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皮膚科医から見たコロナ

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2021年2月の記事一覧

コロナワクチン アレルギー 頻度

コロナワクチン アレルギー 頻度

アレルギーの頻度について新型コロナウイルスワクチン 20万人に1人 10万人に0.5人に対して、インフルエンザワクチン 10万人に0.1人 100万人に1人 程度のアナフィラキシーがおこる確率と言われていました。

最新の研究では JAMA 2021.2の論文ですが、

2020/12/14-2021/1/18までの期間

アメリカのワクチン接種では、

100万人に4.7人(ファイザー)、2.5

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新型コロナワクチンの成分とアレルギー

新型コロナワクチンの成分とアレルギー

皮膚科専門医のデルマ侍です。日本でも2021年3月ごろから接種が始まっている、新型コロナウイルス COVID-19に対するワクチンについて。ワクチンの成分とそのアレルギーについて、わかっていることを皮膚科医としてお話しします。

このnoteを読んでわかること

ファイザーの新型コロナワクチンの成分
よく聞く、PEGってなに?
PEGが含まれている身の回りの商品
ワクチンでアレルギーが出やすいのは

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コロナワクチン承認 Fast-track approval

コロナワクチン承認 Fast-track approval

デルマ侍です。

コロナワクチン 日本でもとうとう承認に。みていきましょう。

コロナワクチンの特例承認今回の承認は「特例承認」というもの。

英語ではFast-track approval。

これまでに特例承認された薬は新型インフルエンザワクチンや、新型コロナ治療薬としてのレムデジビル(ギリアド・サイエンシズというアメリカの製薬会社の作った薬で、ベクルリーという名前で販売されています。)

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新型コロナワクチン妊娠中はどうしたらいいか

新型コロナワクチン妊娠中はどうしたらいいか

こんにちは。デルマ侍です。

今日は昨今話題のコロナワクチンの承認されたことに引き続いて、特に妊娠中・授乳中の方のワクチン接種についてまとめていきます。

皮膚科はアレルギーも扱いますし、皮膚症状がでる疾患に対する予防のワクチン(麻疹、風疹、水痘、帯状疱疹など)もあるので、ワクチンに関してとても注目しています。新型コロナワクチン接種後、アナフィラキシーのような重度のアレルギーの疑いがある人も対応す

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