dentPepper

歯科医師。 VBAで歯科用レセコンPepperを自主開発。 Pepperを使ってくれる…

dentPepper

歯科医師。 VBAで歯科用レセコンPepperを自主開発。 Pepperを使ってくれる方を募集中。

マガジン

  • 歯科保険点数の話

    歯科の点数や保険制度の話です。

  • VBAの話

    歯科用レセコン「ペッパー」は、VBAで開発しています。 ここでは、VBAで、自分がつまづいた所などを取り上げています。

  • DentPeqper マニュアル

    歯科用レセコン「ペッパー」のマニュアルです。 少しずつ、追加します。

最近の記事

過酷な摘要コメント記載

点数改定で、項目も増えましたが、摘要コメントも増えています。 ルールが増えると、ミスも増えます。 特に、CAD/CAM冠やCAD/CAMインレーを大臼歯の装着する場合の摘要コメントは、それだけ必要なのかと思ってしまいます。 装着できる場合は、2通りしかありません。 2つの場合しかないのに、必要な摘要コメントは、 片方が2つ、 もう一方が4つ、 です。 たいていの人は、レセコンで処理して電子レセプトで請求するので、わずかにクリックの数が増えるだけなので、労力という点から言うと

    • 紙レセプトの新様式:追記あり

      今日は6月11日。 毎日のように検索をかけているけれど、6月改定以降の、紙レセプトの新様式が発表されません。 もしかしたら、すでに発出されていて、在処が分からないだけかもしれませんが、支払基金のHPの、医療機関向けに様式を置いてあるサイトのそれは、旧様式のままで更新されていません。 6月診療分を、手書き、あるいは、プリンタで印刷する時期は、7月になってからで良いので、担当者は「それに間に合えばいいさ」とゆっくり構えているのですかね・・・。 他社のレセコンの仕様は知る由もあり

      • 今や、オンライン請求するしないは、費用の問題ではないはず

        デンタルショー、行って来ました。 レセコン関係に限らず、いろいろ、勉強になりました。 切れない(切れにくい)咬合紙は良かったな。 さて、歯科医の先生方から、オンライン請求にするとレセコン業者から高額な金額が請求されるとの話を聞いていたので、複数のレセコン業者さんに、媒体請求からオンライン請求に切り替えた場合の費用について、尋ねてみました。 彼らの言い分は、至極真っ当でした。 「オンライン請求に必要な回線が整っていない場合、回線の面倒をみないといけないので、その分の費用をお

        • マイナ保険証~「それは仕様です」が通じない困惑

           オンライン資格確認において、人の名前の一部が「●」で表示される場合がありますが、これが「トラブル」として扱われていることについて、 開発者でもないのに、何か悲しい気持ちになります。  どんな機械にも、アプリにも、仕様があります。 うちで使っているプリンタでは、両面印刷はできないし、 古いバージョンのExcelでは、罫線に色を付けることはできません。 安いプリンタだから、古いバージョンだから、が理由ではなくて、もともとそういう仕様なのだから仕方ない、と考えるのが妥当と思われ

        過酷な摘要コメント記載

        マガジン

        • 歯科保険点数の話
          13本
        • VBAの話
          4本
        • DentPeqper マニュアル
          0本

        記事

          法定福利費、ざっくり16.5%だけど

          本日行われた厚労省主催のベースアップ評価料の説明会が動画で配信されています。 その中で、法定福利費をいちいち算出するのも大変ですから、ざっくりと、毎月決まって支給する金額の16.5%で計算して良いですよ、という話がありました。 疑義解釈に書いてあったらしいけれど、知ってました? 気づかんかった。 調べてみると、 健康保険料、 介護保険料、 厚生年金保険料、 子供子育て拠出金、 労災保険料、 雇用保険料 の給与に対する割合のうち、事業主負担分を足すと、ちょうど16.5%程度に

          法定福利費、ざっくり16.5%だけど

          CAD/CAM冠の大臼歯適用条件

          CAD/CAM冠材料の(Ⅲ)を、大臼歯に適用するための条件と、 CAD/CAMインレーの適用条件は、ほぼ同じと思われます。 ただ、厚労省が紹介している図が、どうも分かりにくい。 作った方の苦労が伺えます。 ぱっと見て分かる図が無ければ、いっそ要件をフローチャートにしてはどうかと思って作りました。 左から順に進めてもらうと、補綴したい歯が、適用かどうか判断できます。 JPGファイルを挙げています。

          CAD/CAM冠の大臼歯適用条件

          ベースアップ評価料と青色専従者給与

          ベースアップ評価料の対象職員に、「役員は該当しない」と書いてあります。 きっぱり、書いてありますよ。 普通、医療関係で役員という言葉を使う時は、医療法人の役員を指します。 普通というのは難しくて、私には普通と思う判断でも、人によっては違う普通の判断があるので、なかなか難しいとことですが、 少なくとも、医療法人の役員が、この「役員」に該当することは間違いありません。 したがって、ベースアップ評価料の対象に、法人の役員がなることはあり得ません。 対象職種の話になると、 半分事務で

          ベースアップ評価料と青色専従者給与

          130万円の壁手前で着地するために

          前回の記事を書きながら、ちゃんと計画を立ててみることにしました。 必要な数字は何でしょう。 目標値です。 ここは、108万円または130万円になります。 次に、すでに支払った給与総額。 もう4か月過ぎちゃってます。 計画を立て直すのに良い頃かもしれません。 壁までの残り金額を残り月数で割った値が、月に支払える平均給与金額。 時給で割った値が、月に勤務可能な総勤務時間。 それを4で割った値が、週に勤務できる目安の時間、ということになります。 そして、エクセルの表にしてみたら、現

          130万円の壁手前で着地するために

          ベースアップと130万円の壁

          ベースアップ評価料を届け出ると、従業員の給料は増えます。 私の所は、全員パートタイマーなので時給を上げて対応するつもりです。 従業員の理解も得られやすい。 ただし、計算してみると、例の130万円の壁を無視できない状況です。 ここ数年、コロナ禍で、診療時間を短くしていて、その分、従業員の給与も下がっていたので、壁が遠くなっていたのですが、 今年は、診療時間も元に戻り、その上、時給が上がれば、一気に壁が現実のものになって来ました。 年末になって対応しようとしても間に合わないので、

          ベースアップと130万円の壁

          無視できるか--ベースアップ評価料

          この点数改定で入るベースアップ評価料。 あらかじめ賃金アップの計画を立て、随時報告する約束で、初再診料などの加算が算定できるというもの。 算定して得た報酬が入金されるのは何ヶ月も後になるから、医療従事者の賃金アップ分にはこの程度の点数が必要だろうと決めた点数だと思われます。 ただし、もし、その点数が賃金アップ分に回らなかったら困るので、参加医療機関(施設基準でこの仕組みに参加すると届出た医療機関)には報告を義務化し、検算されることになります。 一番の問題は、その計画と報告の

          無視できるか--ベースアップ評価料

          今日、確認したいのは

          その昔、点数改定の情報は限られた人達だけがアクセスできる事柄でした。 市井の町医者が知るまでには、時間もかかりました。 今では、国がホームぺージにアップして知らせてくれますから、途中に誰かが介在することなく、直接、情報を得ることができます。 昨日がまさにそういう日でしたが、直接見てみると、その情報量に圧倒されます。どこに何が書いてあるのか、その勉強から始めなくてなりません。 やっぱり、自分に関連のある話だけを、誰かに解説してもらうのが手っ取り早い。 厚労省の当該サイトのタイ

          今日、確認したいのは

          時代が変わったと思う。

          「マイナ保険証利用率等のお知らせ」と題するメールが来ています。 医療機関ポータルサイトにメルアドを登録した医療機関全てに送られてきたと思われます。 送付元は、厚労省保険局と社保支払基金の2つの名前があるので、制度設計は厚労省、実際の運用は支払基金が行うことが分かります。 内容は、昨年11月診療分のうちマイナ保険証を利用した患者数割合を教えてくれています。 「マイナンバーカードを利用した患者の割合に応じて支援金が出る」「割合の計算は自分でしなくていい」とは知っていましたが、具

          時代が変わったと思う。

          保険証枝番の温度差

          保険証というのは、その昔は、世帯単位で一つ発行されるものでした。 家族で保険証が一枚しか無かったので、医療機関での保険証を出すのも月に一回で良しとされていました。 保険証を一人一人が持つようになった今は、規則では通院のたびに受付で保保険証を確認しないといけない扱いですが、以前からの「月に一回」の習慣は根強く残っていて、保険証がマイナンバーカードに置き換わったとしても、毎回確認のルールが定着するには長い時間が必要でしょう。 そのうち、技術が進んで、顔認証などで、医療機関に入ると

          保険証枝番の温度差

          点数改定の季節です。

          この時期、点数改定に向けて、改定の内容を徹底的に調べる時期です。 しらみ潰しに見ていく感じですかね。 もちろん、一人ではなく、大勢で確認していきます。 自分なりに事前に予習して、その確認作業に臨むわけですが、 予習したはずが完全に抜けていたり、 大事と思っていたことが、そうでもなかったり、 大した事ないと思っていたことが、とても影響が大きなことだったり、 いろいろ分かって、一人作業の限界を感じます。 間違いに早めに気付かせて貰える機会があることは、とてもありがたいことです。

          点数改定の季節です。

          ファイル エラー ~VBA、つまづいたポイント

          ブックを開く時、「ファイル エラー:データが失われた可能性があります。」の表示がでました。 初めてか、相当久しぶりに見るエラーです。 エラーは出てますが、ブックを開くことはできます。 一見、これまで通りですが、VBAを動かすと、シートのコピーの所でエラーが出て止まります。 止まった原因は、起動時に出た「ファイルエラー」であることは明らかですが、そこはやっぱりエラーが出たコードを確認してみることになります。 書いた時期が昔であればあるだけ、自分で書いたはずのコードの解析に時間

          ファイル エラー ~VBA、つまづいたポイント

          コンボボックスでできないこと ~VBAでつまづいたポイント

          コンボボックスと、リストボックスと、どちらを使うか。 やりたいことができれば、どちらでも良いのですが、最近、コンボボックスでつまづきました。 やりたいことは、2つのキーワードでシートを検索し、コンボボックスに入力した後、その中から一つを選択する、ということです。 ①一つ目のキーワードで検索をかけて、結果をコンボボックスに入力 ②コンボボックスに入力された値に、二つ目の検索語があれば残し、無ければ削除 この②を、どう書けば良いのか、ちょっと悩みましたが、結果は、コンボボックス

          コンボボックスでできないこと ~VBAでつまづいたポイント