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短編小説

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現代昔話「」

「よし。もうひとつのアカウントは本音をぶちまけるものにするぞ。ひひひ。」

と、おこりんぼのばあさまはいいました。

そうしてさっそく、あたらしいSNSのアカウントをこさえては、【本音】と名付けました。

おこりんぼのばあさまは【本音】に書き込もうとありとあらゆる悪口を、打ち込んでは消し。打ち込んでは消しを繰り返しておりました。

ある日のことです。

おこりんぼばあさまは雷にうたれました。

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【短編小説】 きみが苦いといったので

珈琲なんて
飲むつもりなかったのに
きみが苦いといったので
一口飲んだ
その日から、珈琲を頼むようになった

季節は流れ
好きな人ができたという彼女と別の道を歩むも
喫茶店の中、すれ違う

きみは苦いといった珈琲を懲りずに啜って
少し顔をしかめて、また啜った

この苦い汁が
ぼくの80%になってしまった
責任を取ってほしいけれど

きみは
後からやってきた人の前で
苦そうに珈琲を啜り
その人はそれ

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【短編小説】 ミカ

【短編小説】 ミカ

先生にきつく抱き寄せられた。

珈琲やたばこの入りまじったにおいがして、においだけは立派な大人だなぁと思った。

この先生、いじめられてるって相談したとき、だいじょぶだいじょぶ! って言ってた。それから幼なじみが容姿のことでからかわれてると相談したときも、気にしない気にしない! って言ってた。

でもこんなふうに全身で後悔するんだ。
死んだら。

死ななきゃ理解してくれないし、行動しなきゃ誰にも見

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