「学習のデザイン」の学習計画:学習のデザイン07
2023年がはじまりました。
前に4−5回ほど書いてそれきりだったのですが、今年から「学習のデザイン」をnoteの連載テーマにして、定期的に書いてこうと思います。
まずはじめは軽めに、今年の計画から。
学習のデザインとは?
あらためてテーマは「学習のデザイン」です。学ぶことそのものをデザインしてみる、といった試みです。デザイン教育とは違うので、デザイナーを育成する大学や、デザイン思考とかの探求は対象外です。
例えば、国語・算数・理科・社会に対して、教科書、授業方法、自習の仕方などで工夫できることはたくさんあるはずです。また、暗記重視ではなく思考する教育方法や、そもそもどんなことを学ぶのがこれからの社会で必要なのか、といった視点でも可能性はたくさんあります。
といっても自分は教員免許を持っているわけではないので(大学で少しだけデザイン科目の非常勤講師をしている程度です)、いきなり学校教育の内容に突っ込むことは難しいと思っています。
デザイナーの実践者に習う
なので、まずは自分が慣れ親しみのあるデザイナーに目を向けてみます。デザイン教育の枠に収まらず創造性などを軸に実践している、先駆者のデザイナーの取り組みを学ぶことからはじめます。
3月末くらいまでの予定として、先にピックアップする方のリストをあげておきます。ここにあがっていない方で(僕が知らないだけなので)オススメの人がいましたら、ぜひ教えてください。
ブルーノ・ムナーリ(グラフィックデザインなど)
佐藤雅彦(メディア・映像デザイン)
阿部雅世(感覚体験デザイン)
秋岡芳夫(工業デザイン)
ジョン前田(グラフィックデザイン、メディアアートなど)
工藤和美(建築)
山中俊治(工業デザイン)
美馬のゆり(学習環境デザイン)
上田信行(ワークショップデザイン)
宮本茂(ゲームクリエイター)
TENT(工業デザイン)
この方々の実践を知ることによって、何かしら次が見えてくると思うので(というか、自分がぼんやり考えていたことを、既にすごいレベルで実践されていることを知ることになるはず)4月くらいには、研究テーマの深堀りを進めていきたいと思います。
今回はこんなところになります。これから本を読んだり調べたりしていきますので、今年もよろしくおねがしいます。
ちなみに表紙の図
ちなみに、表紙で載せている図は、年末あたりに自分が考えた学習デザインの概念図ですが、まだ構想段階なので、そのうち中身が詰まってきたらどこかでご紹介できればと思います。
デザインとビジネスをつなぐストラテジーをお絵描きしながら楽しく勉強していきたいと思っています。興味もっていただいてとても嬉しく思っています。