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【機械の脳みそを作る仕事です】電気制御設計ってどんな仕事?①

こんにちは。デンソーFA山形高橋です!
今回から、6回に分けて、電気制御設計の仕事について投稿していきます。

デンソーFA山形は、機械メーカーということもあり、電気設計の仕事のイメージがあまりないかもしれませんが、設備をつくるにあたり、とても重要な役割を担う職種になります。

電気設計の仕事について、機械設計の職種紹介と同様にインタビュー形式で、みなさんにご紹介していきます。

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【機械装置設計ってどんな仕事?シリーズ】

今回は、電気制御室の社員2名にインタビューをしてきました。

それでは、今回インタビューに参加してくれた二人のプロフィールをご紹介します!

1人目は、武田慎さんです。

2人目は、浅田侑也さんです。

電気設計ってどんな仕事?


では最初に、電気設計の仕事について簡単に教えてください!

武田
機械を動かすための、電気回路を設計する仕事です。電気設計では機械を動かすための電気回路をつくる+できた機械を動かすソフトをつくる仕事をします。設備で使っているモーターなど様々な機器から、それにあった配線図の作成・部品の選定を行います。

浅田
ソフトというのは、人間でいうと脳みその部分に当たります。人間が、手を前に出そうとしたとき、脳みそから「手を前に出せ」という指令が神経を伝わって、実際に手が動きますよね。それと同じことを機械でできるようにします。ロボットに「前に動かせ」と指令をだしたら、ロボットが、その指令を受け取って、前に動かすといったことができるようにします。

脳みそからの指令の伝達系をつくっているということですか?

浅田
伝達系というよりは、脳みそ自体を作っています。メインは脳みその動きをつくることです。

設備の外側ではなく、設備の中身をつくっていく、動かせるようにスキルをあげていうイメージですね!

生産設備は○○メートル!?

生産設備は、何メートルくらいの大きさですか?

浅田
ひとラインだとどうですかね?

武田
ラインでいうと、大きい案件だと50mくらいですね。今座っている、机が何個もつながっているイメージです

生産設備をつくるのには、何人くらい必要ですか?

武田
大きい案件だと20人くらいですね

完成まではどのくらいの期間がかかりますか?

武田
半年とか、大きい案件だと1年とかですね!

時代の変化と共に、会社も変化する

この仕事の面白みを教えてください。

武田
入って6年目ですが、いままで一度たりとも同じ設備をつくったことがないんですね。同じお客様から依頼を受けて、設備を作る場面もあったんですが、 同じ製品をつくる設備でも、毎回必ず進化している部分があります。HPにもオーダーメイドの設備を作っているとある通り、一つとして同じ設備がないんです。 日々、世界は進化していて、AIとかIOT、そういう新しい分野も生産設備に盛り込まれていく分野になります。時代に合わせて、自分たちも進化していける、自分の成長を感じることができつつ、一度も同じ設備をつくらない、毎回違う設備をつくっていくことが楽しいです。

時代の進化と共に、会社も自分も成長していけるところに面白みがあるんですね!

浅田
そうですね、設備の制作に携わっていくうちに、自分も成長していくことを実感できることが楽しみです!

お客様の希望を実現していく仕事

先ほどのお話だと、同じ製品を作る設備でも、毎回必ず進化している部分があるとのことですが、それはどんな風につくっていくんですか?

浅田
まず、ベースのものに対して、お客様からこういう機能がほしいなどと意見をもらいます。

武田
前の設備だと作業しずらい部分があったから変えてほしい、製品を作る時間を短縮する為にこういう機能を追加してほしいなどのご要望をいただきます。

浅田
同じ機械のままだと、お客様の希望を実現することは難しいですが、機械的な作りを変えることで実現したり、制御的な動きを作り変えることで、製品の作る時間を短縮し、お客様の理想を実現します!

実現していくというより、させていくんですね!

浅田
ニュアンスはそうですね!

実現させていくことは難しいようにも感じますが、実現させていく力というのは、どうやって身につけたんですか?

武田
最初は全然できなかったですが、先輩方の考え方とか先輩方が作ってくれたソフト、知識のおかげで、自分たちもできるようになりました。


仕事の流れ、実現するまで

仕事の流れについて教えてください。

武田
機械設計の方が、お客様と一緒にこういう設備を作ろうという構想を作ります。その後、私たち電気設計が入って、電気的なところをつくっていきます。

まずは外側のつくりが決まって、そこから中身をつくっていくイメージですね!

武田
そうですね。設備の出荷時期が近付いてきたら、お客様に私たちの工場にお越しいただき、設備の確認をしていただきます。そこで問題がなければ、お客様の工場に設備を納品しに行きます。

もし納品先で、設備が上手く動かないときはどうするんですか?

武田
メカ的、機械構造的に悪いときは機械設計に修正・改善を依頼します。ソフト的に悪いところがある場合は、PCを使ってプログラムの修正を行います。

それは、どうやって直すんですか?

武田
私たちだけだと、電気的な部分でしか直せませんが、機械的な視点による意見は機械調整者から頂きます。その考えと私たちの考え方を合わせたときに、こういう機械のつくりをしているから、ソフトはこういう風に組めばいいね、とか、ここをこんな風に動かしてみても大丈夫だよねとか、相談しながら直していきます。

電機制御設計の先輩たちと他部門の先輩たちの重なった経験が後輩に伝承されて、一つの設備をつくっているイメージでしょうか。

武田
そうですね、今までの先輩の経験と、他の分野の方の経験を合わせて設備を作っています。また、その設備に関わる全員がその設備のつくりを    

理解しないと上手くいかないときに、原因が分からないということがあるので、その設備に関わる全員が設備について理解しながら制作を進めています。

今回は、電気制御設計の仕事についてご紹介しました。

電気制御設計の仕事とは、 「時代の進化と共に、会社も自分も成長していける」、「お客様の希望を実現する」仕事です✨

次回は、武田さんが、どんな理由でデンソーFA山形に入社することを決めたのか、入社後感じたことについてきいてみました。

お楽しみに!

↓↓↓次回の記事はこちらから↓↓↓


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