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読書MEMO 11/1「融けるデザイン」①

おはようございます!今日から11月ですね!
今朝はこんな本を読みました。

1. 今朝読んだ本

『融けるデザイン ―ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論』
・著者:渡邊恵太
・出版社:ビー・エヌ・エヌ新社
http://amzn.to/2A1ZAAq

2. 今朝読んだページ P8〜P40

【要点】
ちょうど第1章まで読みました。
なぜ最近は「体験」や「デザイン的発想(デザイン思考)」が重要視されるのか?が、コンピュータが非常に自由度の高いメタメディアとして、一般的に広がった頃から現在に至るまでの流れを知ることのできる章でした。

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【感想・意見】
スキュアモーフィズムからフラットデザインの流れはなんとなく理解はしていたつもりだったのですが、コンピュータが一般的に広まる背景から現在の体験デザインやデザイン思考までつなげる視点がなかったので、新鮮でした。

また、「社会レイヤ」「文化レイヤ」「現象レイヤ」と体験のレイヤをわけて考えるのは使えそうです。

ここでふと、やはり「キャンペーンやLPなどのサイトデザイン」と、「サービスやアプリのデザイン」、それぞれのデザイナーは全然違うんだなと思いました。

本書を読み進める上で、少し難しい単語やカタカナ、言い回しが結構でてくるので、調べながらの方がより理解できそうな印象です。

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【調べたこと】
・アクチュエータ:さまざまなエネルギーを機械的な動きに変換し,メカトロニクス機器を正確に動かす駆動装置。

・イニシアチブ:物事を率先してすること。首唱。先導。主導権。

・リベラルアーツ:人間性を豊かにはぐくむ幅広い知識や物事を深く専門的に追求する上で土台となる基礎的学問の総体、あるいはそれを身につけるための教育手法を指す言葉。

・メタメディア:音声、テキスト、画像、ビデオなどの既成メディアを統合し、人が活用できるようにするという考え方で、あらゆるメディアを超えたメディアとしてコンピュータが存在するというAlan C. Kayによって提唱された概念。

・メタファ:本書では「見立て」としている。そのままの意味を調べると、比喩で一種で隠喩や暗喩とされている。

・アーリーアダプター:マーケティングに関する用語で、新たに登場した商品、サービス、ライフスタイルなどを、比較的早期に受け入れ、それによって他の消費者・ユーザーへ大きな影響を与えるとされる利用者層のことである。

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【本の中で気になった言葉】

”コンピュータが「圧倒的な自由度」を持っているためだ。だからデザインしなければ使えないのだ。”(P16)
”エンジニアやデザイナーであるならば、コンピュータの進化の本質は知的増幅装置としての進化、歴史として捉えることが大切だ。”(P19)
”コンピュータを計算機としてではなく知で創造的な道具として、その可能性を示した。つまり計算機をアプリケーションによって知的な道具に見立てたことで、「自分のやっている仕事がそこでできるかもしれない」と感じさせたのだ。”(P21)
”「何でもできます」では何も提供していないことと同じであるということだ。”(P23)
”この万能性を適切に見立てて定義したり、適切な体験を与えられるようにし、その役割と設計(デザイン)する人が、コンピュータの普及とともに必要となったわけである。”(P23)
”コンピュータはメタメディアであり、それを定義することがデザインであり、その方法として、見立てること、すなわちメタファが使われてきた。”(P26)


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