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生 放浪

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一番下の"あおぞら"から、時系列でつながっています。
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2021年9月の記事一覧

うちらがハイになってる時 どこにいたの

うちらがハイになってる時 どこにいたの

《地下アイドルの記録⑥-昼間の私、地下で出会ったファンの方々のこと-》

私たちはいつも三人で、都内のいろいろなライブハウスを回った。
ライブハウスは渋谷や秋葉原などのアイドルが集まる王道の場所もあったし、こんな機会じゃなくちゃ立てなかったような印象的なステージもいくつかあった。
駆け出しのお笑い芸人と一緒に出た、新宿の真っ暗な地下にあるお客さんとゼロ距離くらいの近さのステージ。私が好きだったヴィ

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風も光も味方にして

風も光も味方にして

《地下アイドルの記録⑤-ライブがある日の一日-》

私たちはみんな昼間は大学生だったから、それぞれ別の場所からやってきて、日が落ちる頃にライブハウスで集まった。
現場では時間に関係なく挨拶は「おはようございます」だと言われていたから、放課後にライブハウスに着いてこの挨拶をすると、昼間の大学でのことは夢みたいにきえてしまった。そして、もう一つの"今日"が始まるような感じがしたな。
そんな、ライブがあ

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踊りましょう 夢の中へ

踊りましょう 夢の中へ

《地下アイドルの記録④-五人から三人へ-》

五人で走り出したグループだったけれど、デビューして一、二か月もたたないうちに、続けて二人のメンバーが抜けた。
セクシーなお姉さんと気の強い年下の子だ。
私は辞める寸前にBeehiveのソファでぐったりしているところや、下で社長と何か言い合いをしているのを見たきりで、なんか不穏な感じだなと思ううちに、いつのまにか抜けることが決まっていたらしい。
Twit

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長い夜が明けた 朝陽のように

長い夜が明けた 朝陽のように

《地下アイドルの記録③-デビューライブ-》

私たちのデビューライブは、六本木のBeehiveという地下ライブハウスだった。
Beehiveは、事務所が定期的にやっていた所属グループだけの主催ライブで使われていて、言うなればホームのような感じだ。
主催ライブには事務所を昔から知っている古参のファンが多く来てくれる。彼らにまずちゃんと知ってもらうためにも、私たちのグループはその主催ライブでのお披露目

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