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自分マガジン 日常のエッセイ編

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日常で起こった様々な出来事をエッセイにしました。あまり役に立ちそうにありませんが、読んでホッコリして頂ければ幸いです。
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2021年5月の記事一覧

スーパーカーブームの火付け役 『サーキットの狼』

 この記事を書こうと思ったのは、今朝の通勤途中に”カウンタック”とすれ違ったからです。この名前を聞いて「スーパーカーだ!」とピンと来た人は、カーマニアか”スーパーカーブーム”の時代を経験した世代でしょう。  今日すれ違った車は、たぶんランボルギーニ・カウンタックですが、チラ見だったので違う名前の最新機種かもしれません。その昔、カーレースにも使えるような排気量の大きな外国産の高級車を”スーパーカー”と呼んでいました。高級外車だけあって、値段も相当です。まだ普通の外車すら一般的

これでいいのだ! 『天才バカボン』の主題歌

 音楽配信が主流になって来た今日では、CDは流行遅れのメディアですが、さらに昔にはレコードというのがありました。CDはピカピカ光った円盤ですが、レコードは黒いプラスチックの円盤です。  はじめて買ったCDじゃなくて、はじめて買ったレコードの話を書きます。大昔の我家には、ステレオみたいな贅沢な機械は無くて、小さなレコードプレーヤーがありました。誕生日に何か買ってもらえることになって、レコードを買ってもらうことにしました。散々迷った挙句に買ったのが、『天才バカボン』の主題歌でし

かつて男子バレーは最強だった! 『ミュンヘンへの道』

 これは、まだバレーボールが今のような国民的なスポーツになる前の話です。小学生の頃、実写とアニメを融合させた画期的なドキュメンタリー番組がありました。それが『ミュンヘンへの道』です。  ホイッスル、サーブ、スパイクのアニメーションのあと、こんなナレーションから始まりました。「これはバレーボールに青春をかけた男たちの、血と汗と涙の、そして心の記録である」。この番組は、当時の日本代表監督・松平康隆さんが男子バレーボールやチームの知名度向上を目指して、テレビ局に企画を持ち込んだも

映画館で見た初めての映画

 故郷は田舎なので、映画館はありません。しかし、小学校1-2年生の頃までは小さな映画館がありました。  当時住んでいた借家には、お風呂がありませんでした。なので、家族で近くの銭湯に通っていました。銭湯の脱衣所には、映画館で上映する映画の宣伝のためのポスターが貼ってありました。子供の頃は恐竜や怪獣が好きだったので、ガメラやゴジラのポスターには心がトキメキました。  初めて映画館で映画を見たのは、小学1年生の夏休みでした。初めての夏休み前の終業式の時、なぜだか映画の割引券が

大学受験に半分失敗!?

 この話には正直触れたくない気持ちが今でも残っていますが、同じような経験をした、または、これからするかもしれない人のために書きたいと思います。  もう数十年前の話ですが、大学受験に失敗しました。正確に言えば失敗ではなく、中途半端な合格でした。受験生の私は、某大学工学部の某学科が第一志望でした。学力はマアマアで結構自信があったのですが、本番で緊張しすぎて普段通りに問題を解くことができませんでした。家庭の事情もあり、受けたのはこの大学一校だけでした。不合格を覚悟していましたが、

第三次オカルトブーム? 転生願望について

 1999年に地球が滅亡するという『ノストラダムスの大予言』のヒットを受け、1970年代に第一次オカルトブームが起こりました。別の記事でも書きましたが、未確認飛行物体(UFO) 、未確認生物(UMA)、超能力(スプーン曲げ)、超常現象、心霊現象、超古代文明など、数え始めたらキリがありません。  その後、1990年代にはオカルトのスケールが小さくなりますが、ミステリーサークルや人面魚・人面犬などが話題になり、さらにノストラダムスの大予言が再び話題に上ると、様々なテレビ番組や映

ドライブインのジュークボックスで聴いた『学生街の喫茶店』

 小学校の卒業式を終えて、中学への入学を待つ春休みに、父の用事に同行して小旅行をすることになりました。用事がある場所が離れているのと、父の仕事の都合から、出発は夕方になりました。目的地には、翌朝に着く予定でした。  最初のトラブルは、ガソリンでした。当時、オイルショックで原油価格が高騰し、省エネが叫ばれていました。そのせいで、ガソリンスタンドは早い時間で店じまいしていました。特に、休日の夜には開いているガソリンスタンドは殆んどありませんでした。父は忙しかったのと準備不足で、

超私的ビューランキング発表!!

 中途半端な44日間のビューランキング(1-8位)を発表します。誰も興味ないと思いますが、自分(の備忘録)のためにこの記事を書いています。 1. カエルの磁気浮上    58 ビュー 2. 『となりのトトロ』英語版 Totoro in USA 54 ビュー 3. 地球はレモンかオレンジか?   53 ビュー 4. SF未来話 桃太郎

未確認生物 UMA

 未確認生物(UMA;ユーマ)とは、目撃例や伝聞による情報はあるけど、実在が確認されていない生物のことです。年季の入った古参のUMAには、河童がいます。河童伝説は日本中に古くからあって、その呼び方もバリエーションが豊富です。昔のテレビ番組ですが、河童の手(実際は猿の手らしい?)のミイラを見たことがあります。このUMAという尤もらしい言葉は、UFOみたいに英語圏では共通認識なのかと思っていたら、日本人による造語でした。  世界で一番有名なUMAはネス湖のネッシーですが、日本に

未確認飛行物体 UFO?

 未確認飛行物体(Unidentified Flying Object; UFO)と”空飛ぶ円盤”を混同している人が多いと思いますが、全くの別物です。UFOとは、その名の通り、何であるか確認されていない(正体不明の)飛行物体のことです。”宇宙人の飛行船”の存在を信じるかと聞かれれば、答えはNOだし、”UFO”の存在を信じるかと問われれば、答えはYESです。  UFOの正体は、多くの場合、航空機など既知の人工物体や、雲や鳥などの自然物などだそうです。はじめてUFOを(間接的に

ピラミッドパワー

 小学生の頃、オカルトブームがありました。UFOや未確認生物、そして超能力のような超科学、いろんなものが流行りました。なかでも、ピラミッドパワーには忘れられない思い出があります。  ピラミッドパワー(pyramid power)とは、ピラミッド形(正四面体)の物体に宿っているとされる、不思議な力(!?)のことです。1930年、エジプトのギザにあるクフ王のピラミッドを見学していたアントワーヌ・ボビーが、ピラミッド内に残された死骸が脱水状態であることに不審を抱いて、再現実験を行

懐かしの海外TVドラマ#1 ナイトライダー

 1980年代に放送された『ナイトライダー』は、人間であるマイケル・ナイトと、AIを搭載した自立可能なドリームカー”ナイト2000”が主人公の、アメリカのドラマです。ナイト2000は、英語では Knight Industries Two Thousand; K.I.T.T. なので、電子頭脳は通称 キットと呼ばれています。キットはマイケルやほかの人間の音声が認識できるし、人工知能によって会話することも可能です。もちろん、アメリカですから、ジョークも理解できます。たしか会話する

月に一度は野菜の日

 今では珍しいと思いますが、大学1年生の時には、賄い(食事)付きの下宿に住んでいました。この下宿は、同じ大学に通っていた、高校の1年先輩がたまたま近所にいて、その先輩の親御さんから紹介して頂きました。  食費込みの1か月の家賃が、3万5千円だったと記憶しています。食事は、朝と夕の二食で、昼はありませんでした。食事は、女性の大家さん(当時50代?)が一人で準備していました。下宿人は、全部で10数名いたので、食事の準備は大変だったと思います。  そのせいもあって、月に一度、夕

『カールじいさんの空飛ぶ家』で号泣

 子供とはちょくちょく一緒に映画に行きました。最初の頃は、ポケモン映画ばっかりでしたが、大画面で見る映画がだんだん好きになってからは、普通の映画も一緒に見るようになりました。『カールじいさんの空飛ぶ家』はCGアニメですが、暇つぶしに子供と見に行きました。  若い頃は、テレビドラマや映画を見て泣くことは全くありませんでした。どんな感動シーンでも、「どうせお芝居でしょ」と冷めた目で見ていました。しかし、加齢とともに涙腺が緩くなり、些細なことでも気づけば目頭が熱くなっています。