが風に舞い、初夏の花と若葉の色とが混じり合いながら野を染め上げている。  花の写真を撮りによく出かける「日野江植物公園」は、九州最北端の街、北九州市門司にある。この門司は観光名所として有名だが、気象的にとても興味深い場所。小高い山を挟んで西に関門海峡、東は瀬戸内海へつながる周防灘の二つの海に面し、同じ区内であっても、西は日本海側気候、東は瀬戸内海式気候に微妙に分かれているというユニークな地域でもある。  この植物公園は東の

          新しい暖かさ

          桜ひとひら

           桜咲くこの季節、今年は地元の数か所を見て回ることができた。昔も今も桜の姿形は変わらない。しかし以前は桜の木全体を見て「美しい」と感じていたが、今は小さな花を見て「可愛い」と思うようにもなった。太く隆々とした幹を持つ長寿の木になればなるほどそのコントラストはいっそう際立ってみえる。  「木を見て森を見ず」とは「物事の細部に気を取られて全体を見失ってしまうこと」を意味する有名な諺だが、逆に「森を見て木を見ず」ということもあり得ると思う。  18歳の時、桜咲く季節に起

          桜ひとひら

          城下町長府そぞろ歩き

           本州最西端にある山口県下関市は、関門海峡を挟んで北九州の対岸に位置するお隣の街。小さな地方都市でありながら、仲哀天皇滞在、和同開珎の鋳銭、大内氏滅亡、四国艦隊下関砲撃事件、功山寺挙兵など、幾度となく日本の歴史の舞台となった場所である。 これまで海峡に面した唐戸市場まで寿司を食べに行ったことがある位で、ほとんど出かけたことがなかったが、調べてみると市の東部に政治・文化の中心地として栄えた「長府」という城下町があり、とても興味をそそられた。 この町には大小数々の武家屋敷跡や侍

          城下町長府そぞろ歩き

          庭に春時雨

           この一週間は北九州でも不安定な天候が続いた。暖かくなったと思えば急に気温が下がり、強風が吹き荒れ、雨が降る。晴れて静かになったと思ったら今度は黄砂。黄色く霞む空を見上げる度に自ずと呼吸も浅くなりがちだ。 それでも雨が降ると無性に草花の写真を撮りたくなるのは、目の前の光景が突然輝き始めるからだ。春時雨は庭の春色をいっそう際立たせてくれる。  我が家の庭は、とても全体をお見せできるような大層なものではないが、先月の梅の花を皮切りに所々春らしい花が一斉に咲き始めている。 12月

          庭に春時雨

          永久の面影

           観光客で賑わう北九州市門司港レトロの街並みを離れ、昔ながらのアーケード商店街を抜けると、閑静な住宅地の高台に3階建ての木造家屋『三宜楼』が見えてくる。昭和初期の門司港を代表する高級料亭である。 竣工は昭和6(1931)年。傾斜地に盛り土をした上に建てられた為、外から見上げると5階建て位の高さに見える。建設当時この高台からは、門司の街並みや駅舎の賑わい、関門海峡を行き交う船を眺め、遠くには響灘の海と沈む夕陽を一望することができる「絶景スポット」だった。 創業者三宅アサ氏(

          永久の面影

          ミモザのように

           1週間ほど前から花屋の店先で、ミモザの花束を見かけるようになった。しかし2,3日で早くも売り切れてしまった。日本でも新しい風習が定着しつつあるようだ。 細い枝に黄色い小さな花が無数に並んだ可愛らしい姿は、人の気持ちを軽やかにときめかせ、また遠い無邪気だった頃の記憶を蘇らせてくれる。 小学校5~6年の2年間、学級担任としてお世話になった百合子先生のことをふと思い出した。作文の授業中に「文章の書き方」を習った。とても基本的で単純なことだった。 「作文を書く時は、まず始めに事

          ミモザのように

          言い得て妙

           冬から春へと移りゆくこの時期、景色を春色に染めるのは河津桜や寒緋桜。市内にあるいつもの植物公園に出かけると、一本の河津桜の樹に数十羽のメジロ大集団が群がり、近くに人がいても逃げることなく、一心不乱に蜜を吸っていた。 花壇には色とりどりのクリスマスローズの他、カンザキアヤメ、スイセン、バイカオウレン、ヒマラヤユキノシタ。少し気温も暖かくなってきたせいか、春本番に向けて植物園もにわかに活気づいてきた。 来園者のために休憩室として使われている古い木造家屋の和室には雛人形も飾ら

          言い得て妙

          春を待つカルスト

           2月初旬、北九州市のカルスト台地「平尾台」では、毎春恒例の野焼きが行われた。野に燃え盛る炎を以前からずっと見たいと思っていたのだが、時すでに遅し。はたと気づいたのが当日夕方だった。 一週間後に訪れてみると、いつもはススキに覆われている山の斜面が、黒々とした剥き出しの地面へと様変わりし、膨大な数の岩石群を遠くまで見渡すことができた。 道端には早くも草の新芽が顔を出していた。一面新緑に覆われる日もそう遠くはないだろう。  平尾台は、愛媛県と高知県にまたがる「四国カルスト」

          春を待つカルスト

          「地球の歩き方」の使い方

           今月初め、(株)Gakken社から『地球の歩き方・北九州市版』が発売された。1979年創刊以来すでに百数十タイトルを超える大ヒットシリーズだが、国内の市版としては全国初となる。地元住人にとっては興味津々。早速入手した。 あとがきには次のように書かれてある。  まさにその通り。2年半前に北九州に引越してきた愚生にとっても、想像のナナメ上を行く驚きの日々がずっと続いている。 ***  『地球の歩き方』は若い頃随分と世話になった懐かしい本のタイトルである。 1979年出版

          「地球の歩き方」の使い方