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メディアパラダイス | 未来メディアの体験デザイン

日本におけるパーソナルコンピューター

パソコンの歴史を振り返ってみると、1991年IBM PCが発売され、IBM PC互換機が多様なメーカーから発売されパーソナルコンピューターの広がりました。日本では1993年にNEC9801よりカラーCRTに対応したパソコンが発売され、長い間このパソコンが日本の標準になりました。日本IBMではオフィス向けのワークステーションとしてIBM 5550がこの年に発売されました。

僕は1993年にNEC9801を個人で購入して、クリナップの開発展示会で僕がbasicで作った浴室のシュミュレーションプログラムを展示してました。

そして、僕は1983年末に日本IBMに入社して、業務向けのパソコンや多様な業務用のコンピューターや関連機器のデザインをすることになりました。
例えば、製造現場用ワークステーション [IBM5500産業用ワークステーション]などは工場の現場のためのワークショップです。また、1984年には日本IBMよりIBM JXという個人向けのパソコンの販売を開始しましたが、ビジネス的には苦戦して数年後には販売を中止しました。

MediaParadiseの開始

1989年には富士通がFM TownsというCD-ROMも楽しむ個人用のパソコンが出現しました。そのころ、日本IBMでも個人向けパソコンやマルチメディアにどのように対応すべき多様な議論がありました。

1993年ごろより、日本IBMのデザイン部門では、これからのプロダクトやサービスのアドバンスデザインを初めていました。これからの個人がパソコンやメディア楽しむ、未来の姿を模索するMediaParadiseというプロジェクト開始していました。

そして、MediaParadiseプロジェクの成果を社会に発表するために、1997年11月27日から12月5日世田谷にあるM2ビルのギャラリースペースで「MediaParadise」というタイトルの展示を実施しました。日本IBMのデザイン部門でのはじめての展示会でした。ここでは、従来のパソコンやコンピューターにの次世代の概念づくりの成果の一部を発表しました。

MediaParadise


MediaParadiseの10の夢
夢と発見の楽園へ
交通案内図と建築プラン
日本IBMにとって

未来メディアのアドバンスデザイン


MediaParadiseは、今後の日本におけるパソコンやメディアの役割を探索するためにアドバンスデザインでした。未来を模索するためのプロトタイプ作りを通して、未来を模索したのでした。特にハードウェアにこだわるのでは、なくユーザー視点でどのようなコンテンツやコミュニケーションを楽しむかということに視点を置いていました。
その後、日本IBMでは、1990年にDOS/Vという日本で標準となるOSを発表して、そのDOS/VのためのノートパソコンのPS/55 noteを1991年に、デスクトップパソコンのAptivaを1995年に発売して個人向けのパソコン市場で大きな成果をおさめました。


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