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デザインで株式会社が、デザインで向き合う課題

2023年を迎えました。謹んで新年のお慶びを申し上げます。
デザインで株式会社にとっては創業から3度目の新年を迎えました。
デザインで向き合わせて頂いているすべての課題に感謝いたしますとともに、新しい1年がみなさまにとって素晴らしい年となりますよう、お祈り申し上げます。
弊社の2023年の抱負は「跳躍には足腰」です。
以下 ↓ のメッセージを込めています。

DESIGND:New Year Greeting 2023


さて、今回のnoteの本題です。
この記事では、弊社がこの3年間デザインで向き合うことができた仕事の領域と、これからデザインで向き合うべきと考えている領域(社内・社外含む)を書いておこうと思います。
少し固い内容かつ長文になりますが、お付き合い頂けますと幸いですm(_ _)m



デザインで:この3年間向き合うことができた領域


:企業、事業のブランド組成領域

ご相談を頂く企業や事業は様々ですが、大きく2つの内容です。
●企業、事業の成長のために、足りない部分、補強すべき部分にデザインで向き合う。
●既に存在する企業、事業のアセットを、ある課題に応じて見直すプロセスにデザインで向き合う。

どちらも弊社にこれまでご相談頂いた内容は、課題を絞るところから、解決策をアウトプットするまでのプロセス自体をデザインする必要があるケースが多い傾向にあります。
弊社では、そのプロセスに併走するためにどんな向き合い方がベストかを常に考え、アップデートしています。
まだまだリソースの限られたデザイン会社ですが、顧客に仕事の入口から出口まで満足頂くために、デザインで提供できる価値を日々模索し、実践しています。


:広告、マーケティングのコミュニケーション領域

●広告会社、企業のマーケティング担当から、一定の戦略を持ってご相談を頂き、コミュニケーションのアウトプットにデザインで向き合う。

デザインはコミュニケーションによる課題解決のアウトプットとしても有効です。ある程度、広告やマーケティングの戦略が定まってから弊社にご相談頂くことで、その戦略に沿ってアウトプットまでデザインで向き合わせて頂くことができます。
この領域では、デザインで的確な表現を定着するだけでなく、期待値を越える提案ができるよう、日々感性や技術を研鑽しています。


:言語化、可視化のサポート領域

●顧客側でまとめきれない情報・概念・戦略・コンセプト策定に、言語化と可視化を同時に行うことができるデザインで向き合う。

この領域は、課題をヒアリングした結果、アウトプットよりも言語化と可視化の領域をデザインでサポートする必要あった場合に対応しています。
弊社は決してコピーライティングを売りにした会社ではないですが、言語化の領域にもデザインが求められていることを、様々な課題に向き合う中で感じています。
また、言語化と可視化に時間軸を与えることで、それが映像表現のアウトプットへ発展することも多々あります。そのためにも、言語によるコミュニケーションへの感度も高めるように努めています。


:伝統文化事業やNPO法人への貢献領域

●商業軸ではなく、弊社の技術やリソースで貢献できる伝統文化やNPOの領域に対してデザインで向き合う。

デザイン業は、どうしても企業や事業への商業的貢献がベースになります。だからこそ、向き合う事業の目的や、社会への影響を理解し、サポートする意義があるかどうかを判断する必要もあると考えます。
綺麗事では済まない領域ですが、社会の不和を解消したり、社会に不可欠な事業や団体の活動とのご縁を大切に、弊社のリソースが許す限り貢献できるよう努めています。



デザインで:これから向き合うべき領域


:自律的なチームビルディング領域

●ピンポイントな課題解決ではなく、大きな課題に向き合えるチーム体制づくりにデザインで向き合う

都度訪れる新しい課題に対して、フラットなスタンスで向き合えるデザインチームづくりを心がけています。
デザインを労働集約的な受託業務として行う慣習から脱却をするためには、顧客との関係性のデザイン、業務内容自体のデザイン、進行プロセスのデザインなど全てをデザイナー自身が課題として認識する必要があり、採用方針含め、チームでその意識を持って仕事に向き合う必要があると考えています。


:受託ではなく積極的に出資する領域

●顧客からのアウトソーシングにデザインで向き合うだけでなく、出資する形で顧客の事業にデザインで向き合う。

顧客がデザインを事業成長に必要な手段や機能として考えている以上、それをアウトソーシングするということは、コストが発生します。
顧客の組織にデザインリソースがあるかないかに関わらず、弊社としてその事業自体に賛同できる場合は、コストではなく事業資本としてデザインを捉えてもらえるよう、出資する形で事業に参画する形も積極的に試みたいと考えています。


:社会課題を解決できる自社事業の領域

●業界的な課題も含め、社会の中でデザインで解決できる課題を弊社なりに見極め、その事業にデザインで向き合う。

デザインで起業する段階でこの領域に取り組めている会社もたくさんある前提で、弊社はまだそこに本格的に着手できていません。
事業を継続していく上で、自社事業が社会の中で果たしている役割の視座が高いに越したことはないと考えます。
まずは共に働くスタッフ、顧客、ステークホルダーからはじまり、それを社会にまで発展させることは常に意識していきます。


:方向性を定めた自社のブランディング領域

●様々な領域の課題に向き合わせて頂くなかで、弊社が特にデザインで強い領域を明確化して発信する。

弊社と他のデザイン会社との違いは、デザインの会社である以上ポートフォリオ(WORKS)に最も現れます。どんな課題をデザインでどう解決し、そのアウトプットがどんなデザインだったのか。
その中でも、弊社の強みが際立つポートフォリオを意識的に増やしていく必要があります。また、一定の評価基準となるアワードへも積極的に出品し、業界内でも授賞を通じて認知を高めていく必要があります。

デザインで株式会社 Works ↓


:デザインのオープンプラットフォーム構築領域

●「デザイン」を冠する社名の会社として、デザインに興味関心がある全ての人に有益なプラットフォーム構築にデザインで向き合う。

実現には少し時間がかかる領域ではありますが、自社メディアというよりは、デザインという概念や技術を社会にもっと浸透させる一助になる、開かれたプラットフォームの構築、運営をしたいと考えています。自社だけで実現できなくても、同じ視座を持ったチームをつくって実現したいです。
もし、近いビジョンやイメージをお持ちの方は、ぜひ一度お話しさせて頂けますと幸いです。

デザインで株式会社 Contact ↓



:書いてみて思ったこと。

デザインで向き合う課題をひとつずつ拡張していき、デザインで関わる全ての人をハッピーにするという目標にはまだまだ程遠いということを実感しました(汗)
ただ、焦る気持ちよりは、デザインで仕事をしているからこそ理解している「プロセスの価値」「細部に宿る神」を肝に銘じて無闇矢鱈な跳躍をしようとせずに、ひとつずつ向き合っていきたいと改めて思うことができました。

本年も、デザインで株式会社をよろしくお願い申し上げます。

デザインで株式会社が、デザインで様々なことと向き合う中で感じたことや経験を記事にしています。サポートは今後の情報発信に活用させて頂きます。よろしければ、サポートお願いいたします!