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ジャカルタ クラウドキッチンで働く人達「働く事についてのアンケート」

こんにちは、デンソーデザイン部の宮地です。
働くモチベーションと幸せをテーマにインドネシアのジャカルタに焦点を当て投稿しています。今回はジャカルタに住む若者の働く意識についてアンケートした結果をお伝えします。ジャカルタでも流行の兆しが見え始めているクラウドキッチンで働く人達は、スキルアップや転職・起業の意識が高そうだなと思い、インドネシア総研アルビーさんに協力いただいて、彼らにアンケートを行いました。


インタビュー対象者属性
年齢対象のフィルターはかけませんでしたが、まだ新しい業態だけあって10代・20代が中心です。男女比は、ほぼ同じです。25歳の平均月収が25千円~35千円と言われているので、ほぼ一般的な水準収入の方々になります。

属性


現在の業務内容と職場満足度
アンケート対象者は店長とスタッフが半々です。職場の満足度は5段階評価(すごく満足・満足・普通・不満・すごく不満)で、普通か満足しており、不満度は低そうです。満足な点は労働時間が適切(8時間労働、週休1~2日)であり、ジャカルタの中心部に店舗・職場があること、仕事が自身のスキル向上につながっていることが評価されています。

現在の職場


次に転職する場合の職場条件
転職する場合は、現在の給料から比較するとワンランク上を希望する傾向で大きな給与アップを望んでいないことが伺えます。従業員規模は、大手大企業よりも、個人経営から中小規模が理想と考えています。使われるよりも個人の才覚で営んでいきたいのでしょうか。職場環境への要望は、長期休暇の要望が高く、帰省や旅行への渇望が伺えます。次に都心で働きたいというジャカルタっ子の特色が顕著に表れています。

次の職場


転職先の業務条件1 出勤管理・職場の雰囲気
5段階評価(すごく大事・大事・普通・あまり重要でない・重要でない)で聞きましたが、どの項目も大事にしています。渋滞都市ジャカルタでは、遅刻してしまうことが当たり前なので、その寛容度はやはり重要になってくるようです。また、おしゃべりが大好きなインドネシア人の特性なので、業務中の私語、職場がフレンドリーなことも重要視されています。

業務環境2


転職先の業務条件2 成果・業務管理
正直、業務条件1に比べて、厳しい成果評価や業務管理、スキルアップに対する関心は低いことを想定して、アンケートシートを作成したのですが、全く反対の結果になりました。業務中の私語は求め、職場雰囲気はフレンドリーを望みながら、仕事の成果はしっかり出したいと言う背反しているとも思える業務環境を望んでいることがわかります。

業務環境1


仕事の目的・転職目的
仕事をする目的は、お金を稼ぐことと答えている人が半数以上になります。一方で転職目的になると、お金を理由にした人は20%弱になります。

転職意識1


転職、独立、起業の予定
転職予定の人は半分強、独立・起業を考えている人はおよそ半分になります。しかし、転職・独立・起業のいずれも考えていない人は11人中たった2人で、ほとんどの人が、転職・独立・起業のいずれかを予定しています。さらに女性は6人中5人が独立を考えていました。ジャカルタ女性のパワーの強さを感じてしまいます。

転職意識2


一人前の社会人像
最後に一人前の社会人の条件について聞いてみました。働くべき日数は月に数日程度が約半分、週に1日も入れると11人中9人になります。月給は平均月収の半分程度、少しでも収入があれば認められちゃう感覚でしょうか。これって私の感覚だとだいぶ怠けている人のように思えますが、みなさんどう思います?

一人前の人1

また、趣味と仕事の両立が大事で、スマホと自動車かバイクを持っておくべきモノと言うのは予測できましたが、家を持っていることも重視する点は予測できませんでした。

一人前の人2


今回のアンケートを通して、お金を稼ぐことが大事だけど、それだけに固執していないこと、楽しく仕事はしながら、しっかりとした成果やスキルアップをしていきたいことが見えてきました。
次回は、このアンケートをベースに、インタビューを実施したいと思っています。

また、ジャカルタの人達の働く意識を集計しながら、日本人ってどうなんだろう?と思い始めました。そのうち、会社の人間や友人・知人にアンケートしてみたいと思います。もし、アンケート協力しても良いよという人いたらページ下部「クリエイターへのお問合せ」よりお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。