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「Makuake」に関わる「全ての人」の体験を改善するMAXチームとは

「Makuake」のユーザーである実行者とサポーターの体験をさらに磨いていくために作られたMAX(Makuake eXperience)チーム。プロジェクト実行者の体験から応援購入するサポーターの体験までをひと繋がりに捉えて、「Makuake」全体のユーザー体験を改善しています。

MAXチームの動きやこれからの取り組みについて、チーム専属エンジニアリングマネージャーの田中に話を聞きました。

語り手プロフィール:
開発本部MAXチーム エンジニアリングマネージャー 田中広支
2020年5月マクアケ入社。サポーター向けの体験改善を行うチームのエンジニアリングマネージャーを経て、2022年10月よりMAXチームのエンジニアリングマネージャーとしてエンジニアの課題やキャリアのサポートを行う。社内では「たなひろ」というニックネームで呼ばれている。

MAXチームのミッション

MAXチームはその名の通り、「Makuakeのユーザー体験(Experience)向上」に向き合うチームです。

「実行者のファンづくりができる場にすることで「Makuake」のファンになるサポーターを増やす」をミッションとして掲げています。実行者がプロジェクトの価値を最大限発揮できる場を提供することで、サポーターの応援購入体験が向上して多くのファンが実行者のもとに集まり、その結果「Makuake」を使う人もさらに増えていくという世界の実現のために日々改善に取り組んでいます。

現在は、ユーザー体験ごとにMAXチームを更に7つの担当領域に分け、領域ごとにエンジニア、プロダクトオーナー、デザイナーというそれぞれの専門技術を持ったメンバーで協力しながらアジャイル開発でプロダクト改善を進めています。自分の担当領域をはっきりわかるようにしたことで、オーナーシップを持ちやすくなりました。

※2023年5月時点の体制図

以前はサポーターのユーザー体験改善に取り組むチーム(CXチーム)と、実行者やキュレーターのオペレーション改善に取り組むチーム(OEチーム)が存在しており、それぞれのチームで開発を行っていました。ただ「Makuake」はプラットフォームサービスである以上、サポーターの体験と実行者の体験は一直線につながっているものですので、チーム間の連携がうまくできなければ、バラバラに体験改善をしていくことになり、本質的な改善につながっていかないという課題がありました。

CXチーム(Customer Experience/対サポーター施策担当)

OEチーム(Operation Engineering/対実行者施策担当)

そこで「Makuake」の応援購入体験の改善を一丸となって実行するため、出来上がったのがMAXチームです。プロジェクト実行者の体験から応援購入するサポーターの体験までをひと繋がりに捉えて、「Makuake」全体のユーザー体験を改善しています。「Makuake」全体の世界観を考えながら動けるようになったことで、横串で施策を実行しやすくなりました。

組織として工夫していること、仕事の進め方

MAXチームではチームをさらに細分化し、3~5人のコンパクトなチームで動いています。そして開発フレームワークとしてスクラムを採用し、各チームごとにプロダクトオーナー(PO)とスクラムマスター(SM)を置いています。ドメインを整理し専門領域を決めたことで、チーム内での知識が継続的に深まり、新しい施策をする毎に情報のキャッチアップに使う時間をカットすることができました。

MAXチームとしては、まずミニマムにリリースしてユーザーの反応などフィードバックを確認しながらブラッシュアップをしていく進め方を基本としています。2週間というスプリントの中でどれだけユーザーに対してアウトプットが出来たのかを重視しており、直近でも多くのリリースを出しています。

MAXチームになってからのリリース例

※応援クーポンの新規開発ストーリーもご覧ください!

スクラムに関しては、チーム間の横連携がしやすいようにスプリントのサイクル(レビューとプランニングのタイミング)を全チームで揃えました。また、PdM、EM、FCTOが情報をキャッチアップできるようにScrum@Scaleを取り入れ、それぞれのチームが取り組んでいることや今後注力することを共有する時間も設けることで、各スクラムチームごとで専門領域を設けつつも一丸となって開発を進められるようにしています。

主体的にプロダクトを改善していけるのが魅力

MAXチームの魅力は、自ら課題を洗い出し、注力施策を設定して開発まで一気通貫で出来るところが大きいかと思います。ユーザーに直接届ける開発を行っているため、ユーザーからの生の声が届くとやりがいを感じるというエンジニアも多いです。

プロダクトオーナーが施策の中心にいる体制ではあるのですが、施策を作るのはプロダクトオーナーだけでなく、開発メンバーも交ざって議論を行っています。職種や雇用形態などに関係なくチーム全体でコミュニケーションをしながら打つべき施策を決めていくため、各自主体性を持って取り組むことができているのが特徴です。

施策の起点としては、キュレーターや審査チームといった社内関係部署と課題の洗い出しをしたり、部署横断プロジェクトチームの中で注力しているポイントを施策として実施したり、ユーザーインタビューからユーザーの課題を拾い上げて改善策を練るなど、さまざまです。情報は社内にたくさんあるので、それらをもとに何をするべきかをチーム内で話し合って施策を決めていきます。

プロダクトに寄り添うというところで、何の技術を使うのかという視点ではなく、何を作っていくのかという思考で開発をすることが多いです。目指す状態を実現してそれをユーザーに届ける為には何をするべきなのかという考え方が身に着く環境かと思っています。

フルスタックでやりたい事にどんどん挑戦できる

在籍しているメンバーのバックグラウンドはさまざまですが、ユーザーが見る領域のフロントエンドやバックエンドの改修や、ネイティブアプリの開発スキルを持っているエンジニアが多いです。

チームはドメインごとに分けてはいますが、フロントエンドやバックエンドの専門人材をそれぞれ配置しているという訳ではなく、それぞれのエンジニアがフルスタックに活躍しています。キャリアを積む中で自分が深めたい領域が特定されてくることもあるので、それぞれの得意な領域を活かしながらタスクを割り振っている状況です。誰が何を担当してもかまわない構成にしており、良くも悪くも自分たちでやらなければいけないことが多いので、さまざまな開発領域に分け隔てなく関わることができるのも特徴です。

フロントエンドを専門にやっていきたいなどの希望がある方は、その分野のテックリードとして横断的に活躍いただけるケースもあります。専門分野の知識の深いテックリードがいることによって、わからないことがあった際に技術相談ができ、チームとしても安心して開発が進められる環境になっているかと思います。

マクアケで働くエンジニアはビジョンに共感して働いている仲間が多く、何かしら自分のやりたい事を明確に持っていることが多いです。自分のビジョンをしっかり共有してもらい、その実現のためにマクアケでどんな経験を積めるのかをすり合わせ、それをきちんと成果につなげていくところはマネージャーとして意識しているところです。

これからやっていきたいこと

「ユーザーの課題に寄り添う」ことを引き続き丁寧に行いたいですね。また、ユーザーの課題解決だけではなく、事業の課題も両軸で解決していけるチームにしたいと思っています。

またチーム編成に関しては、現状ではカバーしきれない領域も出てきているので、より良い形に調整し、最適化していく予定です。

例えば、「Makuake」はプロジェクトの掲載以外に、キャンペーンページやパートナー企業との特集ページ、オウンドメディアなど様々なコンテンツのページも備えているのですが、その領域の課題に向き合うチームがなかったため、4月より新しいチームを立ち上げました。

また「Makuake」はおよそ10年続いているサービスで、創業当初から開発してきたモノリスなシステムと付き合いながらも、よりスケーラビリティや開発者体験の向上を目指してマイクロサービスアーキテクチャへの移行を開始しています。アーキテクチャの改善をメインに担当しているRe-Architectureチームもありますが、ユーザー体験を起点に考えてのリアーキテクチャに関しては専門チームと連携しながらもMAXチーム内でも対応できる体制を作っていくべく、こちらも新チームを立ち上げようとしています。そうすることでパフォーマンス向上やリアーキテクティングにも向き合えるMAXチームにしたいと思っています。

そうすることで、ユーザーの課題と事業の課題をより幅広くよりスピード感を持って解決していき、ビジョンの実現に貢献していきたいと思います。

採用に関して

マクアケの仕事内容や魅力が伝わりましたでしょうか?マクアケではエンジニアを募集中です。詳しくは是非以下のリンクをご覧ください!

◉選考エントリーをご希望の方

◉カジュアル面談をご希望の方

◉マクアケの中の人を知りたい方



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