全社にデザイン組織を浸透させるために─”チーム”から”グループ”なったデザイナーの役割紹介
2024年今期より「デザインの”チーム”から”グループ”に拡大しました。」と前回の記事で書きました。そのインハウスデザイナーが集まった「クリエイトデザイングループ」にどんな業務や役割があるのか、をかんたんに紹介していきます。
プロダクトデザイン部について
まずは、部門「プロダクトデザイン部」について。
名前の通り、”プロダクト”を”デザイン”する部門です。
ここには、「プロダクトマネジメントグループ」と「クリエイティブデザイングループ」の2つのグループが存在しています。
プロダクトデザイン部
プロダクトマネジメントグループ
クリエイティブデザイングループ ⇒ここが私たちのグループです!
部門名に”プロダクト”が付いているので製品開発色が強いですが、わたしたちの「クリエイティブデザイングループ」には主に4つの役割があります。
クリエイティブデザイングループ 4つの役割
Synergy!プロダクトのUIデザイン
Synergy!プロダクトのマーケティングデザイン
新規事業のUXデザイン
コーポレートクリエイティブデザイン
この役割をもったチーム体制で、それぞれどんなことをやっているか、ご紹介していきます!
Synergy!プロダクトのUIデザインチーム
Synergy!は、20年続くマーケティングプロダクトです。
そのプロダクトのUIを作るのがUIデザインチームです。
Synergy!の主要機能は、フォーム、メッセージング、データベースの3つ。その各機能別のチームのPMや開発メンバーとともにプロダクトをグロースさせています。
主な取り組みは「Synergy!のUIを作ること」ですが、私たちはユーザーのニーズや行動を理解し、お客様とって満足度の高い体験を提供できるよう努めます。調査やヒアリングを通じて仮説を立て、それらをユーザビリティーテストなどで検証しながら、UIの精度を向上させます。そしてリリース後も、実際の利用状況やユーザーの要望を参考にしながらPDCAサイクルを回し、改善を継続していくことが担うべき役割です。
また、「Synergy!を利用するお客様に一貫したデザインを提供する」ために、デザインシステムを構築しました。このデザインシステムも定期的に改修を重ねながら、画面適用を進めています。
Synergy!プロダクトのマーケティングデザインチーム
今期よりクラウド事業のマーケティングに関わる販促物等の制作もクリエイティブデザイングループのデザイナーが支援していきます。
製品資料や提案資料、ホワイトペーパー、チラシなどの紙媒体制作
メールマガジン、広告バナー、LP制作
セミナー案内やブログ記事に添えるビジュアル制作
展示会ブースに設置する大型ポップ、ノベルティ制作 など
カバーするべき領域は広くあるため、広い視野を持ちいろいろなデザインがスピーディにできる能力や経験が求められます。
新規事業のプロダクトデザインチーム
当社が取り組む地域創生事業の一環として、昨年、地元が好きでつながるファンメディア「FAVTOWN(ファボタウン)」をリリースしました。
サービスロゴをはじめ、Webサイト、チラシなど、新規事業の立ち上げに伴うクリエイティブ一式の制作を担当します。Synergy!と同様、必要に応じてユーザーインタビューを実施し、UXの観点からもPDCAを回しています。
新規事業に不安や失敗はつきものですが、さまざまな企画や施策にチャレンジしていくことを楽しみつつ、今期もクリエイティブの力でプロダクトをグロースさせていく計画です。
コーポレートクリエイティブデザイン
そして、部門は代わりましたが、コーポレートクリエイティブに関わる体験設計を通した全社・事業部支援は、引き続き2人チームで取り組んで行きます。
昨年好評だった、入社式や内定式の体験設計や神戸大学ネーミングライツや展示会パネルのような大判クリエイティブなど、当社のブランディングに寄与する取り組みを継続します。
また、今期のテーマとして、
主力事業の中でも領域特化事業に営業ドライブを駆ける
仕掛り事業はクロスセルの仕組みを設計し連携していく
ことを軸とし、その支援をするために各事業に積極的に入り込んでいくフェーズにあります。
新たな事業やサービスのソリューション企画デザインから資料アウトプット、販促ツールのクリエイティブなど、わたしたちが早い段階から関与することで、スピーディかつ当たり前品質ではなくいかに魅力的品質に近づけた状態で、市場へ投下させることができるように注力しています。
他チームのデザイナーとグループという一つのまとまりを創り、関わりを深め、知恵を集めてより全体的に当社のデザインの底上げをしていくことができると思っています。
さいごに
昨年のDESIGN101 noteでは、主にコーポレートクリエイティブで取り組んだ案件の事例などを共有していましたが、今後は各チームでの取り組みも発信していければと思います。
また、各自がそれぞれにバックグラウンドを持ち、それぞれのデザイナー領域で新たなチャレンジをしています。関わる人間も違えば一つ一つの案件のスパンも成熟度も異なります。
各自が得た経験をグループ内でシェアし、デザインで貢献できるところの視野を一人ひとり広げていくようなつながりを持ったグループ&デザインマネジメントをしていければと考えています!🙋♀️